「為替レートが急激に変動した場合などに、注文された価格での決済をFX会社が拒否し、決済可能な価格を再提示する行為」のこと。
リクオートは、「requote」という英単語の発音をカタカナ表記した言葉であり、直訳すると「再び値付けをする」という意味となる。
再提示される価格は、本来の注文価格よりも投資家に不利なものである場合が多い上に、再提示された価格で決済するかどうかを考えている間にも相場は刻一刻と変動するため、折角の利食いの機会を逃してしまうどころか、下手をすれば損失を被る羽目にもなりかねない。
そのため、リクオートは、「FX会社が保身のために意図的に引き起こす一種の約定拒否」であるとも言える。
なお、リクオートやグレーアウト、ストップ狩りなど投資家にとって不利な手口は、どれも「DD方式」においてのみ発生するため、それらを嫌って「NDD方式」を採用するFX会社を選択する投資家も増えている。