先月の売れ筋ＥＡランキング vol.18【2020年7月期】

前回、直近における目覚しい成長ぶりとは裏腹にいま一つ順位の振るわなかった『Forex Diamond』だったが、今回は「八ヶ月ぶり二度目の優勝」という最高の形で一ヶ月を終える結果となった。

なお、実際のところ先月の成績に関して言えば、まさに絶好調だった先々月の反動かいま一つ伸び悩んでしまう格好とはなっているものの、先々月の成績に対する “正当な評価” が、ようやく今回少し遅れて順位となって表れた形だと言えるだろう。

直近の数ヶ月間は、「コロナ禍」による混乱に翻弄されることとなった『Forex Diamond』だったが、その負の流れもようやく一段落を見せ、本来の実力を再び発揮しだした今、更なる飛躍に期待して良さそうだ。

前回、「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」の破綻という事件があったにもかかわらず、第二位という好成績を収めるに至った『Forex Flex EA』が、今回も流石の根強い人気ぶりを発揮し、再び同じ順位で一ヶ月間の競争を締め括る結果となった。

また、新たなメインおよびサブ観察対象は、どちらも直近の期間において順調な成長ぶりを見せており、改めて今回『Forex Flex EA』のEAとしての「層の厚さ」が実証される形となったと言えるだろう。

なお、その「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」についても、既に再始動を果たしていることは前回にも指摘した通りだが、直近においても慎重さの光る非常に着実なペースで成長を続けており、早くもその潜在的な実力の片鱗を見せ始めているようだ。

前回のランキングにおいて、およそ一年ぶりとなる優勝を飾ってみせた『Forex Gump EA』だったが、残念ながら一年以上ぶりとなる “連覇” を達成するまでには至らず、今回は第三位というまずまずの好成績でフィニッシュ。

一方で、先々月には及ばないまでも「ハイリスク・ハイリターン系EA」らしい十分な利益を得つつ、「コロナ期」の到来に合わせるようにして膨れ上がりっぱなしだった含み損をほとんど解消させている様子が、直近の取引履歴から読み取れる。

前回から順位を二つほど落としたとは言うものの、直近における『Forex Gump EA』の成績は決して悪くはなく、むしろ「リスクとリターンのバランス」の良さが際立つ好成績だったと言えるだろう。

前回、競合製品たちの躍進と “新参者” の乱入により、あわやランキング圏外へと追いやられかけていた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』が、今回は意地を見せて一つ順位を上げ、第四位の座を奪取してみせた格好となった。

なお、先月の成長ぶりに関して言えば、小さな成長と後退の流れを繰り返しながら、ジグザグを描くようにして徐々に利益を大きく積み上げており、非常に『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』らしいものだったと言えるだろう。

直近の期間においても持ち前の高い安定感を発揮し、今年に入ってからは初、通算でも八ヶ月ぶりとなる三ヶ月連続での月間黒字を達成しているところを見ても、ここに来てようやく本来の調子を取り戻したと見て良さそうだ。

前回のランキングにおいては、レビューが公開されたばかりの『Trader's Sun』が準優勝を掻っ攫う結果となっていたが、今回はその “姉妹品” であり、やはり新たにレビューされたばかりの『Trader's Moon』が、第五位にランクイン。

ちなみに、『Trader's Sun』が中長期的な運用を前提にした「安全設計」のEAだったのに対し、『Trader's Moon』は「マーチンゲール法」を主軸に据えた「ハイリスク・ハイリターン系EA」として、ある意味で対になるような存在として開発されている。

少なくとも現時点までの『Trader's Moon』について言えば、リスクとリターンのバランスを上手く制御することに成功しているように見受けられ、将来的かつ潜在的な収益性の高さを感じさせる成長ぶりを見せていると言えるだろう。