『Forex Flex EA』評価
収益性:(4.5)
安定性:(5.0)
信頼性:(4.0)
総合評価
(4.5)☆☆ イチ押し!☆☆
※評価基準の見直しにより、収益性を【5.0→4.5】に下方修正(2018/10/26)
※再評価により、信頼性を【5.0→3.5】へと下方修正(2018/10/26)
※下記理由により、安定性を【4.0→5.0】へと上方修正(2019/07/17)
※下記理由により、信頼性を【3.5→4.0】へと上方修正(2019/07/17)
※評価修正に伴い、総合評価を【4.0→4.5】へと上方修正(2019/07/17)
「信頼性」の再評価について(2018/10/26)
最初にレビューを公開して以来、開発者と何度もメールでのやり取りを重ねてきたが、対応に不誠実さを感じることが多くなっていた。
また、当初は「円建て口座でも問題なく動作する」としていたが、実際には、「円建て口座で変動ロットに設定して運用すると、リスクマネジメント機能が正常に動作せず、明らかに大きすぎるロット数で取引を開始する不具合」が存在することも判明。
そういった事実の積み重ねがあり、ついに今回、「信頼性」の評価を下方修正するに至った。
一方で、EAの成績自体は変わらず堅調であり、「成績」という観点から見た「Forex Flex EA」の評価は、依然として優秀なままだ。ただし、このEAを円建て口座で運用する際には、「固定ロット」に設定して運用することを強く推奨する。
各項目の再評価について(2019/07/17)
有志ユーザーによって開発されたカスタム設定「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」をメイン観察対象に据えてから、既に一年近くが経過しようとしているが、その安定感には目を瞠るものがあり、今なお非常に堅実に実績を積み重ね続けることに成功している。
そのため今回、直近の一年ほどの間に築き上げた実績に鑑み、「安定性」の評価に上方修正を加えることとした。
また、昨秋には、開発者による対応の質を理由に「信頼性」の評価を引き下げるに至っていたが、今回は「信頼性」の項目についても上方修正を加えることにしたい。
開発者による問い合わせへの対応について言えば、基本的に反応は迅速であり、何らかの対応もしてくれる。ただ、その内容が「親切」や「丁寧」とは言い難いものである場合が多いため、「不誠実に見えてしまいがち」だというのが、昨秋以降に得た実感だ。
公式フォーラム上の投稿を見てもその傾向は明らかであるため、対応の “素っ気なさ” は開発者の個性と捉え、対応の質だけを純粋に評価したことで、今回の評価修正へと繋がった。
『Forex Flex EA』基本情報
- 【取引通貨ペア】: ほぼすべての主要な通貨ペア
推奨されている通貨ペア
● 米ドル/円(USDJPY)
● 米ドル/スイスフラン
● 米ドル/カナダドル
● ユーロ/円
● ユーロ/米ドル
● ユーロ/英ポンド
● ユーロ/スイスフラン
● 英ポンド/米ドル
● 豪ドル/米ドル
● NZドル/米ドル
- 【スタイル】: デイトレード ~ スイングトレード
- 【販売価格】: 399.96 ~ 594ドル(最大30日間の返金保証サービスあり)
- 【最低入金額】: 1,000ドル / 10ドル(※マイクロ口座)
- 【推奨入金額】: 非公開
- 【推奨時間足】: 1時間足(H1)/ 4時間足(H4)
- 【推奨レバレッジ倍率】: 非公開
『Forex Flex EA』には、「Flex EA」と「Flex EA + Correlated Hedge EA」の2つのプランが用意されているが、後者には『Correlated Hedge EA』というEAの利用権も含まれるという形で、差別化が図られている。
両プランの特徴を、以下に簡単にまとめてみた。
メンバーシップの特徴
Flex EA | Flex EA + Correlated Hedge EA | |
---|---|---|
価格 | 399.96ドル (定価:1,212ドル) |
594ドル (定価:1,800ドル) |
利用可能なリアル口座数 | 最大1つまで | 最大2つまで |
利用可能なデモ口座数 | 制限なし | |
プリセット戦略の数 | 12種類 |
「価格」の変更について(2021/03/16)
かねてより「現在の価格は暫定的な限定特価であり、将来的に値上げが実施される予定」であることが予告されていたが、先日(2021年2月22日)、ついに値上げが実施されることとなった。
新しい価格は、それぞれクーポンコード使用時で「399.96ドル」と「594ドル」となっており、値上げ前と比べると「20%」ほど価格設定が引き上げられた格好となる。
前回の価格は二年以上も維持されていたものの、またいつ値上げが敢行されないとも限らないため、『Forex Flex EA』の購入を検討している方は、なるべく早めに入手しておいた方が良いかもしれない。
上記のほか、両プランに共通の特権として、「会員専用フォーラムへの完全なアクセス権」が付与されている。
「実は、この会員専用フォーラムの存在こそが、この『Forex Flex EA』最大の魅力ではないのか」と、個人的には確信しつつあるのだが、詳しくは後述したい。
また、どちらのプランを選んだとしても、『Forex Flex EA』に関して受けられるサービスの種類や質については同一だ。つまり、両プランの価格差は、純粋に「利用可能なリアル口座の数」と「Correlated Hedge EAの有無」によるものだと言える。
なお、公式サイト上にも、この『Correlated Hedge EA』に関する情報がまったく見当たらなかったため、開発者に質問を直接ぶつけてみたところ、以下のような返事が返ってきた。
Hi,
There isn't much on Correlated Hedge because Flex has been out performing it the past few months, so there has been no need for it.
It's based off an older version of Flex where it trades a similar way, but its trading twice as much on correlated pairs. It also requires a bit more user initiative in the beginning to get it up and running with good correlated pairs.
Steve
Forex Flex EA Support
要約すると、「Correlated Hedge EAは、古いバージョンのForex Flex EAを基に開発されたEAなんだけど、ここしばらくの間にFlex EAの方がずっと優秀になったので、情報を公開する意味がないんだ」とのこと。
スティーブの言葉を素直に解釈すれば、どうやらCorrelated Hedge EAをわざわざ利用するメリットはあまりないということらしい。彼の正直さには、拍手を贈りたい。
そうだとするならば、もはや「2つ以上のリアル口座を運用する(予定がある)かどうか」だけを自分の心に問えば、自ずとどちらのプランを購入するかは決まることだろう。
また、どちらのプランについても、「24時間&年中無休のサポート」と「無料アップデート権」が含まれているほか、最大30日間の返金保証サービスも提供されている。
返金条件の詳細については明らかにされていないが、“30 day money back guarantee if you're not happy!(もしご不満があれば、最大30日間の返金保証に応じます)” という文面から察するに、とにかく何かしらの「ご不満」さえあれば、期限内なら無条件で返金に応じてくれることだろう。
実際に、購入者から「理由を尋ねられることなく返金の申し込みに応じてくれた」という声も寄せられているので、その点については安心して良いはずだ。
『Forex Flex EA』の特徴
デフォルトで搭載されている多彩な戦略や、各種パラメーターを自由にカスタマイズできる柔軟性の高さは、『Forex Flex EA』を彩る魅力の一つだが、基本的な性質を把握するために、すべての基本となる戦略「Default」について見てみたいと思う。
取引履歴を見る限り、「数時間から十数時間程度の比較的に短い間隔で取引を重ね、そこそこの利益を着実に取りに行く」というデイトレード的な取引スタイルが基本となるようだ。
一方では、数日間にわたりポジションを保有することも珍しくなく、最長で21日間もポジションを維持している。
以前に紹介した『Forex Kore EA』と同様に、スイングトレード的な側面も兼ね備えたEAだと言えるが、取引の頻度に関してはこちらのEAの方が低く、一日あたりの取引回数も多い時で3回と、あまり多くはない。
だが、前述したように、簡単な操作で別の戦略に切り替えられるため、取引の頻度やポジションの保有期間、背負うリスクとリターンのバランスなどは、自分の好みや計画に応じて自由に変更できる。
上で述べた特徴は、あくまでも『Forex Flex EA』の最も基本的な性質に過ぎないのだと理解しておいてほしい。
また、あらゆるチャートと、ほぼすべての主要な通貨ペアに対応しているが、公式には上記の10ペアでの取引が推奨されている。一方で、公式に非推奨の通貨ペアも存在するが、その詳細については、購入後に入手できるマニュアルの中に記載されている。
対応する通貨ペアの数が多ければ多いほど、無条件で優れているという訳ではないが、取引の効率や収益性を追及したり、リスク分散を図ったりする上では、選択肢の数が多いに越したことはないだろう。
デフォルトで搭載されている多彩な戦略
前述した最も基本的な戦略「Default」を含め、全12種類ものカスタム戦略が用意されている。
スキャルピング的な取引スタイルを持つ戦略や、滅多に取引しない代わりに確実な勝利を狙いに行く戦略、マーチンゲール法に似た独自のアルゴリズムを採用するハイリスク・ハイリターンな戦略など、痒いところに手の届くラインナップとなっている。
搭載されている戦略
- Default
3つのカスタム戦略「Super Precise」と「Half Grid」、「Trend Surfer」の要素を兼ね備えたハイブリッドな戦略 - v2Default
初代「Default」を基に開発された新しい取引アルゴリズムを採用した戦略 - Super Precise
滅多に取引を開始しないものの、開始された取引は非常に正確なものとなる戦略 - Scalper settings
市場調整(トレンドの流れに逆行するようにして起こる、反対方向への値動き)において、小さな利鞘の獲得を狙う戦略 - Full Grid
マーチンゲール系EAブームの火付け役とも言える『Forex Hacked』のように、伝統的なマーチンゲール法を採用した戦略 - Half Grid
「Full Grid」と同様にマーチンゲール法を採用しつつも、よりリスクとリターンのバランスを安全な方向に抑えた戦略 - Trend Surfer
「Super Precise」と「Default」に似た特徴を持つ戦略 - Shotgun
やや忙しなく取引が行われることになるが、取引が行われている間はとても上手く機能する戦略 - FlexHybrid
「Default」と同様に最初の取引を開始するものの、それ以後は同様の条件が整った場合にのみバスケット取引が繰り返される。非常に安全な戦略である一方、ポジションの保有期間が数日間、まれに数週間に及ぶこともある - x3Retrace
「Default」が狙うものよりも、さらに少し大きな変動が起こるまで相場を見定める戦略。リトレースメント(相場が全体的な方向性に対して逆方向に振れる現象)の発生を探している間は、最大でも3つまでしか同時に注文を発注しない - x2RetraceSL
「x3Retrace」と非常に良く似た戦略だが、リトレースメント待機中の最大同時注文数は2つまでに制限されているほか、すべての取引に対してストップロスが掛けられる。安全性を求めた分、収益性も低くなっている - BigDefault
「Default」と同様に取引を行うが、より大きな利益確定を狙うよう調整されているほか、ナンピン幅もより大きく設定されている戦略 - ADRDynamic
絶え間なく変動する相場に対応すべく、より動的なアプローチを採用した戦略。通貨ペア毎に過去7日間の移動平均線のデータを基に、常にパラメーターの設定を変更し続ける
上記の中でも特に注目すべきは、やはり「FlexHybrid」だろう。公式サイトを見れば分かるが、戦略に関する説明の文章量と注ぎ込まれている熱量が、明らかに他と一線を画している。
“We're very excited about the potential of this(FlexHybridの潜在能力にかなり興奮している)” という一文からも、この戦略に対する彼らの自信と期待の程がうかがえるが、一行で完結している他の戦略たちは、今どんな気持ちでいるのだろうか。
なお、「Default」、「FlexHybrid」、「BIgDefault」、「ADRDynamic」、「Scalper settings」の5つが、特にユーザーから人気を集めているとのことだ。
百種類を超えるカスタム設定ファイル
戦略の多彩さも『Forex Flex EA』の大きな売りだが、実際にこのEAを運用しているユーザーたちによって、各種パラメーターを独自に調整した設定(.set)ファイルが共有されている点も見逃せない。
既に、公開されている設定ファイルの数は100種類を超えており、すべて会員専用フォーラム上から無料でダウンロードすることができるのだから、まさに大盤振る舞いだ。
それぞれの戦略に対して、それぞれ多数の設定ファイルが公開されているため、「自分でパラメーターをいじったりしたくはないけど、より良い設定にはしておきたい」などという虫の良い話も、このEAにおいては現実となり得るだろう。
バーチャルトレード機能
相場の動向を監視し、より適切なエントリーポイントを探るために搭載されたのが、このバーチャルトレード機能だ。
この機能により、EAはバックグラウンドで「仮想的な取引」を続けることで、つまり、さも実際に取引を行っているものとして相場の動向を監視し続けることで、取引を開始するに最適なタイミングを見極め、そのタイミングで実際に取引を開始することになる。
なお、「Default」においては、各通貨ペアについてそれぞれ6つのバーチャルトレードが実行されることになるが、実行する数を増減させることで、取引の正確性と頻度とのバランスを調整することができる。
自動アップデート機能
『Forex Flex EA』には、自動アップデート機能が搭載されているため、定期的にEAは最新の設定へと更新される。なお、アップデートはすべて無償だ。
また、アップデートが配信されると、MT4(MetaTrader 4)のターミナル画面上に通知が表示されるので、後は通知をクリックするだけでアップデートは自動的に開始される。
刻一刻と状況を変化させ続ける市場の前で、永遠に有効であり続ける「たった一つの冴えた設定」のような都合の良い存在は、まずあり得ない。
それだけに、発売から数年が経った今でも未だに定期的にアップデートが行われているという事実は、素直に評価したい。
会員専用フォーラム
そして、このEAには、購入者限定の専用フォーラム上が用意されているが、このフォーラムの存在をどう評価するかで、このEAに対する評価は大きく変わってくることだろう。
フォーラム上では、公式からの発表やアップデート通知が公開されているほか、EAに関するトラブルや各戦略のパラメーター設定などについて、活発に議論や情報が交わされたりしている。
前述した百種類を超えるカスタム設定ファイルも、すべてこのフォーラム上からダウンロードできるのだが、未だに頻繁に新しい設定ファイルが公開され続けており、その数はまだまだ増え続けることとなりそうだ。
ちなみに、設定ファイルをダウンロードする程度のことならば、英語力もほとんど必要ない。難しい議論や研究はEAや英語に堪能な連中に任せて、ありがたくその美味しい上澄みだけを頂戴してしまえば良いだろう。
なお、『Forex Flex EA』は、MT4に対応するFX会社ならどこでも利用可能だ。
『Forex Flex EA』の成績
下の資産曲線は、開発チームが愛してやまない「FlexHybrid」のものだが、右肩上がりの勾配が実に美しい。
運用されていた半年間での利益は270%を超えており、一ヶ月の平均にならしてみても、20%以上の利益を上げ続けていることになる。通算勝率は64%、プロフィットファクターも「1.90」と、なかなかに優秀だ。
また、赤色と黄色で示された2本の曲線は、それぞれ「確定した残高(証拠金)」と「含み損を差し引いた残高(有効証拠金)」の変動を描いたものだが、両者の開きが狭いほど、安定したシステムだと評価できる。
半年間のうちのごく短い期間、2本の曲線は一度だけ大きく乖離してしまっているものの、それ以外の期間においては、ほぼ完全に重なり続けていることは、評価に値するだろう。
一方で、最大ドローダウンの大きさには些か不安を煽られるが、資産曲線の形を見る限りでは、まずまず「安定している」と評価しても良さそうだ。
より慎重を期すならば、ロット数を減らすことでドローダウンを小さくするのも一つの手だ。当然、収益性も釣られて低くなってしまうが、そこは各自の価値観に任せてリスクとリターンのバランスを取れば良い話だろう。
また、こちらはカスタム設定「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」の成績をグラフ化したもの。
資産曲線の形を見ると、含み損を抱えている時期はやや目立つものの、1年間の運用期間での利益はほぼ150%、1ヶ月あたりの利益が約7.5%、最大ドローダウンは30%以下、通算勝率は67%で、プロフィットファクターも「2.99」と、数字の面からこのシステムを評価すると、やはり堅実で優秀なことが分かる。
『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』の実績
経過観察の結果一覧を追加(2019/08/01)
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | 149.69% | 29.54% | 7.43% | 67% | 2.99 |
第1回 | 149.19% | 29.54% | 6.63% | 65% | 2.86 |
第2回 | 166.56% | 29.54% | 6.25% | 67% | 3.06 |
第3回 | 176.22% | 30.02% | 5.96% | 66% | 2.95 |
第4回 | 169.99% | 30.02% | 5.47% | 65% | 2.39 |
第5回 | 182.18% | 24.86% | 5.15% | 64% | 2.44 |
第6回 | 198.03% | 24.86% | 5.16% | 63% | 2.47 |
第7回 | 214.38% | 24.86% | 5.20% | 63% | 2.52 |
第8回 | 231.08% | 24.86% | 5.04% | 63% | 2.61 |
前回比 | +16.7% | ±0.00% | -0.16% | ±0.0% | +0.09 |
累計 | +81.39% | +4.68% | -2.39% | -4.0% | -0.38 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第6回 | ー | ー |
第7回 | +627.0 pips | +817.58 ドル |
第8回 | +220.4 pips | +834.96 ドル |
前回比 | -406.6 pips | +17.38 ドル |
累計 | +847.4 pips | +1,652.54 ドル |
一方で、「1年間で100回以下」という取引回数の少なさについては、評価が分かれるところだろう。資金効率の良さは望むべくもないが、こつこつと時間を掛けて着実に利益を得ることを狙うならば、魅力的な戦略だ。
短期的な収益性の高さよりも、中長期的に腰を据えて運用できる安定性を求めている人には、かなり現実的な選択肢となり得ると言えるだろう。
『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』の月度別成績
月度別成績の一覧表を追加(2019/08/01)
2019年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | -3.62 | -332.6 | -507.41 |
2月 | +4.51 | +200.5 | +609.47 |
3月 | +2.84 | +71.8 | +401.3 |
4月 | +2.70 | +8.0 | +391.58 |
5月 | +1.47 | +79.3 | +219.65 |
6月 | +3.95 | +547.7 | +597.93 |
7月 | +5.31 | +220.4 | +834.96 |
8月 | ― | ― | ― |
9月 | ― | ― | ― |
10月 | ― | ― | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +17.16 % | +795.1 pips | +2,547.48 USD |
※USD = アメリカドル
なお、『Forex Flex EA』の公式サイト上には、他に幾つものリアル口座でのフォワードテストの成績が公開されているが、すべてを紹介すると切りがないので、ここでは割愛したい。
気になる方は、こちらから公式サイトへ移動し、各自の目で確認してほしい。
ただし、中にはデモ口座で運用されているものや、リアル口座での運用データではあっても、Myfxbookからの認証が得られていないものも幾つか混在しているので、その点には注意した方が良いだろう。
『Forex Flex EA』の信頼性
『Forex Kore EA』のレビューでも触れたが、国内外を問わず、新たにEAを購入するにあたっては、その製品や販売会社が「SCAM(詐欺)」でないかどうかを、しっかりと見極めなくてはならない。
高い評価やレビューの数が多い
『Forex Flex EA』について言えば、製品やサポートの質を高く評価する声に加え、好意的なレビューの数も多い。
発売から既に数年が経過していることもその一因ではあるだろうが、それだけでは、全体的な評価の高さを説明するには足りない。
高評価が多い事実に関して言えば、「仕込まれたサクラによる犯行に違いない」という疑いを完全に否定することはできないが、その反面にある「低評価が少ない」という事実については、製品が本当に優れていることの証左とも取れる。
リアル口座でのフォワードテストの成績が幾つも公開されている
バックテストの成績が大事でないとは決して言わないが、EAの良し悪しを見極める上では、やはりフォワードテストの方がより重要だ。
何故なら、バックテストは過去のデータに意図的にフィッティングさせることで、幾らでも成績を良いように「見せかけられる」が、フォワードテストの結果に手を加え、成績をごまかすことはできない。
『Forex Flex EA』についても、Myfxbook上でリアル口座でのフォワードテストの成績を幾つも公開しており、それらの多くについては、信頼性がMyfxbookによって認証されている。
会員専用フォーラムが用意されており、活発な運営が続いている
何とも魅力的にばかり映る会員専用フォーラムの存在だが、その信頼性については検証されてしかるべきだろう。
もちろん、多大な労力とコストを掛ければ、フォーラムを自作自演で盛り上げ続けることもできるだろうが、そもそも購入者しかアクセスできない専用フォーラム上で、そんな気の遠くなるような労力とコストを投じるに見合うだけの旨味はない。
仮にForex Flex EAが、有料サブスクリプション制を採用しており、会員から継続的な収入を見込めるというのならばまだしも、完全払い切り制を採用している以上、集客の手段としてもあまりにコストパフォーマンスが悪すぎる。
いずれにせよ、もしそんな下らないことに注ぐ労力と時間があるならば、EAの改良にこそ全力を投じてほしいものだ。
そんな訳で、「会員専用フォーラムは本物であり、信頼に値する」と評価して良いだろう。
『Forex Flex EA』の総評
『Forex Flex EA』を一言で評することは難しいが、発売から数年間、継続的にブラッシュアップされてきただけあって、システム全体が高い水準にあることは間違いないだろう。
収益性や安定性、そしてそのバランスなどは、EAを評価する上では重要な指標となるが、このEAに関しては、選択した戦略や適用するパラメーター設定によって、その「顔」をまったく変化させてしまうため、一概にその観点から評価を下すことも難しい。
とはいえ、それも裏を返せば、「設定次第でどうとでもなる」ということであり、「適切に設定さえできれば、自分の理想のEAを創り上げられる」だけの可能性と柔軟性を秘めているということでもある。
ただし、だからといって、「パラメーターの調整とか良く分からない」とか「そういう労力を掛けたくない」という人に、このEAが適していないかというと、決してそういう訳ではない。
そもそもデフォルトで搭載されている戦略が優秀なので、特に難しいことを考えずにそれを運用するだけで、十分な利益の上がりが期待できるはずだ。
さらには、前述したように、会員専用フォーラム上には、非常に多くの設定ファイルが無償で公開されているほか、常に有用な情報が追加されていくため、それらをフルに活用すれば、足りていない知識や経験を十分に補うこともできることだろう。
要するにこのEAは、「自分であくせくと試行錯誤を重ねないと勝てないEA」ではなく、「初期状態でも十分に優秀だが、工夫次第でどこまでも優秀にできるEA」だと言うことだ。
また、製品や販売会社として不審な点がほとんど見当たらない点も、個人的には高く評価したい。
たとえどんなに優秀な成績を残していようとも、どんなに魅力的な機能やサービスを実装していようとも、製品や販売会社が怪しければ、購入する意欲は失せてしまうものだ。
その観点から見ても、『Forex Flex EA』は優秀だと評価して差し支えないだろう。
堅実さと安定を求める手堅い人から、尖った設定でハイリスク・ハイリターンの限界を攻めたいという心の強靭な猛者まで。
『Forex Flex EA』が “刺さる” 人は、間違いなく多いはずだ。
要チェック!
EAの経過観察を更新。検討材料の一つにどうぞ。
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『Forex Flex EA』の購入方法
公式サイトの下の方にある販売プランの一覧から、「ORDER NOW」と書かれたボタンをクリックする
自動的に購入ページに移動するので、各項目それぞれに必要な情報を記入したら「NEXT」ボタンをクリックする
- Membership Type : 購入するメンバーシップの種類を選択する
- Enter coupon code : 割引クーポンコードを入力する
- Payment System : 支払プラットフォームを選択する
- First & Last Name : 「名前 ⇒ 苗字」の順で氏名を入力する
- Your E-Mail Adress : メールアドレスを入力する
- Choose a Username : 任意のユーザーネームを入力する(6文字以上)
- Choose a Password : 任意のパスワードを設定する
- Confirm Your Password : 設定したパスワードを再入力する
販売されているメンバーシップについては前述した通りだが、どちらか購入したい方にチェックを入れれば良い。
また、支払プラットフォームは「PayPal」と「2Checkout」から選択できるので、どちらか好きな方を選んで欲しい。
そして、「Enter coupon code」の項目に、「FLEX67OFF」というクーポンコードを入力し忘れないように。
このクーポンコードを利用しないと、それぞれのメンバーシップを定価で買わなくてはならなくなるので、要注意。
自動的に支払いプラットフォーム側の情報入力ページに移動するので、各項目に必要な情報を記入する
「PayPal」を選択した場合
「2Checkout」を選択した場合
「PayPal」も「2Checkout」も日本語表示に対応しているため、どこの欄に何を入力すれば良いか迷うことはないはずだが、それぞれの項目には、英語での表記ルールに従い、ローマ字で入力しておいた方が良いと思われる。
実際に何か商品が自宅に発送される訳ではないので、日本語で入力したところで問題が生じることもないだろうが、万が一の場合を考えて行動しておいて損はないだろう。
なお、ローマ字表記で情報を入力する際は、以下のまとめを参考にしてほしい。
名前と住所の表記例
東京 太郎 ⇒ 〒163-8001 東京都 新宿区 西新宿2-8-1
神奈川 花子 ⇒ 〒231-8588 神奈川県 横浜市 中区 日本大通1
- First Name : 名前
(例)Taro / Hanako - Last Name : 苗字
(例)Tokyo / Kanagawa - Email : メールアドレス
(例)tokyo-taro@xxxx.com / kanagawa-hanako@xxxx.jp - Country : 国または国籍
(例)Japan - Cell/Mobile : 電話番号の頭の「0」を省略して入力する
(例)090-○○○○-XXXX ⇒ 90-○○○○-XXXX - Address : 市区町村の後に続く住所
(例)Nishi-shinjuku 2-8-1 / Naka-ku Nihon-odori 1 - City/Town : 市区町村
(例)Shinjuku-ku / Yokohama-shi - Zip/Postal Code : 郵便番号
(例)163-8001 / 231-8558 - State/Province : 都道府県
(例)Tokyo-to / Kanagawa-ken
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