「現金を直接用いることのない支払いを行う(=現金輸送を伴わない決済をする)」こと。
物品や権利などの売買が行われた際、「債権者(受け取る権利を持つ人)」と「債務者(受け渡す義務を持つ人)」との間で、直接現金のやり取りが交わされるのが一般的だが、両者が互いに遠方に住んでいる場合などには、それも難しくなる。
そういった場合に、「銀行や郵便局などの金融機関を仲介人として間に挟み、その支払いの代行(=代金の立替え)を委託することで、売買を行った当事者間で直接現金のやり取りを交わす必要をなくす仕組み」のこと。
この仕組みにより、利用者は遠隔地間での現金輸送に伴う危険や不便などを省くことができるほか、仲介人は支払い業務の仲介手数料を得ることができる。
この支払関係が国内のみで完結している場合を「内国為替」、国外にも及んでいる場合には「外国為替」と言う。