『Best Scalper Forex Robot』経過観察 その１ ｜理想的な成長を実現

前回レビューから、一ヶ月が過ぎて

元祖『WallStreet Forex Robot』の “対抗馬” として登場し、今なお現役であり続けている『Best Scalper Forex Robot』をレビューしてから、早くも一ヶ月が過ぎ去った。

開始から既に4年以上が経過しているフォワードテストにおいて、未だに一度も破綻していない安定性の高さに加え、十分な収益性も兼ね備えているEAが、このひと月ほどの間にどのような変化を見せたかを確認していきたい。

好ましい特徴はそのままに、通算利益は成長

まずは、前述のフォワードテストが実施されているメイン口座の成績が、どのように推移したかを見ていくことにする。

前回レビュー時の通算利益は「3,197%」だったが、今回の記事を作成している時点で、「3,347%」までその数字は増加。150%ほどの大きな伸びを見せた一方で、今年5月頃のピーク時に見せた「3,923%」という記録には、まだ遠く及んでいない。

また、喜ばしいことに最大ドローダウンの更新はなく、通算勝率とプロフィットファクターの値についても前回と同じ値を維持したが、平均月利については、1.0%にも満たない僅かな減少を見せた。

こうして表にして見比べてみると良く分かるが、『Best Scalper Forex Robot』の良さはそのままに成績をしっかりと伸ばすことに成功しており、一ヶ月間の推移としては満点に近い評価を与えて良いだろう。

また、前回のレビューから二つの月を跨いだ結果を上の表に反映させた結果、2018年の通算獲得利益は、「11.84%」から「15.01%」に増大。残り3ヶ月間での更なる伸びに期待したいところだ。

続いて、サブ口座の成績がどのように推移したかを確認していきたいと思う。なお、メイン口座とサブ口座の定義については、前回レビューの「Best Scalper Forex Robotの成績」の項目を参照してほしい。

各口座について、詳しい数字への言及は割愛させていただくが、「サブ口座２」と「サブ口座３」については、メイン口座と同じく、この一ヶ月間で好ましい成長を遂げており、最大ドローダウンの更新も見られない。

サブ口座１

サブ口座２

サブ口座３

特に後者の成長率には目覚ましいものがあり、通算利益と平均月利に加え、通算勝率とプロフィットファクターのすべてにおいて大きな伸びを見せている。直近に描かれた資産曲線の形に、その好調ぶりが見て取れる。

なお、「サブ口座１」については、ここひと月ほどは停滞期に突入しており、ほぼ横ばいを堅持。期待されていたような成長こそ見せなかったものの、簡単に成績を下向かせない粘り強さは評価できるだろう。

サブ口座１

サブ口座２

サブ口座３

こうして並べてみると、2018年9月におけるサブ口座２および３の成長ぶりが良く目立つ。サブ口座１についても、二ヶ月ぶりのプラス成長に向けて、今月の出足はまずまずといったところか。

メイン口座ともども、さらなる成長を期待しつつ今後も成績の推移を見守りたい。

今回の総評

先ほどの繰り返しとなってしまうが、この一ヶ月間で「Best Scalper Forex Robot」が見せた成長に関して言えば、ほぼ満点だと言えるだろう。経過が良好すぎて、今後の “揺り戻し” を警戒したくなってしまうほどだ。

2018年10月2日時点での「メイン口座」の成績

なお、短期的に好ましい成績を記録するEAは、今やさほど珍しい存在ではなくなっている一方で、長期的に勝ち続けられるEAの存在は、今なお貴重であり続けている。

その前提を踏まえ今回の経過観察を見ても、「メインのリアル口座で運用する「主力EA」の座も担えるだけの地力は、十分に持ち合わせている」という前回の結論が揺らぐことは一切ない。むしろ、確信はより深まることとなった。

少なくとも現時点では、“Best Scalper Forex Robot（最高のスキャルピング系EA）” という名前に嘘偽りはなさそうだ。

今後も引き続き、このEAの成績や動向を見守り、定期的に報告をお届けしていくつもりだが、更なる色好い報告に乞うご期待。

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