Trader's Sun 海外製EA情報

『Trader's Sun』の検証とレビュー

『Trader's Sun』評価

『Trader's Sun

収益性:(3.0)

安定性:(5.0)

信頼性:(4.5)

総合評価

(4.0)☆☆ 注目株! ☆☆

 

『Trader's Sun』基本情報

  • 【取引通貨ペア】: 任意

対応が確認されている通貨ペア

豪ドル/カナダドル(AUDCAD)

豪ドル/NZドル(AUDNZD)

ユーロ/豪ドル(EURAUD)

ユーロ/カナダドル(EURCAD)

ユーロ/スイスフラン(EURCHF)

ユーロ/英ポンド(EURGBP)

ユーロ/米ドル(EURUSD)

英ポンド/カナダドル(GBPCAD)

英ポンド/スイスフラン(GBPCHF)

英ポンド/米ドル(GBPUSD)

米ドル/カナダドル(USDCAD)

米ドル/スイスフラン(USDCHF)

米ドル/円(USDJPY)

  • 【スタイル】: スキャルピング ~ デイトレード
  • 【販売価格】: 269ドル(最大30日間の返金保証サービスあり)
  • 【最低入金額】: 50ドル / 0.01ロット
  • 【推奨入金額】: 200ドル / 0.01ロット
  • 【推奨時間足】: 任意
  • 【推奨レバレッジ倍率】: 非公開

公式フォワードテストの取引履歴を見る限りでは、運用開始から現在に至るまでの四年以上もの間に計「13種類」もの通貨ペアを取引しており、直近の半年間ほどは、そのうち「5種類」から「7種類」ほどを取引していることが分かる。

なお、公式サイト上には「ユーロ/米ドル(EURUSD)」と「米ドル/円(USDJPY)」のみに対応しているかのように表記されているが、今回のレビュー作成にあたり公式サポートに問い合わせを行い、実際にはもっと多くの通貨ペアに対応していることを確認済みだ。

 

元々は「ユーロ/米ドル」と「米ドル/円」に特化したEAとして開発されただけあってか、どちらの通貨ペアも全体の取引量において高い割合を占めているが、とりわけ前者の取引頻度は群を抜いている模様。

また、「ユーロ/スイスフラン(EURCHF)」および「米ドル/カナダドル(USDCAD)」の取引頻度も高く、上記四つの通貨ペアで取引全体のおよそ「80%」を占めている

 

そのほか、最低入金額は「0.01ロット」につき「50ドル」と、かなり少額から取引を行うことが可能だが、出来る限り安全性を高めたいならば、0.01ロットにつき「200ドル」の証拠金を用意することが推奨されるとのことだ。

ちなみに、公式サイト上にもユーザーマニュアル内にも、推奨される「時間足」の設定や「レバレッジ倍率」に関する記述は一切見当たらない

 

メンバーシップの特徴

メンバーシップ
価格 269ドル(単品購入)
405ドル(Trader's Moonと同時購入)
利用可能なリアル口座数 最大1つまで(※)
利用可能なデモ口座数 最大1つまで(※)
返金保証サービス 最長30日間(※返金条件あり)
アップデート保証 無償
ユーザーサポート 24時間 & 年中無休
対応プラットフォーム MT4

 

なお、『Trader's Sun』は、リアル口座とデモ口座のどちらでも利用が可能なのだが、EAに付与されているライセンスは「一つ」だけのため、リアル口座上とデモ口座上で同時に運用することはできない仕様となっているようだ。

また、他の競合製品と同様に、『Trader's Sun』も「最長30日間」の返金保証サービスを提供しており、その条件についても「標準的」と言える範疇の基準に設定されていると言える。

 

We provide a full money-back guarantee during the first 30 days after purchasing. If our EA doesn’t work properly on your account, and we cannot do anything about it, we will return your money.

If a drawdown on your account exceeds 35%, we will also initiate a refund process, on condition that you have used our recommended settings and provided proofs of that.

我々は、購入後30日間の全額返金保証を提供しています。もしEAが口座上で正常に動作せず、また我々がそれについて何の対処もできなかった場合、返金いたします。

あるいは、推奨設定に従って運用していたにもかかわらず、ドローダウンが35%を上回った場合にも、そのことを確認できる証拠を提供していただければ、返金処理を実行いたします。

 

強いて言えば、「そのことを確認できる証拠を提供していただければ」という一文の存在が気になるかもしれないが、「条件付き返金保証」を謳う製品において証拠の提示を求められることは特に珍しくもないことを思えば、そこまで気にすることもないだろう。

 

 

『Trader's Sun』の特徴

『Trader's Sun』の公式サイトは非常に簡素な造りとなっており、一見するとほとんど何も情報が得られなそうにも見えてしまうが、実際には見た目の印象よりもずっと多くの情報が公開されている

その内容についても一歩踏み込んだ "中身のある” ものばかりだったため、さっそく以下に、公式サイトや取引履歴から読み取ることのできた情報について共有していきたい。

 

リスクを避けた「安全設計」の取引ロジック

公式サイトや公式フォワードテストから読み取れる情報を見る限り、『Trader's Sun』は短期的な収益性よりも、長期的な安定性に重きを置いた設計思想の下に開発されたEAだということが分かる。

公式サイトによると、一般的に「ハイリスク・ハイリターン」とされている下記の戦略については、その取引ロジックに採用していないとのことだ。

 

  • マーチンゲール法
  • アベレージング(ナンピン)
  • ヘッジング(両建て取引)

 

実際、取引履歴を分析してみても、上記三つの戦略に基づいて取引が実行されている痕跡は一切見当たらない。

むしろ分析すればするほど、堅実にコツコツと利益を積み上げている印象が強まるほどで、少なくともこの「安全設計」という点に関して言えば、掲げられた看板に偽りはないと見て良いだろう。

 

ブレイクアウト狙いのトレンドフォロー系EA

公式サイト上には、『Trader's Sun』は、「サポートライン(下値支持線)」と「レジスタンスライン(上値抵抗線)」を活用したライントレード的な手法を主軸に据えたEAであることが記載されている。

より具体的には、「サポートレベルとレジスタンスレベルに基づいて市場の動きや方向、発生したトレンドの強さや長さをテクニカルに分析および評価した上で、ファンダメンタルズ分析による評価を加えて、最終的なエントリーのタイミングを決定する」とのことだ。

 

 

実際、取引履歴を見ても、綺麗にトレンドに沿って取引を仕掛けている様子が確認できるほか、通算の取引回数における「買い(ロング)」と「売り(ショート)」の比率を見ても、ほぼ半々と言える割合となっている。

原則的にライントレードは、ブレイクアウトの前後で取引を仕掛ける手法であるため、『Trader's Sun』は、「ブレイクアウト狙いのトレンドフォロー系EA」だと言えるだろう。

 

短時間の取引で利益を細かく積み上げていくスタイル

『Trader's Sun』は、「短期間の取引で小さめの利益を狙っていく」という基本戦略を採っていることは、取引履歴にも明らかであり、分類としては「スキャルピングよりのデイトレード系EA」とも言える。

 

実際、公式サイト上の説明によると、取引あたりの平均損益が「38~33ポイント(3.8~3.3pips)」、平均取引時間が「200分(3時間20分)」になるよう設計されているとのこと。

ただし、公式フォワードテストも開始から五年目を迎えており、本稿の作成時点での平均利益は「9.57pips」、平均損失が「19.58pips」、平均取引時間については「440分(7時間20分)」と、当初の想定値と現在の成績との間にやや乖離が生じるに至っているようだ。

 

2020年6月17日時点での成績

 

とは言うものの、現在の数字についても、まだ十分に「短期間の取引で小さめの利益を狙っていく」という基本戦略の範疇に収まっているものだと言えるだろう。

 

日本時間の「早朝」を狙って集中的に取引を実行

また、『Trader's Sun』が「日本時間の早朝」を狙って積極的に取引を仕掛けていることは、取引利益を分析すれば一目瞭然だ。

 

具体的な数字で言えば、およそ「3,000回」実行された取引のうち「1,400回」程度、割合で言えば全体の約「47%」が、日本時間の「午前3時から午前6時」までの四時間に集中していることとなる。

特に「午前5時」の時間帯への集中は凄まじく、その時間帯だけで全体の約「24%」を占めるほどだ。

 

実際、『Trader's Sun』が、ハイリスク・ハイリターンな戦略を排除した安全設計のEAであることを思えば、「比較的に値動きが穏やかになりやすい時間帯を狙って精力的に取引を仕掛ける」という戦略は、理に適っていると言えるだろう。

 

リスクに応じた三種類の運用モード

『Trader's Sun』には、「Safe(安全)」と「Average(中間)」、および「Aggressive(積極的)」の三種類の運用モードが用意されており、各モードの名称が示す通り、運用における「リスクとリターンのバランス」を調節することが可能だ。

以下は、各モード別の特徴と証拠金額に関する推奨設定。

 

各モード毎の推奨証拠金

  • Safe(最もローリスクな設定): 200ドル / 0.01ロット
  • Average(リスクとリターンとのバランスの取れた設定): 100ドル / 0.01ロット
  • Aggressive(最もハイリスク・ハイリターンな設定): 50ドル / 0.01ロット

 

なお、公式フォワードテストを確認する限りでは、「100ドル」の初期証拠金に対して「0.01ロット」の設定で運用が開始されており、少なくとも最初期においては「Average」モードで運用されていたものと見て良いだろう。

 

 

『Trader's Sun』の成績

安全性を重視した設計のEAだけあって、『Trader's Sun』の公式フォワードテストは既に丸四年間以上の実績を持つのだが、現在もまだ着実なペースで利益を積み上げ続けており、更なる成長の余地を見せている。

長い時間をかけて描かれた資産曲線にも、細かい勝敗を繰り返しながら少しずつ高みに向かって稜線を伸ばし続けている様子が見て取れ、成長の傾向としては『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』や『FXAdept』に近いと言えるだろう。

 

 

「通算利益」の数字は、ついに「300%」の “壁” を突破するに至っており、「通算勝率」と「プロフィットファクター(PF)」についても、それぞれ「74%」と「1.30」となかなかに良好な成績を記録

また、「最大ドローダウン」の値は「27.82%」となっているが、既に運用も五年目に突入したEAとしては、なかなか優秀な水準に維持することに成功していると言えるだろう。

 

一方で、「2.73%」という「平均月利」の数字については、少々の物足りなさを感じてしまうかもしれないが、この原因と理由についてはもう少し詳しく後述したい。

 

最大ドローダウンの推移

 

ちなみに、「最大ドローダウン」の数字については、その堅実な成長ぶりからするとやや大きめな印象を覚えるかとも思われるが、「2017年5月頃」をピークとし、以降は現在に至るまで「10%」以下の “安全圏” に留まり続けている模様。

簡単そうに見えて実は難しい「ローリスク・ローリターン」な運用を、『Trader's Sun』は何年にもわたり確実にこなし続けているようだ。

 

『Trader's Sun』の実績

回数 通算利益 最大DD 平均月利 通算勝率 PF
初レビュ―時 301.65% 27.82% 2.73% 74% 1.30
前回比
累計 ±0.00% ±0.00%
±0.00% ±0.0% ±0.00
回数 損益(pips) 損益(金額)
初レビュ―時
前回比
累計 ±0.0 pips ±0.0 ドル

なお、ほんの少し注意深く取引履歴を見ると、『Trader's Sun』の公式フォワードテストはざっくりと三つの時期に大別することができることに気が付くことだろう。

一つ目が、運用開始からのおよそ二年半にあたる「第一次成長期」。二つ目は、その成長期が終わりを迎えてからの約一年半の期間となる「停滞期」。そして三つ目が、先月の頭から再び始まったばかりの「第二次成長期」だ。

 

第一次成長期(2016年3月~2018年8月)

 

運用の開始直後から始まった「第一次成長期」においては、およそ二年半の間に「通算利益」の数字は「220%」を超えるまでに至っている。

この時点では、まだ「平均月利」についても「4.00%」台を維持しており、安定性を重視した長期運用向けEAとしては、なかなかの好成績を誇っていたと言えるだろう。

 

停滞期(2018年9月~2020年4月)

 

そして、二年間以上にわたり順調に続いていた成長の流れは、「2018年9月」頃を境に停滞の流れへと転じ、その後『Trader's Sun』は、ほぼ一年半にも及ぶ長い「停滞期」を迎えることとなる。

資産曲線を一見すると、以前ほどの好調さは失いつつも、非常に緩やかなペースを維持して成長を続けているようにも見えるが、数字の推移に注目した瞬間、それが単なる目の錯覚だということに気が付く。

 

実際、「通算利益」の数字は、この期間において「20%」程度しか増加しておらず、この “後退もしなければ前進もしない” 間に、「平均月利」の数字についても「2.50%」前後にまで落ち込んでしまうこととなった。

 

第二次成長期(2020年5月~)

 

そうして、停滞期に突入してから異例とも言えるほど長い時間が経過し、「このEAは完全に陳腐化してしまったらしい」と半ば世間が見放しつつあった頃、にわかに事態は急展開を迎えることとなる。

 

長らく終わる気配を見せなかった停滞の流れが、先月の頭になってついに反転

そこから現在に至るまでのおよそ二ヶ月間は、それまでの停滞ぶりが悪い冗談だったかのように好調ぶりの光る成長を再開しており、「通算利益」はこの短期間で「50%」以上の伸びを見せ、「平均月利」に関しても確実に数字が改善されつつある

 

『Trader's Sun』の月度別成績

2020年
 成長率(%) pips  金額(USD)
1月 +2.38 +340.8 +25.62
2月 +0.01 +51.3 +0.07
3月 +0.62 +106.3 +6.80
4月 -1.78 -212.3 -19.76
5月 +10.35 +441.6 +112.67
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
累計 +11.58 % +727.7 pips +125.40 USD

※USD = 米ドル

『Trader's Sun』の年度別成績(※クリックで展開)

2019年
 成長率(%) pips  金額(USD)
1月 +0.90 +146.6 +9.39
2月 -0.81 -40.1 -8.53
3月 +1.09 +177.0 +11.40
4月 +2.15 +315.1 +22.68
5月 +1.90 +293.6 +20.51
6月 -3.18 -297.3 -34.92
7月 +1.38 +240.7 +14.72
8月 -1.93 -151.5 -20.80
9月 +0.72 +149.6 +7.63
10月 +0.87 +166.1 +9.30
11月 -0.75 -18.9 -8.10
12月 +0.91 +151.1 +9.65
累計 +3.25 % +1,132.0 pips +32.93 USD
2018年
 成長率(%) pips  金額(USD)
1月 +6.86 +224.6 +16.80
2月 +4.74 +213.2 +12.41
3月 -2.19 -4.0 -6.01
4月 +3.19 +134.1 +8.55
5月 +8.03 +260.1 +22.22
6月 +2.28 +166.2 +6.81
7月 +0.86 +41.4 +2.63
8月 +7.18 +332.0 +24.62
9月 +0.21 +32.6 +2.12
10月 +0.85 +149.1 +8.79
11月 +1.84 +286.4 +19.17
12月 -1.52 -152.2 -16.13
累計 +32.33 % +1,683.5 pips +101.98 USD
2017年
 成長率(%) pips  金額(USD)
1月 +7.07 +167.1 +11.80
2月 +8.07 +161.3 +14.41
3月 -3.36 -8.0 -6.48
4月 -21.07 -279.8 -39.31
5月 +11.34 +208.3 +16.70
6月 +21.79 +416.8 +35.72
7月 +2.74 +92.6 +5.47
8月 +1.91 +83.5 +3.91
9月 -2.05 +4.4 -4.28
10月 +8.31 +216.5 +17.02
11月 +8.40 +221.6 +18.63
12月 +1.94 +85.5 +4.67
累計 +45.17 % +1,369.8 pips +78.26 USD
2016年
 成長率(%) pips  金額(USD)
1月
2月
3月
4月 -6.70 -53.9 -6.83
5月 +0.47 +27.1 +0.45
6月 -3.55 -11.8 -3.39
7月 +3.95 +61.6 +3.64
8月 -4.13 -22.4 -3.96
9月 +32.50 +375.0 +29.87
10月 +20.49 +313.9 +24.95
11月 +0.76 +36.0 +1.11
12月 +12.82 +243.8 +18.96
累計 +56.61 % +969.3 pips +64.80 USD

実際、先月の「月度別成績」では、「成長率」と「pips」、そして「金額」の全項目において、突然打って変わったかのように “桁違い” の数字を記録しており、特に後者二つについては、どちらも過去最高を更新する好成績を叩き出すに至っている。

さらに言えば、『Trader's Sun』が先月だけで稼ぎ出した利益は、停滞期の真っ盛りにあった昨年一年間で獲得した利益の合計よりも大きいほどだ。

 

客観的に評価しても希望的に観測しても、現在の『Trader's Sun』は、既に「第二次成長期」を迎えていると言えるだろう。

 

 

『Trader's Sun』の信頼性

「旨い話には裏がある」のは世の常だと言えるが、貴重な財産を無駄に失いたくないならば、そのEAが旨そうに見えれば見えるほど「SCAM(詐欺商材)」である可能性を疑ってかかるくらい慎重な心構えでいるべきだと言えるだろう。

今回もその心構えを忘れることなく、『Trader's Sun』の信頼性についてしっかりと評価していくことにしたい。

 

公式フォワードテストが丸四年以上も継続されている

公式フォワードテストの取引履歴を分析する限りでは、取引データに不審な点などは特に見当たらないほか、その成績自体に関しても、運用期間の全体を通じてかなり “現実味のある” 内容となっていることが分かる。

そもそも取引データに手を加えるならば、もっと多くの人目をもっと強烈に惹き付けるように成績を派手に演出するだろうことを考えても、良く言えば「堅実」、悪く言えば「地味」な『Trader's Sun』の成績が捏造されたものである可能性は、非常に低いと言えるだろう。

 

さらに言えば、そういった不正行為を未然に防ぐために実装されているのがMyfxbookによる「二段階認証システム」であり、『Trader's Sun』も当然のようにそのシステムからの承認を受けている。

「論より証拠」とはよく言ったものだが、「公式フォワードテストが既に四年以上も継続されている」という事実は、『Trader's Sun』の信頼性を評価する上では、最高に説得力のある「証拠」だと言えるだろう。

 

第三者機関(FPA)によるフォワードテスト監視を受けている

 

MyfxbookやFXBlueなどの第三者機関の存在は、公開されているフォワードテスト成績の信頼性を担保する上で非常に重大な役割を果たすものだが、残念ながら「悪質な方法を用いれば、彼らの目を欺くことは可能」と言わざるを得ないのが実状だ。

そこで、FX関連では世界最大級の口コミサイトとして有名な「Forex Peace Army(FPA)」では、そういった特に悪質な不正の監視システムを提供しており、『Trader's Sun』は、そのシステムを利用してFPAによる監視を受け続けている

 

 

この監視システムにおいては、「フォワードテストの実施者はFPAに対して「MT4口座への閲覧専用パスワード」を提供する必要があり、FPAはそのパスワードを用いて取引データに不正な改竄が加えられたかどうかを監視している」とのことだ。

実際にFPAの公式サイトを少し巡回してみれば、少しでも不穏な動きや不審な点が見られたEAに対して、FPAがはっきりと指摘あるいは批判している光景をすぐに確認できることだろう。

 

なお、現在までのところ、『Trader's Sun』のフォワードテストにおいて不正行為が行われた事実や形跡などは一切確認されていない模様。

「信頼性」や「公平性」において定評のあるMyfxbookとFPAによる “二重チェック” を突破しているという事実に関しては、素直に高く評価して良いはずだろう。

 

EAのロジックについて具体的な情報を公開している

海外製EAの界隈では、そのEAとは直接関係のない情報や、関係はあってもごく表面的な情報しか公開していない製品も多く、「仕様や特徴、取引のロジックやアルゴリズムなどについて、具体的な情報まで公開している」というだけで評価に値すると言える。

前述した通り『Trader's Sun』は、搭載しているロジックなどについて具体的な内容にまで踏み込んで言及しており、その観点から採点すれば、間違いなく “合格ライン” は超えていると言って良いだろう。

 

また、「マーチンゲール法」や「アベレージング」、「ヘッジング」など、ハイリスク・ハイリターンとされる手法とは無縁の安全設計を謳っているが、取引履歴を確認する限りでは、その看板に偽りはないように見受けられることも、先に述べた通りだ。

一方、平均損益や平均取引時間に関しては、四年以上にも及ぶ時間経過の中で、設計上の値と実際の値との間にある程度の乖離が生じてしまってはいるものの、市場の動きを完璧に予測することが不可能な以上、それは仕方のないことだと言えるだろう。

 

いずれにせよ、『Trader's Sun』が製品としての「透明性」を大事にしようとしている点は紛れもない事実であり、その姿勢に対しては好意的に評価したい。

 

最長30日間の返金保証を提供している

多くの競合製品と同様に、この『Trader's Sun』も「最長30日間の条件付き返金保証」を購入者に対して提供している。

「最長30日間」かつ「条件付き」の返金保証については、どちらかと言うと「高く評価できる点」というよりかは「達成されるべき最低基準」に近いと言えるかもしれないが、満たされるべき基準がきちんと満たされている点については、素直に高く評価して良いはずだ。

 

We provide a full money-back guarantee during the first 30 days after purchasing. If our EA doesn’t work properly on your account, and we cannot do anything about it, we will return your money.

If a drawdown on your account exceeds 35%, we will also initiate a refund process, on condition that you have used our recommended settings and provided proofs of that.

我々は、購入後30日間の全額返金保証を提供しています。もしEAが口座上で正常に動作せず、また我々がそれについて何の対処もできなかった場合、返金いたします。

あるいは、推奨設定に従って運用していたにもかかわらず、ドローダウンが35%を上回った場合にも、そのことを確認できる証拠を提供していただければ、返金処理を実行いたします。

 

なお、一口に「返金保証が提供されている」と言っても、返金処理における「対応の品質」や、条件付きならばその「条件の内容」についても、評価されるべきだろう。

公開されている返金条件を見る限り、取り立てて不審な点や問題のある内容は見当たらず、ごく一般的な基準の範疇に収まるものであることは、前述した通りだ。

 

また、『FXAdept』や『FXAutoPips』と同じく販売や諸々のサポート対応を「ForexStore」という海外のEA販売サイトに委託していることについては、以前に別のレビューでも紹介したが、『Trader's Sun』も同様に同じサイトを利用している。

度重なる問い合わせを行った上での実感として、同サイトのサポート品質は高く評価できるものだと言えるため、その返金対応においても、少なくとも理不尽な理由で拒絶されたり、意味不明な物言いで煙に巻かれたりするようなことにはならないはずだ。

 

レビュー件数が十分あり、概ね高評価を得ている

世の中にEAはごまんとあれど、第三者によるレビューがまともに存在しないEAも、決して少なくはない

更に言えば、レビューは存在しているものの軒並み評価が振るわなかったり、酷い時には「SCAM(詐欺商材)」認定を受けたりしている光景なども、そう珍しいものではないと言える。

 

その観点から『Trader's Sun』を見た場合、比較的にレビュー件数は多く、全体的にもまずまずの高評価を得ていると言えるだろう。

より厳密に言えば、前述の「停滞期」中に公開されたレビューだったこともあり、「過去のある時期までの収益性」については一定の評価は受けつつも、「直近の期間における収益性」あるいは「将来的な成長の見込み」を懸念する声が目立つ

 

一方、EAとしての「安定性」や「信頼性」といった点に関しては、概ねどのレビューにおいても比較的に高く評価されており、長所と短所についてはかなり妥当な評価を得ているように思われる。

なお、多くのレビューで指摘されていた「収益性」や「将来性」についても、先月頃から再びの「成長期」を迎えたことで、今後その評価が好転していく可能性は十分にあると言えるだろう。

 

実際の利用者による口コミが見当たらない

多くのレビューがオンライン上で公開されている一方で、実際にそのEAを運用した経験のあるユーザーによる口コミについては、今回調べた限りでは一件たりとも確認することができなかった

EAの実力のみならずその信頼性を評価する上で、口コミは非常に重要な判断材料の一つになり得るだけに、まさに「残念」の一言に尽きるばかりだ。

 

ただし、「レビューはされていても、口コミは投稿されていない」というEAの存在は、良くも悪くもそう珍しいものではないため、『Trader's Sun』だけを取り立てて問題視する必要はないとも言える。

とは言うものの、「信頼性を客観的に見極めるための重要なパーツの一つが欠けている」という事実は事実として、正当に総合評価から減点されるべきだろう。

 

 

『Trader's Sun』の総評

「じっくりと腰を据えた中長期的な運用のできるEAを探し求めている人にとって、『Trader's Sun』はかなり有力な選択肢となり得ることだろう」というのが、今回こうして様々な観点から評価と分析を行った上での最終的な結論だ。

「収益性」よりも「安定性」を重視した成長ぶりという点では、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』や『FXAdept』などと同系統の存在だと言えるだろう。

 

Traders Sunの成績データ

2020年6月24日時点での『Trader's Sun』の成績

 

また実際、「細かいロスカットを厭うことなく実行しつつ、より多くの小さな勝利を着実に積み重ねていく」という堅実な取引スタイルは、理屈としては簡単に聞こえるが、現実にそれを実行することはそんなに簡単なことではない。

である以上、長い停滞期に苦しめられるまでのおよそ二年半にわたり、その “簡単ではないこと” を着実に実行し続けていた『Trader's Sun』の実績は、純粋に評価に値するものだと言えるだろう。

 

 

なお、見方を少し変えれば、その停滞期における『Trader's Sun』に対する評価も大きく変わってくるように思われる。

というのも、『Trader's Sun』がほぼ全くと言って良いほど成績を悪化も改善もさせなかった期間においては、多くの投資家を市場から撤退させるに至ったような大きな “事件” も何度か起きているからだ。

 

つまり、「成績が完全に停滞していた」という事実は、裏を返せば「市場のリスクが非常に高まっている時期においても、成績を一定に保ち続けてみせた」ということであり、『Trader's Sun』が高い「安定性」を実現していることの証明であるとも言える。

「ハイリスク・ハイリターン系EA」のような「短期的かつ爆発的な収益性」は望むべくもないが、可能な限り投資からギャンブル性を排除したいならば、『Trader's Sun』はその期待に大いに応えてくれることだろう。

 

正直なところ、一年半にもわたって文字通りの「停滞」を続けていた数ヶ月前までは、既にEAとしての “終わり” を迎えてしまっていたものとほとんど諦めかけており、レビューの公開も見送っていただけに、今回の復活劇については素直に嬉しく思う。

さらに喜ばしいことには、ようやく目覚めた “眠れる獅子” の成長ぶりには目覚ましいものがあり、その先行きも “Sun(太陽)” のように明るいものとなりそうだ。

 

 

『Trader's Sun』の購入方法

公式サイト下部にある「BUY」と書かれたボタンをクリックする

 

 

各項目に必要な情報をすべて記入し、「次へ」をクリックする

 

「支払通貨」については、利用するクレジットカードに合わせて任意の通貨を選んでもらえれば良いが、多くの場合は「JPY(日本円)」を選択することになるだろう。

また、「PayPal」や「Wire Transfer(電信送金)」による支払いにも対応している。

 

 

注文情報に間違いがないかを確認し、「Place order」ボタンをクリックする

「Place order(注文する)」ボタンをクリックすれば、注文完了。

 

 

購入者特典について

 

なお、当サイトを通じて『Trader's Sun』を購入していただいた方には、EAの販売会社との連絡の仲介などまでを含め、全般に関して30日間のサポートをいたします

さらに、当サイトが推奨するFX会社の口座でEAを運用された場合、無期限の永久サポートをいたします。

 

購入者特典について、詳しくはこちら

 

 

また、希望者には、『Trader's Sun』のユーザーマニュアルを和訳したオリジナルPDFファイルもプレゼント

「海外製EAには興味があるのに、英語力に自信がない」という方のために立ち上げたこのサイト。ぜひこの機会にご活用あれ。

 

 

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