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FXコラム

FXトレードにおけるレバレッジとリスク

投稿日:2018年8月8日 更新日:

 

数ある投資対象の中から、FX(外国為替)を好んで選ぶ投資家が後を絶えないのは、ひとえに「レバレッジ」という仕組みの存在があまりに魅力的だからだろう。

 

「レバレッジ(leverage)」という単語は、しばしば「てこの原理」あるいは「てこの作用」などと直訳されるが、その名が示す通りこの仕組みは、「小さなお金(=少額の元手)で、より大きなお金を動かす(=多額の資金を運用する)」ことを可能にしている。

 

てこの原理の画像

 

などという話は、わざわざこのサイトにまで足を運ぶような奇特な方々には「釈迦に説法」でしかないだろうが、何事にも前提の共有というものは重要だろう。

 

 

さて、社交辞令じみた挨拶を卒なく終えたところで速やかに本題に移りたいのだが、このレバレッジ、はたしていつ頃から “ハイリスク・ハイリターンの象徴” のような扱いを受けるようになってしまったのだろうか。

 

「レバレッジを大きく利かせた資産運用よりも、ノーレバレッジで資産を運用する方が安全」

 

インターネット上に無数に存在する情報サイトを見回しても、こういった言説が、さも “絶対的な唯一の真実” であるかのように幅を利かせている光景をしばしば目の当たりにするが、これは確かに正しくもあり、そしてまったく正しくもない

上述のような意見は、レバレッジという仕組みを一方向からだけ見た場合の意見であり、別の方向から捉えると、レバレッジは、その姿と印象を大きく変えることとなる。

 

 

基本的な話として、レバレッジを利かせて取引を行う場合には、主に以下の2通りが考えられる。

 

  1. 証拠金の許す限界まで、大きなポジション(ロット数)を持つ場合
  2. 証拠金に対して、一定比率の大きさのポジション(ロット数)を持つ場合

 

実は、ハイレバレッジ運用で相当なハイリスクを背負うことになるのは、①のパターンのみだと言える。

 

通貨ペア:米ドル/円 25倍 500倍
証拠金 1,000,000円
1ロットあたりの価格 60,000円 3,000円
最大保有ロット数 16ロット 333ロット
余剰証拠金 40,000円 1,000円
1pipsの値動きの影響 16,000円(1,000円 × 16lot) 330,000円(1,000円 × 333lot)

※1ロット=100,000通貨で計算

上の表は、①のパターンにおいて、それぞれレバレッジ倍率を25倍と500倍に設定した場合における取引条件の差を示したものだが、赤文字で強調された部分に特に注目してほしい。

 

100万円の証拠金目いっぱいにポジションを建てようとした場合、前者は16ロットで限界を迎えてしまうのに対し、後者の場合では、実に20倍以上となる333ロットという巨大なポジションを保有することができる。

そして、保有するロット数が増えれば増えるほど、1pipsの値動きから受ける影響も当然に大きくなる訳だが、その差は一目瞭然だ。

 

25倍設定で運用していた場合は、「1万6000円」で済んでいたところが、500倍設定の場合には、一気に「33万円」にまでその数字が跳ね上がることになる。

予測した通りに相場が動けば何の問題もないが、たった1pipsだけ予想に反した動きを見せた瞬間に、即座にロスカットが執行され、場合によっては多額の追証を求められることにもなってしまう。

 

これが、世間一般に「ハイレバレッジでの運用はハイリスクだ」と言われる所以であり、確かに何も間違ってはいない

 

 

一方で、下の表は、②のパターンにおける取引条件の差を示したものだが、話を分かりやすくするため、今回は保有するポジションの大きさを10ロットとした。

 

通貨ペア:米ドル/円 25倍 500倍
証拠金 1,000,000円
1ロットあたりの価格 60,000円 3,000円
10ロット保有の必要額 600,000円 30,000円
余剰証拠金 400,000円 970,000円
1pipsの値動きの影響 10,000円(1,000円 × 10lot)

※1ロット=100,000通貨で計算

保有するポジションの大きさはどちらも同じだから、1pipsの値動きから受ける影響は、当然どちらも「1万円」となる。

そして、余剰証拠金については、25倍設定の時には「40万円」しか残らなかったところが、500倍設定においては、およそ2.4倍に相当する「97万円」が残高となる

 

どちらの方が、より激しい値動きにも耐え得るかについては、もはや敢えて結論を言葉にする必要すらないだろう。

 

つまり、「同額の証拠金に対して、同じロット数を所有する場合」には、ハイレバレッジ設定の方が、間違いなくよりローリスクな運用が可能となる。

言い換えれば、証拠金残高の状況に応じて、常に適切なポジションの大きさを堅持することができれば、ハイレバレッジ運用は、むしろ「ノーレバレッジ運用よりもかなり安全」ということになる訳だ。

 

海外FX会社は、そのレバレッジ倍率の上限が国内FX会社よりも遥かに高く設定されていることから、「最大25倍までに制限されている国内FX会社の方が安全」などと指摘する声も聞かれるが、それは大きな間違いだと言わざるを得ない。

むしろ、国内では採用されていない場合も多い「ゼロカットシステム」も、海外では当たり前のように実装されているため、そういった意味でも海外FX会社の方が安全だと言えるだろう。

 

 

とはいえ、①のパターンにおいては、間違いなく「ハイレバレッジ設定の方が危険」であることにも、何ら疑う余地は残されていない

 

結局のところ、レバレッジという仕組みの本質が “諸刃の剣” だという事実に変わりはないのだが、使う側の心掛け次第では、一種の “安全装置” として働かせることも可能という訳だ。

このまったく正反対の性質を上手く使い分けられるかどうかで、トレーダーとしての力量が問われることになるだろう。

 

 

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