先月の売れ筋ＥＡランキング vol.3【2019年4月期】

長きに渡る停滞期に苦しめられ、あまり順位も振るわずにいた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』が、停滞期からの脱出を契機に勢力を着実に伸ばし、見事に今回、二連覇中の王者を抑え初めて首位の座を奪取するに至った。

半年以上にも及ぶ長い停滞期を、低空飛行ながらも決して致命傷は負わず、“軽傷” のまま乗り切った後、それまでの遅れを取り戻すかのように目覚ましい成長を遂げ、「長期運用に適したEA」としての確かな実力を示したことで、多くの人気を集める格好となったようだ。

元々が “一歩下がって二歩進む” を地で行く、「中長期的な運用」を前提としたEAであるため、今後も一時的な停滞や後退に見舞われることはままあると思われるが、いずれ再びその停滞をばねにして、さらなる高みへと昇ってくれることだろう。

前回と前々回の覇者となった『Forex Gump EA』も、ついに今回、その王座を簒奪され、盤石かと思われた三連覇を惜しくも逃してしまう結果となった。

実際、先月の中頃までは首位の座を守り続けていたのだが、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』が後半に見せた劇的な勢いの追い上げからは逃れ切れず、最後の最後で僅差での逆転を許してしまった形だ。

しかしながら今回も、短期的な収益力の高さが売りの「ハイリスク・ハイリターン系EA」を求める人々からの人気は衰えを見せておらず、その需要は相変わらず高い水準を保っている。

前回、前々回と「準優勝」の誉れを得た『Forex Flex EA』だったが、首位の座に大胆に割り込んだ『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』に押し出される形で、今回は第三位へと一つ順位を落とす形となった。

とは言うものの、その成績については、前回までと変わらず「安定」と「堅実」を絵に描いたような成長曲線を維持し、着実に成績を伸ばし続けることに成功しており、その人気にも未だに翳りは見えない。

また、現時点では、メイン観察対象である「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」に加え、サブ観察対象の「Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3」についても実に順調な成長を見せており、ここに来て、改めてEAとしての「潜在能力の高さ」が証明されつつあると言える。

当サイトが取り上げたEAの中でも屈指の「ハイリスク・ハイリターン系EA」と言える『Forex Kore EA』が、順位こそ一つ落としたものの、前回に引き続いてのランクインを果たす結果となった。

先日、突如として公式フォワードテストの更新が再開されることとなった『Forex Kore EA』だが、残念ながら現在は、再び情報の更新が停止しており、最新の情報が得られない状態が続いている。

しかしながら、過去の成績は思わず目を瞠るような収益性の高さを示しており、そのリスクの高さを差し引いても、多くの人々から人気を集めているのも、むべなるかなといったところだろう。

上位陣が派手に鎬を削り合っている傍らで、地道にこつこつと勢力を拡大し続けた『FXGoodway』が今回、多くの競合製品を出し抜き、初のランクインを果たすに至った。

成績については、「スイングトレード系EA」らしく派手さにこそ欠けるものの、時間を掛けて着実に数字を伸ばし続けており、その堅実な振る舞いは “陰の実力者” といった風情だ。

現時点では、「スイングトレード系EA」としての人気と注目度において、『Forex Flex EA』のカスタム設定である「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」に及んでいないものの、今後の成績次第では、上位争いにも十分に食い込み得ることだろう。