先月の売れ筋ＥＡランキング vol.16【2020年5月期】

およそ一年半ぶりとなる大型バージョンアップを行い、更なる高みを目指して再出発を切った『Forex Flex EA』が今回、相も変わらずの高い人気を維持し、前回に続き再びの優勝を飾ること相成った。

実際、メイン観察対象としている「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」は、先月も持ち前の堅実さを如何なく発揮し、不安定な世情とは裏腹にとても安定した足取りで着実に成績を上積みしてみせている。

一方、今月に入った途端、ついに「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」も混迷する市場の “餌食” となった挙句に口座を破綻させてしまっており、当ランキングにおける破竹の快進撃にも今後は陰りが見えることとなるかもしれない。

前回、前々回と連続して第二位の座に着いていた『Forex Gump EA』が、直近の期間においても相変わらずの “安定感のある不安定さ” を感じられる成長ぶりを見せ、今回も前回と同じ順位に収まる結果となった。

なお、前回は「一定期間にわたり大きな含み益を抱え続ける」という非常に珍しい状況にあった『Forex Gump EA』だったが、既に現在は「ある程度以上に大きな含み損を抱え続ける」というごく見慣れた状態に戻っている。

また、「コロナ禍」の影響で高まるリスクと呼応するように、『Forex Gump EA』はここしばらく成長速度を加速させているが、その “しっぺ返し” のリスクを恐れない攻めの姿勢は、正しく「ハイリスク・ハイリターン系EAをしている」と言えるだろう。

前回、思わぬ伏兵の予想外に奮闘ぶりに押し出される形で、下から二番目という不本意だろう位置に収まっていた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』が、今回は再び順位を一つ上げ、第三位の席を奪取する形となった。

なお、ここ最近の『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』が、久方ぶりの停滞期に苦しめられていたことは前回に指摘した通りだが、残念ながら現在も、その状況に劇的な変化などは見られないままでいる。

とは言うものの、ごく直近になってからは、相変わらず一進一退を繰り返しながらも着実に成績を回復させ続けるなど、そう遠くない未来に停滞期を脱する予兆も見せているのは、不幸中の幸いだと言えるだろう。

前回、僅か五つしかない席を巡る熾烈な争いに敗れ、惜しくもランキング圏外となってしまっていた『Forex Diamond』が、今回はしっかりと余裕をもって勝ち切り、見事に第四位の座に返り咲いてみせた。

実際、直近の期間における『Forex Diamond』の成長ぶりにはなかなかのものがあり、今年の三月中旬に「コロナ禍」の煽りを受けて負った大きな “怪我”を、ごく短期間の間に九割方まで快癒させることに成功している。

ここ最近の資産曲線が推移する様子を見ても、いわゆる「コロナ期」に入るまでと同様の成長ぶりを見せているが、再び不安定な流れに引きずり込まれることなく、このままの調子を維持してくれるかには注目が集まるところだ。

レビューを公開した直後のランキングで華々しくデビューを飾った矢先、「コロナ禍」の罠にかかり成績を急激に悪化させ、表舞台から姿を消していた『FXCharger』が、今回久方ぶりのランクインを果たす格好となった。

実際、成績の急落後は一ヶ月以上もの間、再起に向けた “勝機” の訪れをじっと息を潜めて待ち続けていたのだが、いざ活動を再開してからは良好な調子を維持しており、今日まで順調に成績を回復させてきている。

なお、『FXCharger』は元々「ハイリスク・ハイリターン系EA」に属するが、現在は迅速な損失回復を図るべく、リスク設定を大幅に引き上げて運用されており、一つの大きな正念場を迎えていると言えるだろう。