良い成長の流れを堅持した前回
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前回の経過観察において、前々回に果たした「V字回復」の勢いに乗って堅調な成長ぶりを示してみせた『Forex Diamond』。
前回の時点では、更なる成長を期待できそうな様子だったが、はたして今回、その予感は現実のものとなったのだろうか。
不安定な状況下で過去最高の好成長
どうやら前回から今回にかけての約一ヶ月間は、『Forex Diamond』にとってはとても強い追い風の吹いた期間となったようだ。
資産曲線を見れば、明らかに通常とは一線を画した勢いで、短期間で急成長を遂げていることが分かるだろう。
実際にこの好成長の成果は数字にも表れており、「通算利益」の数字は三桁の大台に乗る直前まで伸びており、既に昨年末に起きた “急落” 直前の数字を軽く抜き去り、過去最高値を大幅に更新する格好となっている。
それに伴い、「平均月利」の数字も大きく改善。前回、前々回に続いて三回連続での増加を記録することとなった。
さらに「通算勝率」の数字にも改善が見られるほか、取引履歴を確認する限りでは、「最大ドローダウン」の値が更新されそうになるような事態にも陥らなかったようだ。
『Forex Diamond』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 34.45% | 5.33% | 8.52% | 73% | 1.66 |
第1回 | 39.84% | 8.81% | 6.13% | 71% | 1.35 |
第2回 | 63.30% | 8.81% | 7.13% | 72% | 1,41 |
第3回 | 47.55% | 17.33% | 4.74% | 72% | 1.23 |
第4回 | 63.02% | 18.68% | 5.22% | 72% | 1.29 |
第5回 | 73.19% | 18.68% | 5.31% | 72% | 1.32 |
第6回 | 98.85% | 18.68% | 6.16% | 73% | 1.31 |
前回比 | +25.66% | ±0.00% | +0.85% | +1.0% | -0.01 |
累計 | +64.40% | -13.35% | -2.36% | ±0.0% | -0.35 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第1回 | +347.5 pips | +22.64 豪ドル |
第2回 | +784.9 pips | +98.49 豪ドル |
第3回 | -402.6 pips | -66.12 豪ドル |
第4回 | +550.7 pips | +72.89 豪ドル |
第5回 | +335.6 pips | +42.69 豪ドル |
第6回 | +914.3 pips | +121.78 豪ドル |
前回比 | +578.7 pips | +79.09 豪ドル |
累計 | +2,530.4 pips | +249.68 豪ドル |
なお、今回これだけの好成長を遂げた『Forex Diamond』だが、唯一「プロフィットファクター(PF)」についてのみ、少々芳しくない成績を残すこととなった。
これについては、「コロナショック」で市場全体が不安定さを増していることを思えば、むしろ「増大するリスクを上手く乗りこなしてリターンに繋げた」と言えるだろう。
また、「損益」の成績についても目を瞠るものがあり、『Forex Diamond』は今回、「pips」と「金額」の双方において過去最高を塗り替える数字を記録している。
『Forex Diamond』の月度別成績
2020年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(AUD) | |
1月 | +10.99 | +526.9 | +69.79 |
2月 | -3.04 | -102.5 | -21.43 |
3月 | ― | ― | ― |
4月 | ― | ― | ― |
5月 | ― | ― | ― |
6月 | ― | ― | ― |
7月 | ― | ― | ― |
8月 | ― | ― | ― |
9月 | ― | ― | ― |
10月 | ― | ― | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +7.95 % | +424.4 pips | +48.36 AUD |
※AUD = オーストラリアドル
一方、月度別成績を見ると、先月の成績があまり振るわなかったことは一目瞭然だが、上述の好成績を思えば、今月に入ってからの成績がずば抜けて良いということは想像に難くないはずだ。
実際、三つの評価項目すべてにおいて、過去最高を大きく塗り替える成績を維持し続けており、少なくとも本稿の作成時点においては、歴代最良の成長ぶりを見せていると言えるだろう。
今回の総評
多くのEAが不安定な状況の続く市場に苦戦を強いられている中、実に喜ばしいことに『Forex Diamond』は今回、荒れる相場の波を上手く捉えて大きく成績を伸ばすことに成功した。
今回の『Forex Diamond』が見せた急成長ぶりは、「リスクとリターンはトレードオフの関係にある」という取引の大原則を、その身をもって証明してみせたと言える。
昨年末、英国総選挙を “震源地” とした世界的に大きな相場の荒れにより、『Forex Diamond』も決して小さくない損害を被ることになった訳だが、直近の期間は「コロナショック」の影響が色濃く、状況的には似通っていたと言えるだろう。
昨年末の時には、残念ながら相場の荒れに飲み込まれてしまう形となったと言えるが、今回は逆に荒波を味方につけて一気に前進する格好となった。
一歩間違えれば、昨年末の時と同様、そしてここ最近の多くのEAと同様、大なり小なり成績を悪化させてしまっていてもおかしくなかった今回のような状況で、むしろ大きく成長してみせたことの意味は大きい。
その意味では、まだ「一勝一敗」に過ぎない訳だが、少なくとも「危機的な状況で連敗しなかった」、あるいは「ピンチをチャンスに変えてみせた」という事実については、素直に高く評価して良いはずだろう。
逆境を逆手にとり、過去最高を超える好成長を果たしつつある『Forex Diamond』だが、とは言え今月はまだ三分の一ほど残っており、最終的な結果がどう転ぶことになるかは未知数だと言える。
このまま好調な流れを維持し続け、更なる記録の更新を達成してくれることに期待しつつ、引き続き経過の観察を続けることにしたい。
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