「『その注文が成立した際に初めて有効になる二種類の決済注文』を、新規注文と同時に全て一度に発注できる注文方法」のこと。
IFOは、「IF Done One Cancels the Other order」の略であり、直訳は「もし~されたら、一方がもう一方の注文を取り消す」。読み方は、そのまま「アイエフオー」となる。
IFD注文とOCO注文とを組み合わせた注文方法であり、IFD注文とOCO注文のメリットおよびデメリットをそのまま引き継いでいる。IFD注文と同様に、新規注文時にのみ選択可能。
IFD注文と同じく、新規注文が約定した場合にのみ、同時に発注していた二種類の指値(逆指値)注文が有効となるが、OCO注文と同じく、そのどちらか一方が約定すると、自動的にもう一方の注文は取り消されることとなる。
IFO注文を利用すれば、例えば相場が「1ドル=100円」の時に、「『1ドル=105円』に達したら買い注文を入れ、その注文が約定した場合に『1ドル=108円』または『1ドル=102円』のどちらかの条件で売り注文を入れる」といった注文を、まとめて一度に発注することが可能。
条件を上手く設定すれば、新規注文(発注)から決済注文(約定)までを一度に完了させることができるため、取引に費やせる時間の少ない人にも適した注文方法と言える。