先月の売れ筋ＥＡランキング vol.5【2019年6月期】

常に優勝争いに絡みながらもいつも後一歩が及ばず、勝者たちの後塵を拝し続けてて来た『Forex Flex EA』だったが、その “無冠の実力者” がついに今回、他の優勝候補を見事に抑え切り、悲願の初優勝を果たす結果となった。

経過観察の対象としている二種類のカスタム戦略は、それぞれ「スイングトレード」ないし「スキャルピング」を軸にする全く異なる戦略だが、そのどちらもが現在進行形で良好な成績を示し続けているという事実に、このEAの「潜在能力の高さ」が表れていると言えるだろう。

高い安定感を誇る「メイン観察対象」を評価する人々に加えて、ここ最近にかけてとみに調子を上げている「サブ観察対象」を評価する人々からの票も多く集まりだしたことが、今回の “戦” における最大の勝因となったようだ。

確かな実力を備えた「ハイリスク・ハイリターン系EA」として、相変わらず安定した高い人気を維持し続けている『Forex Gump EA』が、今回のランキングにおいても、危なげなく首位に次ぐ順位に着地することとなった。

成績についても、先月こそやや調子の落ち込みが見られたものの、最終的にはしっかりと黒字で一ヶ月を締め括っており、「ハイリスク・ハイリターン系EA」の名に恥じぬ最低限以上の成績も堅持することに成功している。

また、「評価損益が膨らみ易い」という特性から、基本的には常に安定感に欠けていると言えるが、ある一定水準までの間で巧みにその “不安定さ“ をコントロールしており、その辺りの「バランス感覚」も、人気を集める要因の一つとなっているようだ。

前回、前々回と破竹の勢いで連覇を成し遂げた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』だったが、今回はその勢いを保つことができずに順位を落とすこととなり、最終的に第三位の座に収まる結果となった。

直近の成績を一言で評するならば「一歩進んで一歩下がる」といったところだが、短期あるいは長期的に「成長期」と「停滞期」を交互に繰り返し、「七転び八起き」を地で行く成長サイクルを持つこのEAとしては、現在の停滞も “既定路線” の範疇だと言えるだろう。

なお、停滞期を抜けた直後からの目覚ましい急成長が、先日の連覇における大きな原動力となったこともあり、いずれ再び調子が上向けば、また自ずと順位も引き上げられることになりそうだ。

上位陣の争いにこそ食い込めていないものの、気が付けば完全にランキングの常連となっていた『Forex Kore EA』が、前回および前々回に続いて、第四位での入賞を果たすこととなった。

なお、先月についても、「収益性」を何よりも重視する人々からコツコツと得票を稼ぎ続けてのランクインとなった訳だが、今月以降もこれまでの調子を維持し続けるのは、至難の業となりそうだ。

というのも、『Forex Kore EA』は先月の中頃、公式フォワードテストを「破綻」という形で突発的に終了させている。この “悲しい事故” が、このEAの購入を少なからぬ人々に躊躇させるだろうことは、想像に難くないだろう。

他の “人気者” たちの陰に隠れるようにして、地道に成績と人気を伸ばし続けてきた『Forex inControl Reborn』が、ついに今回、多くの競合製品たちを抑え、第五位の座に滑り込むことに成功した。

直近の成績について言えば、特に非の打ちどころはなく、安定して調子の良い状態が続いており、むしろその調子の良さに、「何か裏があるのでは」と不安を煽られてしまうほどだ。

今回のランクインが “まぐれ当たりの一回” に終わるのか、“連続ヒットの一本目” となるのかは未知数だが、このEAがこれまで着実に票を稼ぎ続けてきているだけに、後者の道を辿る可能性は十分にあると言えるだろう。