およそ五ヶ月ぶりの更新
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『Easy Walker Fx』の検証とレビュー
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前々回の劇的な成長の流れに乗り、そのまま堅実に成績を伸ばし続けてみせた前回の『Easy Walker Fx』。
諸般の事情で前回の経過観察からだいぶ間が空いてしまったが、はたして期間中、どのような成績を推移させていたのだろうか。
逆境を逆手にとって急成長
結論から言ってしまえば、前回から今回までのおよそ五ヶ月の間、『Easy Walker Fx』は「安定」や「安泰」という言葉とは程遠い道程を歩んできたことは、資産曲線の形にも一目瞭然だろう。
昨年末は、「英国総選挙」の余波による為替相場の混乱に巻き込まれて成績を劇的に悪化させるEAが激増した時期だったが、結果的に『Easy Walker Fx』もその流れに追従する形となっていた。
一方、成績の急落直後から先月の上旬頃まで、数ヶ月間をかけて苦戦しながらも着実に損失を取り戻し続けていたのだが、折しも先月の中頃から「コロナショック」による悪影響が本格的に広がり始めると、状況は一変することとなる。
昨年末以上に不安定な相場が続き、通常よりもリスクがかなり増大している状況を逆手に取って急成長を開始。
特に今月に入ってからの成長速度には目を瞠るものがあり、瞬く間にそれまでの損失を取り戻すや否や、一気に「通算利益」の最高記録を更新してみせると、現在もやや数字は落としつつも好調な成績を維持し続けている。
『Easy Walker Fx』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 462.54% | 28.97% | 2.70% | 71% | 1.12 |
第1回 | 550.86% | 28.97% | 2.84% | 71% | 1.14 |
第2回 | 608.81% | 28.97% | 2.88% | 71% | 1.15 |
第3回 | 674.55% | 28.97% | 2.83% | 72% | 1.15 |
前回比 | +65.74% | ±0.00% | -0.05% | +1.0% | ±0.00 |
累計 | +212.01% | ±0.00% | +0.13% | ±0.0% | +0.03 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第1回 | +247.3 pips | ー |
第2回 | +163.8 pips | ー |
第3回 | +218.7 pips | |
前回比 | +54.9 pips | ー |
累計 | +629.8 pips | ー |
また、「通算利益」の “V字回復” ぶりもさることながら、やはり「通算勝率」の数字が改善している点にも着目すべきだろう。
前回から今回までの期間が、まさに『Eaxy Walker Fx』にとって “山あり谷あり” を絵に描いたような苦しい期間だったことを思えば、険しい状況の続く中でも確実に勝ち星の方を多く拾い上げてきたことの意味は、間違いなく大きい。
その意味では、それだけの状況下に置かれてなお「最大ドローダウン」値を更新させなかった点についても、同様に評価されてしかるべきだと言える。
『Easy Walker Fx』の月度別成績
2020年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(AUD) | |
1月 | +7.05 | +135.2 | ― |
2月 | +9.07 | +126.4 | ― |
3月 | ― | ― | ― |
4月 | ― | ― | ― |
5月 | ― | ― | ― |
6月 | ― | ― | ― |
7月 | ― | ― | ― |
8月 | ― | ― | ― |
9月 | ― | ― | ― |
10月 | ― | ― | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +16.12 % | +261.6 pips | ― |
※AUD = オーストラリアドル
なお、五ヶ月近い時間をかけて結構な乱高下を経てきた割に、容易に変動しがちな「平均月利」と「プロフィットファクター(PF)」の成績については、「微減」ないし「維持」に留まっていることにも気が付く。
その多少の “事故” では大して動じることのない姿には、公式フォワードテストが積み上げてきた「六年間」という時間の長さを思い知らされるばかりだ。
今回の総評
「もう一波乱くらい起きそうだから、もう少しだけ様子を見よう」と思い続けているうちに、経過観察を更新するタイミングを完全に見失ってしまい途方に暮れていたが、幸いなことに今回、「待った甲斐があった」と思わせてくれる “波乱” を巻き起こしてくれた。
確かに、不定期に成績の急落に見舞われるきらいはあるものの、たとえ時間が掛かろうとも、最終的には急落で失った以上の利益を取り戻し続けてきた実力は伊達じゃないと言えるだろう。
ちなみに、表示されている資産曲線だけをそのまま見れば、『Easy Walker Fx』はかなり成績の上下が激しく、どちらかと言えば「不安定なEA」という印象を覚えるかもしれないが、それもMyfxbookの仕様が生んだある種の「錯覚」だと言える。
『Easy Walker Fx』の公式フォワードテスト運用期間が、既に六年を数えていることについては、前述した通りだ。
そして、運用期間が長くなるほど、資産曲線の長さも増していくことになる訳だが、残念ながら、Myfxbook上の「グラフ表示用のスペース」の幅までもがそれに応じて広がっていく訳ではない。
結果として、資産曲線はどんどんと横方向に圧縮されて表示されるようになるため、実際の実際よりも遥かに大きく変動しているかのように見えるようになってしまう、という寸法だ。
その影響によって、見かけ上の折れ線の形にどれほどの差が生じているかについては、上二枚の画像を見比べれば理解してもらえるに違いないだろう。
いよいよ運用開始から「七年目」を迎えた『Easy Walker Fx』だが、幾度となく一進一退を繰り返しながらも着実に高みを目指して歩み続ける様は、まさに “easy walker(気ままに散歩する人” といった風情だろう。
気まぐれに道草を食いながらも、気付けばいつも前に進んでいるこのEAの行く末を、引き続き見守り続けたい。
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