非常に素晴らしい成長を遂げた前回
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『Easy Walker Fx』の検証とレビュー
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『Easy Walker Fx』経過観察 その1|全盛期を彷彿とさせる好成長
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前回、全盛期を彷彿とさせるような勢いの成長を見せ、今年に入ってからの半年間ほどの間に生じた遅れを、一息に挽回することに成功した『Easy Walker Fx』。
直近までの傾向から、急成長後の大きな “揺り戻し” の発生も懸念されていたが、はたして今回はどのような成長を遂げることとなったのか。早速、確認していくことにしたい。
通算利益において「過去最高値」を更新
実に喜ばしいことに『Easy Walker Fx』は今回、上述した懸念を他所に、前回の好成長にも迫るような素晴らしい成長ぶりを見せる格好となった。
資産曲線を見ても分かるように、前回から変わらぬ勢いで右肩上がりの成長は続いており、ついには通算利益の数字も過去最高値を更新するに至っている。
それに伴い、平均月利およびプロフィットファクター(PF)の値についても前回に続いてのプラス成長を達成。
通算利益はともかくとして、既に運用期間が六年近くにもなるフォワードテストにおいて、この二項目の数字どちらもが二回連続で改善されたことは、素直に評価に値すると言えるだろう。
『Easy Walker Fx』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 462.54% | 28.97% | 2.70% | 71% | 1.12 |
第1回 | 550.86% | 28.97% | 2.84% | 71% | 1.14 |
第2回 | 608.81% | 28.97% | 2.88% | 71% | 1.15 |
前回比 | +57.95% | ±0.0% | +0.04% | ±0.0% | +0.01 |
累計 | +146.27% | ±0.0% | +0.18% | ±0.0% | +0.03 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第1回 | +247.3 pips | ー |
第2回 | +163.8 pips | ー |
前回比 | -83.5 pips | ー |
累計 | +411.1 pips | ±0.0 豪ドル |
なお、前回から今回までの期間における勝率もかなり良かったのだが、累計の取引回数が既に5,000回を超えているため、今回は通算勝率に変動は見られず。
最大ドローダウン値についても、直近の期間は更新が危ぶまれるような事態とは無縁の “安定期” となったようだ。
また、損益についても、前回の成績には及ばなかったものの、ここ最近の『Easy Walker Fx』としてはまずまずの好成績を残すことに成功している。
『Easy Walker Fx』の月度別成績
2019年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(AUD) | |
1月 | -10.23 | -103.8 | ― |
2月 | -5.97 | -24.9 | ― |
3月 | -4.84 | +7.8 | ― |
4月 | +1.46 | +69.4 | ― |
5月 | +8.13 | +151.0 | ― |
6月 | +1.11 | +16.4 | ― |
7月 | -0.43 | +31.7 | ― |
8月 | +7.01 | +117.3 | ― |
9月 | +6.51 | +97.3 | ― |
10月 | +2.13 | +54.3 | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +4.88 % | +416.5 pips | ― |
※AUD = オーストラリアドル
月度別成績についても同様のことが言え、過去に最も良い成長を見せていた時期の成績には及ばないものの、ここ最近における成績としては、十分に及第点を与えられる数字だと言えるだろう。
なお、その調子の良さは今月に入っても持続されており、あくまで本稿の作成時点における話だが、「成長率」と「pips」の両方において、“今年最高値” の更新をも十分に狙える位置につけている。
今回の総評
今年に入ってからの半年ほどの間は、「停滞期」あるいは「衰退期」とさえ呼ぶべきような苦境の続いていた『Easy Walker Fx』だが、前回および今回の成長ぶりを見る限りでは、既に現在は再びの「成長期」に入ったと見て良いだろう。
運用開始から五年半も過ぎれば、今回のような “危機” が訪れるのも必然であり、実際、過去にも何度か似たような状況にも陥っている訳だが、幸いにもと言うべきか、流石と言うべきか、今回も無事に乗り越えてくれたようだ。
なお、『Easy Walker Fx』は、正しく「スキャルピング系EA」と呼ぶに相応しいEAだけに、一回の取引あたりの利益は「10pips未満」となる場合が大半を占めている。
そのため、『Easy Walker Fx』にも、「コツコツと積み上げた利益が、一回の大きな損失によって吹き飛んでしまう」というスキャルピング系EAに共通の弱点が存在しているのだが、その弱点については、上手に対処されている印象だ。
すべてのポジションには「-30.0 pips」というストップロス値が設定されているのだが、過去の取引履歴を見ると、この設定が的確に “防波堤” の役割を果たしており、短期間で一気に大崩れするような最悪の事態を未然に防いでいることが分かる。
その一方では、上手く流れに乗って大きく成長する実力も備えている『Easy Walker Fx』は、攻守ともにバランスの取れた堅実なEAだと言えるだろう。
発売されてから既に六年近くになる今でさえも、まだまだ大きな成長の余地と可能性を感じさせ、実際に結果を残し続けている『Easy Walker Fx』。
この “古強者” の行く末に注目しつつ、今後も気長に経過を見守っていくことにしたい。
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