レビュー後、初の経過観察
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『Trader's Sun』の検証とレビュー
『Trader's Sun』評価 『Trader's Sun』 収益性：（3.0） 安定性：（5.0） 信頼性：（4.5） 総合評価 （4.0）☆☆ 注目株！ ☆☆ ...
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先日、中長期的かつ堅実な運用に適した “安全設計” のEAとして『Trader's Sun』を紹介してから、早一ヶ月。
今回が初の経過観察となる訳だが、『Trader's Sun』はこの記念すべき回を、はたしてどのような幕開けで飾ることとなったのだろうか。
ペースを落としつつも着実に前進
今回の『Trader's Sun』について言えば、「元々の設計思想に沿った非常に安定感のある手堅い成長ぶり」だったと言えるだろう。
残念ながら今回、先月および先々月に見せた急激な成長の流れは一旦の落ち着きを見せることとなったようだが、それでも直近一年ほどの間における月間利益の平均的な水準は確実に上回っており、根本的な調子の良さが窺える。
実際、「通算利益」の伸び幅は、先月や先々月の伸び具合に比べるとだいぶ控えめな数字となっていることは、否定しようのない事実だと言える。
とは言うものの、つい三ヶ月ほど前まで一年と八ヶ月ほど続いた停滞期では、僅か「20%」程度しか利益を積み上げられていなかった事実を見れば、現在の『Trader's Sun』が、明らかに成長の流れに乗っていることは間違いないと言えるだろう。
一方で、「平均月利」の数字には若干の減少が見られるが、先々月から先月にかけての二ヶ月間で劇的な成長を遂げた際に、「平均月利」の数字も大きく改善されていたため、ある意味ではその “反動” だとも言えるかもしれない。
『Trader's Sun』の実績
| 回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
|---|---|---|---|---|---|
| 初レビュ―時 | 301.65% | 27.82% | 2.73% | 74% | 1.30 |
| 第１回 | 309.75% | 27.82% | 2.71% | 74% | 1.30 |
| 前回比 | +8.10% | ±0.00% | -0.02% | ±0.0% | ±0.00 |
| 累計 | +8.10% | ±0.00% |
-0.02% | ±0.0% | ±0.00 |
| 回数 | 損益（pips） | 損益（金額） |
|---|---|---|
| 初レビュ―時 | ー | ー |
| 第１回 | +34.3 pips | +25.70 ドル |
| 前回比 | ー | ー |
| 累計 | +34.3 pips | +25.70 ドル |
なお、「プロフィットファクター（PF）」や「通算勝率」の数字は前回から微動だにしていない様子が見て取れるが、少々成績が上下した程度では全く影響が見られない辺りに、『Trader's Sun』の運用期間の長さが感じられる。
ちなみに、今回も「最大ドローダウン」の数字が更新されそうになることはなく、取引履歴を確認する限りでは、直近の期間においても非常に安定していたようだ。
上のグラフは『Trader's Sun』のドローダウン水準の推移を示したものだが、「2017年5月」頃に数字が更新されたのを最後に、現在に至るまでドローダウンの “膨張” を非常に上手く制御し続けている様子が見て取れることだろう。
『Trader's Sun』の月度別成績
| 2020年 | |||
|---|---|---|---|
| 成長率（%） | pips | 金額（USD） | |
| 1月 | +2.38 | +340.8 | +25.62 |
| 2月 | +0.01 | +51.3 | +0.07 |
| 3月 | +0.62 | +106.3 | +6.80 |
| 4月 | -1.78 | -212.3 | -19.76 |
| 5月 | +10.35 | +441.6 | +112.67 |
| 6月 | +6.20 | +326.8 | +74.51 |
| 7月 | ー | ー | ー |
| 8月 | ー | ー | ー |
| 9月 | ー | ー | ー |
| 10月 | ー | ー | ー |
| 11月 | ー | ー | ー |
| 12月 | ー | ー | ー |
| 累計 | +17.78 % | +1,054.5 pips | +199.91 USD |
※USD = 米ドル
なお、「月度別成績」を眺めると、「pips」と「金額」の両方において、先月および先々月の成績が頭一つ抜けていることは一目瞭然だ。
今月も残すところあと一日だが、現時点での成績について言えば、今月の数字も過去の水準と照らし合わせる限りでは、まずまずの好記録と言って良いだろう。
今回の総評
記念すべきデビュー戦を華々しい好成績で飾ることはできなかったものの、『Trader's Sun』は今回も高い安定感を維持しつつ着実に利益を積み上げており、再出発の一歩目としては十分に及第点と言える成長ぶりを見せる結果となった。
むしろ、先月や先々月に見せた圧倒的な急成長の方こそが、一年半以上も続いた長い停滞期に対する “反動” であり “特例” だったと言えるのかもしれない。
2020年7月30日時点での『Trader's Sun』の成績
とは言うものの、一方ではこれまでの取引履歴を分析すると、過去にも先月や先々月と同じくらいの好調ぶりを発揮していた時期は確実に存在していることが分かる。
だとするならば、現在の『Trader's Sun』については「再び停滞の流れに捕まってしまった」というよりも、「成長期と成長期との合間に発生する安定期にある」と見た方が良さそうだ。
勿論、ここから緩やかに停滞期へと再突入してしまう可能性も否定しきれないのだが、小さく勝敗を繰り返しながらも着実に上へと昇り続けている直近の様子に関しては、「停滞」というよりかは「安定」と表現すべきだろう。
いずれにせよ、『Trader's Sun』というEAは元々、短期的かつ爆発的な収益性を求めて設計されている訳ではないため、ごく短期的な好不調に対して、あまり過敏に反応しない方が良いのかもしれない。
少なくとも、「中長期的な運用向けEA」としては決して悪くない成長ぶりを維持している以上、どっしりと腰を据えて長い目で行く末を見守っていくことにしたい。
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