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EA業界に見る海外と国内との「差」

投稿日:2018年8月10日 更新日:

 

「導入や運用に手間のかかる海外製EAを、何故わざわざ利用するのか」

 

実に、ごもっともな疑問だ。

確かに、国内で販売されているEAのほとんどは、製作者が日本人なのだから、導入から運用、その後のサポート対応に至るまで、日本語以外の言語能力が求められることはない。

「日本語さえ操れれば、ほとんどの問題は遅かれ早かれ解決できる」という利便性の高さは、英語を苦手とする人の多い日本においては、何物にも代えがたい魅力とさえ言えることだろう。

 

さて、そこで話は冒頭の問いにまで戻る訳なのだが、その疑問に対する私の答えは、至ってシンプルだ。

 

「それに見合うだけの価値があるから」

 

ただ、この一言に尽きる。

 

サラリーマンが階段を上るイラスト

 

そもそもの話として、FXの世界における日本の立ち位置は、残念ながら “後進国” にあたると言える。

長らく米国や欧州の一部が先進国として君臨し続けており、その市場規模も、日本の比ではない。当然、個人から企業までを含めば、市場に提供されているEAの数も種類も桁違いだ。

 

また、特定の分野に限った話ではなく一般論として、スポーツでもテクノロジーでも文化でも何でも、基本的にはそれに携わる人数が多く、またその期間も長いほど、洗練されていく傾向にある訳だが、当然、FXだけがその法則から逃れられるという道理もないだろう。

 

 

その結果、かどうかまでを立証することはできないが、一つの事実として、「海外製EAの方が、国内製EAよりも性能や機能に優れたものが多い」と断言できる。

公開されている成績同士を実際に見比べてみても、その所感は変わらない。

 

もちろん、国内製EAの中にも、海外製EAと同等以上に優れた製品が存在していることまでを否定するつもりは毛頭ないが、海外製EAの方が全体的な水準は高く、より粒が揃っていることは、客観的なデータが証明している。

 

そろそろ、「何だよ、海外製EAの太鼓持ちかよ」などと悪態を吐かれそうな気もするが、そうではない。ただ、少しだけ想像してみてほしい。

日本語という “閉じられた” 言語だけで構成されるコミュニティと、英語という “開かれた” 言語によって構成されるコミュニティとでは、所属する人間の数はもちろん、そこで生み出される製品の数も質も、当然に後者の方が上回るだろうことは、決して想像に難くないはずだ。

 

欧州の地図の画像

 

また、国内では、未だにバックテストの成績だけしか公開していないEAをしばしば目にするが、今や海外においては、フォワードテストの成績をも公開することが常識となっている。

フォワードテストの成績が公開されていない時点で、「このEAは怪しい」と思わされるほどに一般的な不文律となっているほどだ。

 

公開されているフォワードテスト成績の信憑性を疑問視する声もあるかもしれないが、その気になれば幾らでも都合の良いように成績を捏造できるバックテストよりは、根本的な信頼性は高いと言えるだろう。

少なくとも、Myfxbookに公開されている公式フォワードテストの成績は、第三者機関によって信頼性が担保されている場合が多いため、そういった意味でも信頼に値すると評価できる。

 

 

そのほか、海外製EAの世界の方が、全体的に返金保証サービスが整えられている点についても、高く評価して良いだろう。

その手厚さは、まず国内ではお目にかかることのできない「最大60日間の無条件返金保証」を提供しているEAも実在し、実際にその約束が守られているほどだ。

 

もちろん、SCAM(詐欺商材)を販売しているような悪質な個人や会社に当たれば、返金保証が果たされないという点では、国内と海外に何の差もない。

ただし、口コミやレビューを見る限りでは、海外ではきちんと返金が果たされる場合の方が多いようだ。ネガティブな情報の方が集まりやすいインターネット上でも、返金保証に関しては、むしろ全体的にポジティブな評価の方が多いくらいだ。

 

「EAの成績自体は良くなかったけど、返金対応は実にスムーズだった」

 

というのは、海外では良く耳にする声の一つなのだが、この評価がすべてを物語っているようにも思える。

 

 

一方で、“言語の壁” というものの分厚さには、如何ともしがたいものがあることも認めざるを得ない。

 

何せ、英語と日本語とでは、インターネット上に存在している情報量の桁がまったく違う。ただでさえ時間と労力の掛かる情報検索という作業において、不得手な言語で記された莫大な量の資料を目の前にしたら、誰だって尻込みするに違いない。

これだけの魅力を備えた海外製EAが、未だに国内ではほとんど普及していないのも、ひとえにその所為に他ならないだろう。「理解できないものの価値を理解しろ」という方が、酷な話だ。

 

幸いある程度は英語に不自由しない身として、これからも「良いものは良い」と声高に叫び続けていきたい。

 

 

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