「『通貨を売却する時の価格(Bid)』と『通貨を購入する時の価格(Ask)』の差」のこと。
FX会社によって公開されている為替レートは、実際のレートに為替手数料が上乗せされたものであり、つまり投資家の立場から見た時のスプレッドとは、「FX会社に支払う取引手数料(の金額)」と言い換えることができる。
スプレッドは、FX会社によってそれぞれ微妙に設定が異なるものの、現在は「0.3~1.0銭」程度が主流となっている(※「米ドル/円」の取引において)。
以前には「取引手数料」という名目の下、1ロットの取引につき500円前後の手数料が取られていたこともあるが、FX会社間における熾烈な競争の結果、現在も取引手数料を設定している会社は、ほぼ皆無に等しくなった。(ECN方式を採用している業者を除く)
なお、スプレッドは、通貨ペアの取引量が多ければ多いほど狭く、安定する傾向にある。
また、為替レートの変動を利用した取引によって利益を追求するFXにおいて、スプレッドは小さい方が好ましい(=為替手数料が安い)。