『Best Scalper Forex Robot』経過観察 その２ ｜加速する下落の流れ

前回の経過観察から約2ヶ月

前回の経過観察では、かなり良好な成績の推移を見せていた『Best Scalper Forex Robot』だが、残念ながら今回は、あまり景気の良い話をお伝えすることはできなそうだ。

この二ヶ月ほどの間に何が起こったかについて、以下に記していきたいと思う。

運用後初となる大きな苦難の時を迎える

まず、運用開始から約3年半もの間、ほとんど調子を崩すことなく順調な成長を維持していた『Best Scalper Forex Robot』は、2018年5月に初めて明らかな後退を見せたものの、その後は堅実に成績を回復させることに成功していた。

実際、前回の経過観察を更新した時期まで、多少ペースは遅くはあったが、良好な経過を示しているようだった。

メイン口座

しかしながら、先月初旬に再び大きめの急落を見せると、今月の上旬から中旬にかけて成績を大きく下落させており、結果として、ほぼ二ヶ月の間に通算利益を「628%」近くも失うこととなってしまった。

それに引っ張られる形で、通算勝率とプロフィットファクター（PF）の値も顕著に低下している一方で、平均月利の値が、通算利益の減少幅から受ける印象ほどに下降しなかったのは、ひとえに運用期間の長さのおかげだろう。

過去にも、一時的な不調を見せたことがなかった訳ではないが、すべて短期間のうちに復活を果たし、後ろに下がった分だけ勢い良く前に進んできていただけに、12月を目前に控えてなお、今年5月の水準にまで成績を戻せていない現状は、間違いなく “非常事態” だと言えるだろう。

現在『Best Scalper Forex Robot』は、初となる “苦難の時” を迎えており、直近の成績を見る限りでは、もうしばらくは同じ状況が続くことになりそうだ。

続いて、サブ口座の成績がどのように推移したかを確認していきたいと思う。なお、メイン口座とサブ口座の定義については、下記の記事を参照してほしい。

サブ口座１

サブ口座２

サブ口座３

サブ口座１：月間利益の推移

サブ口座２：月間利益の推移

サブ口座３：月間利益の推移

三つのサブ口座は軒並み調子を崩しており、メイン口座と同様に、苦難の時を耐え忍んでいるようだが、その様子は資産曲線の形にもありありと表れている。

一方で、メイン口座と大きく異なっているのは、直近の資産曲線は三者三様に右肩上がりの折れ線を描いており、既に復調の兆しが見え始めているという点だろうか。一日も早く、メイン口座がこの流れに追従することを祈るばかりだ。

今回の総評

どのようなEAにも、必ず好不調の波はあるものだが、これまで好調の波に乗り続けてきた『Best Scalper Forex Robot』が初めて経験する不調の波は、思いのほか大波となりそうで、何とも心許ない。

ただ、一つ大きな救いとなるのは、既に復活の予兆を感じさせ始めているサブ口座の存在だ。

Best Scalper Forex Robotの成績データ画像

それぞれの口座の仕様や、EAの設定などに関する詳細が不明な以上、観測的希望に過ぎないかもしれないが、延々と好調であり続けることができないのと同様に、永遠に終わらない不調もまたあり得ないことは、事実だと言えるはずだ。

しかしながら、たとえどれだけ言葉を尽くして言い繕おうとも、現時点でこのEAが大きく調子を落としているという事実を否定することはできないだろう。

既に運用中だというならばもちろん話が別だが、これから新たにこのEAを運用し始めようとしているならば、もう少し経過を見守り、EAが調子を取り戻してから満を持して運用を開始した方が良さそうだ。

いずれにせよ、素性と潜在能力は決して悪くないEAなだけに、ここからの痛快な逆転劇に期待しつつ、引き続き経過を観察していくことにしたいと思う。

ランキングに参加しています。応援よろしくお願いします。

⇒   ⇒