先月の売れ筋ＥＡランキング vol.19【2020年8月期】

前回、前々回と連続して第二位の座に甘んじる格好となっていた『Forex Flex EA』が、直近の期間においても安定した調子で淡々と支持を集め続け、晴れて今回、数ヶ月ぶりに首位の座を奪還する結果となった。

なお、直近の期間においては、メイン観察対象「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」と先日仕切り直したばかりのサブ観察対象「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」が、成長の速度はやや鈍いものの引き続き好調に成績を伸ばし続けている。

一方、もう一つのサブ観察対象「New EMA Far Apart v3 2020」に関しても、「ハイリスク・ハイリターン系戦略」らしい不安定な成長ぶりではあるものの、短期間で大きな利益を獲得することに成功しており、まだまだ成長の余地がありそうだ。

直前の期間における好調ぶりに引っ張られる形で尻上がり気味に売れ行きを伸ばし、ついには前回ランキングの覇者となった『Forex Diamond』が、今回は順位を一つ落とし、惜しくも第二位でゴールテープを切る格好となった。

なお、先月中における『Forex Diamond』の成長ぶりについては、数ヶ月間続いた好調の反動か、一ヶ月間を通じてあまり芳しいものではなく、またその傾向は今月に入っても続いている様子が確認されている。

しかしながら、調子が下向き気味な時期においても順位を一つ落とすだけで踏み止まったという結果は、短期的かつ表面的な好不調ではなく、むしろ本質的な実力の高さの方が評価されたということの表れだと言えるだろう。

前回のランキングでは、持ち味の粘り強さを発揮しながらコツコツと利益を積み上げ、着実に数字を伸ばしてみせた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』が、今回は順位を一つ上げ、第三位の席に腰を落ち着けることとなった。

なお、先月中の成長ぶりに関して言えば、まさに「順調」の一言。微塵も危なげな様子を感じさせることなく成長を続けると、実に半年以上ぶりに「160%」の大台にまで回復し、昨年末の英国総選挙に端を発する停滞の流れに、完全に終止符を打つ形となっている。

また、今月に入ってからも好調を維持することに成功しており、「通算利益」の数字も着実に増加中。このまま月末まで良い流れを掴み続けることができたならば、自身初となる「170%」台の突破も夢ではなさそうだ。

前々回のランキングにおいて、レビュー公開直後にもかかわらず初登場にして第二位の座を射止めた注目の期待株『Trader's Sun』が今回、数多の競合を押し退け、二回ぶり二度目となるランクインを果たすこととなった。

実際、直近の期間における『Trader's Sun』は非常に好調であり、同じ長期運用向けEAであり、やはり直近において好調を維持する『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』と比べても、「安定性」と「収益性」とのバランスの良さで上回っているほどだ。

一年半にも及ぶ長い停滞期の最中には、EAとしては半ば「死んだ」ものと諦めかけられていた『Trader's Sun』だったが、現在は辛抱の末にようやく新たな成長期を迎えるに至っており、ここからの更なる躍進が大いに期待される。

前回のランキングでは、「コロナ期」の本格化と呼応するように膨れ上がっていた含み損を大きく解消させるなど、常にない安定感で成績を伸ばしていた『Forex Gump EA』が今回、前回に続いて順位を二つ落とす形で第五位に滑り込んだ。

なお、直近における『Forex Gump EA』の調子についてだが、率直に言ってあまり好ましくはない。事実、含み損が再び膨らんだところまではともかくとして、その勢いのまま過去最高値を大きく更新するに至っている。

また、先月度の「利益」についても、直近半年間の平均損益と比較しておよそ七分の一にまで落ち込みを見せており、今回の結果も「さもありなん」と言ったところだろう。どんなEAにも好不調は必ずあるため、ここからの巻き返しに期待したいところだ。