「価格の変動率」のこと。
「ある一定期間において、どれだけ値動きの幅があるか」を示した指標のことであり、基本的にボラティリティが高い相場の方が、より大きな為替差益を得やすいとされている。しばしば、「ボラ」と略称される。
変動率が高い、つまり広い値幅の中で値動きしている場合には「ボラが高い」とか「ボラがある」、その逆の場合には「ボラが低い」とか「ボラがない」などと表現される。
また、ボラティリティには、「インプライドボラティリティ(IV)」と「ヒストリカルボラティリティ(HV)」の二種類がある。
前者は、将来のボラティリティの変動率を予測した指標であり、「予測変動率」とも呼ばれる。一方で後者は「歴史的変動率」とも呼ばれ、過去のデータに基づいて統計的に算出される指標であり、FXにおいてボラティリティと言えば、通常こちらのことを指す。
ボラティリティを計算するためのテクニカル指標としては、「ボリンジャ―バンド」などが有名である。