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『Forex Flex EA』経過観察 その2 |停滞期を超えて成長を再開

前回の経過観察から二ヶ月が経過

『Forex Flex EA』の検証とレビュー

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前回の経過観察では、劇的な落ち込みこそ見せなかったものの、停滞の印象を拭い去ることはできなかったが、あれから約二ヶ月。『Forex Flex EA』は、「前進」と「後退」、あるいは「停止」のどの道を選んだのだろうか。

あまり勿体をつけていても仕方がないので、さっそく公式フォワードテストの成績を見ていくことにする。

 

 

停滞の壁を突き破り、再び成長に転じる

『Forex Flex EA』は、不安をよそにするりと停滞期を抜け、何食わぬ顔で成長を再開していた。資産曲線を見ても、小さな下り坂の直後から綺麗に右肩上がりの成長曲線を描き始めていることが分かる。

スイングトレード的なアルゴリズムだということもあって、成長のペースは相変わらず緩やかではあるが、取引履歴を見ると、平均損益(pips)の値は大きく、時に一回の取引で「1,000pips」前後の利益を獲得していることもあった

 

 

一方で、損切りのロジックが優秀らしく、一回あたりの損失は最大でも「500pips」にまで抑えられており、ほとんどの場合において、その半分にも満たない損失のうちに損切りが実行されている

平均損失が「77.97pips」であるのに対し、平均利益が「84.89pips」となっているところを見るに、かなり上手にリスクとリターンのバランスが取られているようだ。

 

『Forex Flex EA』の実績

通算利益 最大DD 平均月利 通算勝率 PF
2018年7月 149.69% 29.54% 7.43% 67% 2.99
2018年9月 149.19% 29.54% 6.63% 65% 2.86
2018年11月 166.56% 29.54% 6.25% 67% 3.06
前回比 +17.37% ±0.0% -0.38% +2.0% ±0.2
累計 +16.87% ±0.0% -1.18% ±0.0% +0.07

 

続いて、通算利益の項目に視点を移すが、直近の約二ヶ月間で「17.37%」の利益増大に成功している。

また、平均月利こそ微減してしまったものの、通算勝率とプロフィットファクター(PF)の両方において有意な成長を見せており、EAが停滞期を抜けたことが、数字の面から改めて証明された形だ。

 

月間獲得利益の推移

2017年 2018年
1月 +9.61%
2月 +14.91%
3月 +5.84%
4月 +6.22%
5月 +1.83%
6月 +5.09%
7月 +1.69% +7.48%
8月 +14.89% -1.94%
9月 +13.59% +1.78%
10月 +5.65% +3.88%
11月 +2.44%
12月 +6.73%
累計 +44.99% +54.70%

 

なお、今回の経過観察を作成している際に、公式サイト上に、新たなフォワードテストの成績が公開されていることに気が付いたのだが、なかなかに興味深い結果を残していたため、観察対象に加えることにした。

もちろん、デモ口座ではなく、リアル口座上で実施されていることを補足しておく。

 

 

取引のアルゴリズムとしては、『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』とは異なりデイトレード的な要素が強いようだが、取引の頻度が低いという点で、両者は共通している

また、後述の理由から通算利益は「22.64%」とまだ低いものの、「6.78%」の平均月利に対して最大ドローダウンは「8.58%」と、現時点では「ローリスク・ミドルリターン」を堅実に実現

 

さらに、通算勝率は「69%」プロフィットファクター(PF)は「3.41」となっており、全体的に優秀なシステムであるように見受けられる。

ただし、今年8月下旬に運用が開始されたばかりの非常に “若い” システムであるほか、ハイリスクなロット管理の痕跡が見られるため、もうしばらく観察を続けて、その真贋を慎重に見極めていく必要がありそうだ。

 

 

今回の総評

「停滞」と「後退」は、EA運用とは切っても切れない関係にあるが、両者の出番が少なく短いほど、「安定したシステム」だと言えるはずだ。

その意味において、有志によって作成されたカスタム戦略『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』は、非常に安定している

 

Forex Flex EAの成績データ画像

2018年11月22日時点での『Forex Flex EA』の成績

 

公式の成績を見る限りでは、爆発的な利益にはあまり期待できそうにないが、長期的に安定して運用したいならば、『Forex Flex EA』は、やはり魅力的な選択肢の一つとなり得るだろう。

一方で、調整可能なパラメーターの数が他の追随を許さぬほどに豊富なため、その気になれば、「ハイリスク・ハイリターン」を地で行くギャンブル性の強いまったく毛色の異なる戦略すらも、自らの手で作り上げることが可能な点も面白い。

 

 

ここ数ヶ月に渡り、『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』に焦点を当てて経過を観察してきたが、今回新たに観察対象が加わったことは、EAの新しい可能性が示されたようで実に喜ばしい限りだ。

引き続き、経過の観察と報告を続けていきたいと思うので、乞うご期待。

 

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