レビュー後では初の経過観察
-
『Easy Walker Fx』の検証とレビュー
『Easy Walker Fx』評価 『Easy Walker Fx』 収益性:(3.0) 安定性:(4.0) 信頼性:(5.0) 総合評価 (4.0 ...
続きを見る
先日のレビューにおいては、『Easy Walker Fx』の公式フォワードテストが、既に五年半近くもの間、一度も破綻することなく継続し続けていることを伝えたが、あれからさらに二ヶ月。
更新予定が渋滞して思いのほか遅くなってしまったが、早速この二ヶ月間でどのように成績が推移したかを確認していくことにしたい。
全盛期を彷彿とさせる目覚ましい好成長
結論から述べるならば、『Easy Walker Fx』にとって直近の二ヶ月間は、まさしく “飛躍” の期間と相成ったと言えるだろう。
小規模な一進一退を繰り返しながらも、要所要所で大幅な成長の機会を逃さず捉え続け、ついに今回、通算利益の数字において過去最高記録を更新するに至った。
資産曲線を見ると分かるように、今年一月から四月にかけては、過去最大級の「停滞期」あるいは「衰退期」にあった『Easy Walker Fx』だったが、今年五月頃を境に状況は一変。
損失を一日でも早く取り戻さんというばかりの目覚ましい速度で成長を再開し、現在に至るまでの数ヶ月の間にまさに文字通りの “V字回復” を実現している。
その好成長ぶりを証明するかのように、平均月利や通算勝率、プロフィットファクターなど、その他の項目についてもすべてプラス成長を遂げており、前回から今回にかけて遂げた成長の内容は、客観的に見ても最良の部類に入るものだと言えるだろう。
『Easy Walker Fx』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 462.54% | 28.97% | 2.70% | 71% | 1.12 |
第1回 | 550.86% | 28.97% | 2.84% | 71% | 1.14 |
前回比 | +88.32% | ±0.0% | +0.14% | ±0.0% | +0.02 |
累計 | +88.32% | ±0.0% | +0.14% | ±0.0% | +0.02 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第1回 | +247.3 pips | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | +247.3 pips | ±0.0 豪ドル |
また、残念ながら公式フォワードテストにおいては、口座残高や有効証拠金に関するデータが非公開とされているため、「金額」という観点から収益性について分析することはできないが、より本質的に重要な「pips」に焦点を絞って見ていくことにしたい。
『Easy Walker Fx』は今回、直近の二ヶ月間で「247.3pips」の利益を獲得することに成功しているが、その内訳としては、七月と八月にかけての二ヶ月弱に得た利益と、今月に入ってからの一週間ほどの間に得た利益が、ちょうど半分ずつ位という形になっている。
確定した成績ではないため、下掲の月度別成績にはまだ記入されていないが、『Easy Walker Fx』は、今月もまだ三分の二を残した時点で既に「110pips」近い利益を上げている辺りにも、その調子の良さが窺えるだろう。
『Easy Walker Fx』の月度別成績
2019年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(AUD) | |
1月 | -10.23 | -103.8 | ― |
2月 | -5.97 | -24.9 | ― |
3月 | -4.84 | +7.8 | ― |
4月 | +1.46 | +69.4 | ― |
5月 | +8.13 | +151.0 | ― |
6月 | +1.11 | +16.4 | ― |
7月 | -0.43 | +31.7 | ― |
8月 | +7.01 | +117.3 | ― |
9月 | ― | ― | ― |
10月 | ― | ― | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | -3.76 % | +264.9 pips | ― |
※AUD = オーストラリアドル
無論、投資である以上、残りの数週間で成績を大きく悪化させないとも言い切れないが、ここしばらくの成績を見る限りでは、そういった望まない結果となる可能性は、あまり高くはなさそうだ。
いずれにせよ、期間の長短はあれど、『Easy Walker Fx』は「一時的に成績を悪化させても、最終的にはそれを上回る成長を遂げる」という成長サイクルを繰り返してきているため、短期的な成績の好不調に一喜一憂するのは得策ではないだろう。
今回の総評
大小無数の勝敗を繰り返しながら常に成績を一進一退させているため、短期的に見れば不安定な印象も覚えてしまうかもしれないが、長期的に見ると堅実かつ着実に成長を重ねてきており、その安定性はかなり高いと評価できる。
そんな『Easy Walker Fx』の特性を一言で表すならば、「七転び八起き」という表現が最も当て嵌まると言えるだろう。その意味においては、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』と同類の存在だ。
一方、直近の数ヶ月間において、顕著に全盛期の勢いを取り戻しつつあるとは言え、「短期的な収益性」という観点から見ると、まだ幾らか物足りない印象は否めないだろう。
ただし、短期的に大きな利益を得るためには相応のリスクも伴うものだが、少なくとも現在の『Easy Walker Fx』に関して言えば、「リスクに見合った収益性」あるいは「収益性に相応のリスク」を上手く実現させているように見受けられる。
また、前述したように現在の『Easy Walker Fx』は上り調子であるため、懸念されている収益性についても、時間の経過と共に改善されていく可能性には十分に期待できるはずだ。
もし『Easy Walker Fx』がかつての “勢い” を取り戻したならば、長期的な安定性と収益性とをさらに高い次元で両立させた「長期運用を前提にしたEA」として、多くの人々にとってより魅力的な選択肢となることだろう。
初の経過観察から、さっそく今後に大きな期待を抱かせてくれる成長の軌跡を見せてくれた『Easy Walker Fx』だが、流石に五年半以上も公式フォワードテストを破綻させていないだけあって、やはりその潜在的な実力は確かなようだ。
更なる成長に期待しつつ、引き続き経過の観察を続けることにしたい。
ランキングに参加しています。応援よろしくお願いします。