先月の売れ筋ＥＡランキング vol.11【2019年12月期】

ここ最近は上位に着けつつも、あと一つのところで王座からは遠ざかっていた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』だったが、ついに今回、自身半年ぶりとなる首位に返り咲き、2019年を「優勝」という最良の形で締めくくることに成功した。

直近の期間においては、英国総選挙の影響もあり多くのEAが成績を大きく崩れさせており、このEAに関しても全くの無傷では済まなかったものの、流石の「粘り強さ」を発揮し、被害を最小限に食い止めると、既に早くも調子を取り戻している。

2019年を経て、「長期的な安定感」にますます磨きのかかりつつある『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』は、今年もまだまだ大きく成長してくれることになりそうだ。

前回、ほとんど確実視されていた「五連覇」を逃したばかりか、自身最低記録となる第四位に終わるという不本意な結果に甘んじた『Forex Flex EA』が今回、見事に息を吹き返し、「第二位」という好成績を記録する形となった。

なお、『Forex Flex EA』は先日、英国総選挙の前後に生じた相場の荒れに煽りを受ける形で、圧倒的な安定感で長らく評価されてきていたカスタム設定「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」のフォワードテストを終了させている。

しかしながら、幸いにも既に幾つかの有望そうな “後継者” が登場しており、『Forex Flex EA』にとって2020年は、心機一転して仕切り直しを図る再挑戦の年となりそうだ。

前回のランキングにおいて、屈辱の圏外落ちから「第三位」の座に返り咲いた『Forex Gump EA』が、今回も再び同じ順位を維持することに成功。

また、一時期は “危険水域” にまで達していた含み損も、先々月頃には “安全圏” と言える水準にまで解消されていたが、喜ばしいことに現在に至っても、ほぼ同じ水準に保たれ続けている。

とは言え、忘れてはいけない大前提として、そもそも『Forex Gump EA』は「ハイリスク・ハイリターン系」に属するEAだ。高い収益性は間違いなく魅力的ではあるが、やはりくれぐれも油断は禁物だろう。

前回のランキングにおいて、大方の予想を裏切る “伏兵” として暗躍し、自身初となる首位の座に躍り出た『Forex Diamond』だったが、今回は名のある実力者たちによって「第四位」にまで蹴落とされる格好となった。

ちなみに、『Forex Diamond』も先日の英国総選挙の直後に大きく成績を悪化させることとなったが、今回の王者である『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』と同様に、既に調子を立て直すことに成功している。

『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』は、「粘り強さのある安定感」が高く評価されているEAだと言えるが、採用されているロジックやアルゴリズムに違いはあれど、『Forex Diamond』も似通った強みを持つEAとして、着実に人気を高めつつあるようだ。

前回は、惜しくもランキング圏外に終わってしまった『FXGoodway X2』だったが、今回のランキングにおいては、並み居るライバル達との激戦を制し、「第五位」の座に滑り込むこととなった。

今回ランクインしている五つのEAのうち、少なくとも三つは、英国総選挙および付随して発生した市場の荒れの影響を大きく受けたと言えるが、この『FXGoodway X2』に関して言えば、ほとんど影響を受けることなく危難を回避することに成功している。

その安定感に関しては、相変わらず高い水準を維持し続けており、不安定になりそうな予兆も見られない。2020年における伸び代もまだ多く残されていると言えそうだ。