最初の経過観察から約一ヶ月が経過
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『Volatility Factor 2.0 Pro』の検証とレビュー
『Volatility Factor 2.0 Pro』評価 『Volatility Factor 2.0 Pr ...
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『Volatility Factor 2.0 Pro』経過観察 その1|粘り強く着実な成長を維持
前回のレビューから約2ヶ月が経過 前回レビュー時に、『収益性と安定性、信頼性という評価の三本柱において、際立った弱点もない一方で、特筆すべき強みにも欠けている』と評価 ...
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前回の経過観察では、『あまり目立った強みのあるEAではない』という最初に下した評価を覆さざるを得ないほどの成長ぶりを見せつけてくれた訳だが、はたしてこの一ヶ月間で成績はどのように推移したのだろうか。
期待と不安に揺れる胸を押さえつつ、しっかりと確認していきたいと思う。
一時的な落ち込みをも吹き飛ばす、目覚ましい復調ぶり
資産曲線を見れば一目瞭然だと思われるが、『Volatility Factor 2.0 Pro』は、期待を大きく上回る成長を見せてくれた。
途中、少々危うい場面もあったものの、これ以上にないほど見事な形で切り抜けることに成功している。
10月31日から11月1日にかけて、わずか一日間で「20%」以上の急落を見せたが、直後の一週間で、ほぼ完全に急落前の水準にまで成績を回復。
さらには、その後の十日ほどの間に、後退した分を取り戻すかのような急成長を遂げており、最終的には、前回の経過観察から「22.97%」も通算利益を伸ばすことに成功した形となった。
『Volatility Factor 2.0 Pro』の実績
通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF | |
---|---|---|---|---|---|
2018年8月 | 87.75% | 30.15% | 17.40% | 77% | 1.55 |
2018年10月 | 108.45% | 30.15% | 12.56% | 76% | 1.40 |
2018年11月 | 131.42% | 30,15% | 12.06% | 76% | 1.40 |
前月比 | +22.97% | ±0.0% | -0.5% | ±0.0% | ±0.0 |
累計 | +43.67% | ±0.0% | -5.34% | -1.0% | ±0.0 |
今年8月からの約二ヶ月間における成長率が「20.7%」だったことを思うと、このEAが今回見せた成長の目覚ましさが際立つ。
ちなみに、前述の急落については評価が分かれるところかもしれないが、個人的には、『一時的あるいは突発的な不調にも、へし折れずに堪え抜いた』という実績が、新たにまた一つ積み上げられたと評価したい。
順風満帆に右肩上がりを描き続ける成長曲線の美しさは否定しようもないが、このEAの描く凹凸に富んだ不格好な資産曲線は、「七転び八起き」を地で行くような粘り強さの証明だと言えるだろう。
月間獲得利益の推移
2018年 | |
---|---|
1月 | ー |
2月 | ー |
3月 | ー |
4月 | +42.07% |
5月 | +30.75% |
6月 | -17.12% |
7月 | +17.97% |
8月 | +14.9% |
9月 | -7.68% |
10月 | +13.75% |
11月 | ー |
12月 | ー |
累計 | +94.64% |
なお、平均月利のみ、前回から「0.5%」低下してしまったが、それでもまだ十分過ぎるほどの数字を保っている。
また、一般的に運用期間のあまり長くないEAほど、短期間での成績が平均月利や通算勝率などの数字に大きく反映されるため、前述の急落による停滞期のことを加味しても、今回の下げ幅は “妥当” だと言えるだろう。
今回の総評
EAとして目を瞠るほどの好ましい変化を遂げた前回があっただけに、『今回の経過観察では、目を覆いたくなるような “揺り戻し” が起こり、再び評価の大きな変更を余儀なくされるのでは』と、少々不安に思っていたのだが、結果的に単なる杞憂に終わった。
むしろ、『EAとしての実力が、改めて証明される形となった』との評価を下しても良いように思われる。
このEAは、『ポートフォリオに組み込むサブEAとして面白い』という評価から出発した訳だが、もはや『メインEAとして、単独で運用するのにまったく申し分ない』と言って差し支えないだろう。
細かい起伏だらけの資産曲線も、ナンピンやマーチンゲール法を使用していない “安全の証” であり、“真に勝ち続けられるEA” の大事な要件の一つだと言える。
ここに至り、EAとしてますます面白くなってきた印象の強まる『Volatility Factor 2.0 Pro』。
期待の成長株は、はたしてどこまで大きく立派な樹木に成長し、どれほど多くの「利益」という名の果実を結実させるのだろうか。長い目をもって、まだまだ見守り続けていきたい所存だ。
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