“疑惑” の好成長、その後や如何に
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前々回以降、非常に順調な成長を遂げている『FXGoodway』だが、前回の経過観察では、最大ドローダウンに関するとある “疑惑” が浮上した。
今回、その件について公式から回答を得られたため、成績の推移を確認するとともに、情報を共有したいと思う。
勢いは弱まったものの、好調な成長ぶりは維持
通算利益の数字は、さらに好ましい伸びを見せており、資産曲線の推移からも、前回から続く危なげない成長ぶりが窺える。
一方で、成長の速度について言えば、先月はややペースを落としているため、それに釣られる形で、平均月利の値も低下する形となった。
ただし、運用期間がまだあまり長くないこともあり、短期的な成績が、平均月利の数字に顕著に反映され易いことに加え、勢いが弱まったとは言え、堅実にプラス成長自体は続けていることを思えば、許容範囲の内だと言えるだろう。
また、プロフィットファクター(PF)の値を、初めてのレビュー以来、着実に増加させ続けている点も立派だ。
『FXGoodway』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 232.06% | 36.33% | 26.13% | 71% | 2.25 |
第1回 | 288.70% | 36.33% | 24.50% | 71% | 2.28 |
第2回 | 324.43% | 36.33% | 21.23% | 72% | 2.33 |
第3回 | 345.45% | 36.33% | 19.29% | 72% | 2.36 |
前回比 | +21.02% | ±0.0% | -1.94% | ±0.0% | +0.03 |
累計 | +113.39% | ±0.0% | -6.84% | +1.0% | +0.11 |
前述した成長ペースの落ち着き具合については、先月の月間獲得利益の数字を見れば、はっきりと伝わることだろう。
先月は、過去最低の成長率を記録することとなったが、EAという製品の性質上、多かれ少なかれ好不調の波に遊ばれてしまうのは、避けようのないことだと言える。
なお、確かに “過去最低” とは言え、「4.51%」という数字は、決して非難されるべきほどに悪いものではない。
とは言うものの、これまでの成長ぶりからすると、物足りなく感じてしまうのも、また事実だろう。
月間獲得利益の推移
2018年 | 2019年 | |
---|---|---|
1月 | ― | +15.19% |
2月 | ― | +4.51% |
3月 | ― | ― |
4月 | ― | ― |
5月 | ― | ― |
6月 | ― | ― |
7月 | +25.01% | ― |
8月 | +44.53% | ― |
9月 | +24.55% | ― |
10月 | +24.85% | ― |
11月 | +15.63% | ― |
12月 | +8.9% | ― |
累計 | +143.47% | +19.7% |
さて、冒頭でも軽く触れたが、前回の経過観察において、「公式フォワードテストの成績データ上に表示されている最大ドローダウン値が、急激に改善される」という現象の発生が確認されたことは、まだ記憶に新しい。
そこで今回、上記の現象について、直接『FXGoodway』の公式サポートに確認を取ったところ、以下のような回答を得られた。
What you're asking about happened because of some glitch of Myfxbook. For some reason it doesn't show the drawdown correctly.
Probably it calculates the percentage of the drawdown based on our current deposit. We did not change anything from our side.
(最大ドローダウンの表示値が、急激に改善された)現象は、Myfxbook上で発生した何らかの問題に起因しており、最大ドローダウン値は、何らかの理由で適切に表示されていません。
恐らくは、ドローダウンのパーセンテージ(%)は、現在の証拠金に基づいて計算されているものと思われます。我々の方からは、(Myfxbookの設定について)一切の変更は行っていません。
回答の要旨を一言でまとめると、「Myfxbook側のシステム上の問題が原因であり、我々による何らかの意図的な操作の結果ではない」ということのようだ。
なお、ほとんど同じ時期に、同様の現象が『Forex Flex EA』においても確認されているのだが、やはり同EAの公式サポートからも、同様の回答を得ることとなっている。
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今回の総評
幸いなことに、『FXGoodway』は、前回に続き今回も全体的に好ましい成長を果たし、月間獲得利益における “連勝記録” も、さらに一つ伸びる結果となった。
加えて、前回は、いきなり降って湧いたような “疑惑” のせいで、折角の好成長を素直に評価できず、いま一つすっきりしない感じで終わってしまったが、それだけに今回、その疑惑が一旦の解決を見せたことも、素直に喜びたいところだ。
一方で、敢えて懸念を挙げるとすれば、成長ペースに鈍化の兆しが見えつつあることだろうか。
先月の月間獲得利益が、過去最低の「4.51%」に終わったことは前述した通りだが、本稿作成の時点における今月の数字は、「4.58%」となっており、やはり低調の様相を呈している。
とは言うものの、このごく短い期間の成績だけを以て、「EAが停滞期に突入した」と結論付けるのは、間違いなく時期尚早だろう。そもそも、ここから月末までに一気に成績を改善させる可能性も、まだ十分に残されているはずだ。
運用期間こそ長くはないものの、安定して好調な成績を維持し続けている『FXGoodway』だが、はたしてその快進撃は、いつまで続くのだろうか。
濃くなりつつある “停滞” の気配が杞憂に終わることを願いつつ、引き続きの経過観察に勤しむことにしたい。
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