観察開始から三か月目経過観察にして、初めての後退
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第一回および第二回の経過観察では、非常に堅調な成長の様子を見せてくれた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』だが、第三回目にして、マイナス成長を遂げることとなった。
ただし、このEAの見通しに関しては、そう悲観する必要はなさそうだ。その理由については、後述したい。
一進一退の攻防で、やや劣勢。既に復調の兆しも
第二回の経過観察の際に、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』の強みは、持続的かつ安定した成長力にある』と評価したが、第三回の今を迎えても、その評価はあまり変わらない。
というのも、数字の面から見れば、諸々の要素が前回よりも下向いてしまったことは否定のしようもないが、何もこの一ヶ月間で、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』というEAの特性が大きく変わってしまった訳ではないからだ。
資産曲線を見ても分かるように、元々このEAは、一進一退の攻防を繰り広げる中で、着実に「勝ち」をより多く拾い続けることで、少しずつ資産を増大させてきたと言える。
そして、直近の一ヶ月間についても、その “在り方” に一切の変化は見られない。
一時、通算利益が「95.89%」にまで達した直後の数日間で、一気に「79.92%」にまで数字を下落させたが、そこから二週間ほどの間に堅実に勝ちを積み重ね、「91.36%」にまで回復。
その後、再び調子が下向き、一週間ほどで「77.1%」にまで後退したものの、既に現在、新たな復調の流れに乗り始めている。
『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』の実績
通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF | |
---|---|---|---|---|---|
2018年7月 | 71.59% | 18.19% | 7.67% | 81% | 1.32 |
2018年8月 | 83.87% | 18.19% | 7.55% | 80% | 1.34 |
2018年9月 | 95.86% | 18.19% | 7.36% | 81% | 1.35 |
2018年10月 | 80.84% | 18.19% | 5.68% | 80% | 1.25 |
前月比 | -15.02% | ±0.0% | -1.68% | -1.0% | -0.1 |
累計 | +9.25% | ±0.0% | -1.99% | -1.0% | -0.07 |
「たられば」の話にあまり意味はないが、仮に「91.36%」にまで数字を回復させた時期と経過観察を更新する時期とが合致していたならば、きっと「目覚ましい成長こそ見られなかったものの、抜群の安定感を維持している」などと、評価を下していたはずだ。
そういった意味では、このEAの特性が大きく変わってしまいでもしない限り、一ヶ月単位での好不調は、あくまでも “一時的な状態” 程度に考えて、もう少し長いスパンで見守っていった方が、このEAの真価をしっかりと見極められることだろう。
月間獲得利益の推移
2018年 | |
---|---|
1月 | -0.57% |
2月 | +14.1% |
3月 | +1.15% |
4月 | +29.53% |
5月 | +14.8% |
6月 | -4.09% |
7月 | +4.42% |
8月 | +12.03% |
9月 | +1.26% |
10月 | -6.85% |
11月 | ー |
12月 | ー |
累計 | +65.78% |
なお、前回および前々回と、およそ「12%」前後の増益が続いていたが、今回は「15.02%」のマイナス成長を記録。
それに伴い、平均月利とプロフィットファクター(PF)にも相応の下落が見られる一方で、通算勝率については “軽傷” で済んでいる。上の表には四捨五入した値を表記しているため、実際の変動幅は「1.0%」以下だ。
今回の総評
確かに「直近の成績を悲観する必要はない」とは言ったが、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolutionが現在、“辛抱と我慢の時期” にある』ということは、素直に認めるべきだろう。
とはいえ、「永遠に勝ち続けるEA」などという夢のような代物が存在しない以上、今回のことも「当たり前の現象が当たり前に起こった」というだけの話なのかもしれない。
何より、このEAには、「これまでにも一時的な後退や停滞を何だかんだと乗り越え、着実に増益を続けてきた」という確かな実績がある。
色々と思うところや不安に思う気持ちもあるが、今はただ、その揺るぎない事実をこそ信頼したい。
なお、ここ最近は、市場全体のボラティリティも低下してしまっているため、堅実な戦略を採るタイプのEAが、短期的に大きな増益を獲得することは余計に難しくなっているが、そもそも「短期間での爆益」を狙ってこのEAを運用している人は、かなり稀有な存在だろう。
幸か不幸か、私は “そう” ではないので、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』が、これまで通り時間をかけて一進一退を繰り返しながら、最終的にちゃっかり最高利益を更新してくれることを期待しつつ、引き続き経過を見守りたいと思う。
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