素晴らしい安定感を堅持した前回
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『Forex Flex EA』の検証とレビュー
『Forex Flex EA』評価 『Forex Flex EA』 収益性:(4.5) 安定性:(5.0) 信頼性:(4.0) 総合評価 (4.5)☆ ...
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『Forex Flex EA』経過観察 その1 | 堅調な成長を維持
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『Forex Flex EA』経過観察 その3 |抜群の安定感を堅持
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『Forex Flex EA』経過観察 その4 |可もなく不可もない成長
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『Forex Flex EA』経過観察 その6 |揺らがぬ安定感と続く好成長
堅調な成長を再開した前回 前々回の経過観察において、初めて若干の後退を見せた『Forex Flex EA』だったが、それも結果的には次なる成長への “助走” のような ...
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前回の経過観察において、揺るぎない安定感を見せつけるとともに、着実に成績を伸ばすことに成功した『Forex Flex EA』。
既にあれから二ヶ月が過ぎ去ろうとしている訳だが、EAの経過観察を生業とする身にとっては特に、直近の二ヶ月間は “面白い” 期間となったと言える。
「スイングトレード系EA」としての実力を証明
前回の経過観察から少々間が空くこととなった背景には、直近までの『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』が、ちょっとした「膠着状態」に突入していたという事情が存在していた。
つまり、「保有していたポジションの損益を確定させられず、相場が有利(または不利)な方向に大きく動くのを待つしかない状態」にあった訳なのだが、「幸い」と言うべきか「流石」と言うべきか、同設定は今回も、見事に難しい状況を華麗に乗り切ることに成功している。
散発的に取引は実行されていたものの、件の “膠着状態” を打破する直前までに、最大で六つのポジションを同時に保有することとなっていたのだが、そのうち最も古いポジションが決済に至るまでに要した時間は、実に「117日間」。
次いで古いポジションの保有期間が「90日間」、最も短いものでさえ「14日間」となっていることからも、今回『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』を襲った “膠着状態” の程度が知れるというものだろう。
なお、ここにおいては、「117日間」または「90日間」で決済されたポジションが、どちらもしっかりと「黒字」に終えられているという事実にこそ着目したい。
『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | 149.69% | 29.54% | 7.43% | 67% | 2.99 |
第1回 | 149.19% | 29.54% | 6.63% | 65% | 2.86 |
第2回 | 166.56% | 29.54% | 6.25% | 67% | 3.06 |
第3回 | 176.22% | 30.02% | 5.96% | 66% | 2.95 |
第4回 | 169.99% | 30.02% | 5.47% | 65% | 2.39 |
第5回 | 182.18% | 24.86% | 5.15% | 64% | 2.44 |
第6回 | 198.03% | 24.86% | 5.16% | 63% | 2.47 |
第7回 | 214.38% | 24.86% | 5.20% | 63% | 2.52 |
前回比 | +16.35% | ±0.00% | +0.04% | ±0.0% | +0.05 |
累計 | +64.69% | +4.68% | -2.23% | -4.0% | -0.47 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第6回 | ー | ー |
第7回 | +627.0 pips | +817.58 ドル |
前回比 | ー | ー |
累計 | +627.0 pips | +817.58 ドル |
経過観察中、上述の二つのポジションについては、大きな含み損を抱えてしまっている様子を幾度となく目にすることとなったが、いざ蓋を開けてみれば、安易に損切りに走ったり、僅かな利益が出た瞬間に利確したりすることもなく、見事に大きな利益をもぎ取ることに成功している。
また、残り四つのポジションについても、すべて上手に損益を調整した上で決済し、結果的にトータルでの損益もきっちりと黒字に終わることとなり、『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』の長期的なポジション管理能力の高さが、改めて実証される形となった。
さらに、通算利益や平均月利を始めとする評価項目の数字は、軒並み好ましい改善を果たしているのだが、やはり今回における最大の収穫は、そういった表面的な数字の上下ではなく、むしろ「スイングトレード系EAとしての実力が証明された」という点にあると言えるだろう。
月間獲得利益の推移
2017年 | 2018年 | 2019年 | |
---|---|---|---|
1月 | ― | +9.61% | -3.62% |
2月 | ― | +14.91% | +4.51% |
3月 | ― | +5.84% | +2.84% |
4月 | ― | +6.22% | +2.70% |
5月 | ― | +1.83% | +1.47% |
6月 | ― | +5.09% | ― |
7月 | +1.69% | +7.48% | ― |
8月 | +14.89% | -1.94% | ― |
9月 | +13.59% | +1.78% | ― |
10月 | +5.65% | +3.88% | ― |
11月 | +2.44% | +2.98% | ― |
12月 | +6.73% | +5.09% | ― |
累計 | +44.99% | +62.77% | +7.90% |
メイン観察対象の『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』が、目に見える形でもそうでない形でも素晴らしい成長を果たした一方で、実は今回、サブ観察対象の『Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3』についても、負けず劣らずの好成長を遂げている。
後半に近づくにつれて、稜線の勾配が右肩方向にさらに角度を増していっている様子を見てもらえれば、その好調ぶりについては、敢えて言葉を尽くして説明する必要も省けることだろう。
事実、すべての評価項目において目覚ましいプラス成長を果たしており、今回の成長内容については、非の打ちどころを見つける方が難しいとさえ言えるほどだ。
さらに今回、数字の改善とはまた別に、喜ばしい変化が『Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3』にもたらされたことを、ここで伝えておきたい。
前回の経過観察では、「保有ロット数」と「保有中のポジション」、および「取引履歴」の情報が非公開へと切り替えられてしまったことを指摘したが、本稿作成の時点において、「保有中のポジション」以外の情報は、再び公開されるようになっている。
一方で、保有ポジションの情報については、引き続きマスクデータとされているものの、保有中のポジション情報までを公開していないEAは珍しくないため、「EAとしての “透明性” に関しては、以前までと同等以上までに回復した」と言って特に差し支えはないだろう。
『Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ― | ― | ― | ― | ― |
第1回 | ― | ― | ― | ― | ― |
第2回 | ― | ― | ― | ― | ― |
第3回 | ― | ― | ― | ― | ― |
第4回 | 57.75% | 14.18% | 6.50% | 63% | 2.39 |
第5回 | 73.26% | 5.61% | 6.54% | 64% | 2.49 |
第6回 | 91.94% | 5.61% | 6.92% | 65% | 2.51 |
第7回 | 127.82% | 5.61% | 7.43% | 66% | 2.56 |
前回比 | +35.88% | ±0.00% | +0.51% | +1.0% | +0.05 |
累計 | +70.07% | +8.57% | +0.93% | +3.0% | +0.17 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第6回 | ー | ー |
第7回 | +1,513.8 pips | +581.10 ドル |
前回比 | ー | ー |
累計 | +1,513.8 pips | +581.10 ドル |
なお、情報が一時的に秘匿された理由も、それが解除された理由も不明だが、ごく短期間での出来事であったことなどから推察するに、恐らくは「フォワードテスト運用者による誤操作」が原因だった可能性が高そうだ。
今回の総評
ここまで、『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』と『Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3』という二つの「カスタム設定」が見せた成長について分析してきたが、今回の経過観察を通じて本当に判明したのは、『Forex Flex EA』の「潜在能力の高さ」だと言えるだろう。
二つのカスタム設定のうち、前者は「スイングトレード系」、後者は「スキャルピング系」に属する戦略を採用しており、その仕様も特性も大きく異なっているにもかかわらず、そのどちらでもそれぞれの強みを活かした上で、優秀な成績を叩き出すことに成功している。
常々、「他に類を見ないカスタマイズ性の高さに裏打ちされたEAとしての潜在的な能力の高さ」こそが、『Forex Flex EA』における最大の強みだと主張してきたが、今回の経過観察を含む直近の数ヶ月間において、その主張もあながち “的外れ” ではなかったことが証明されつつあると言えるだろう。
もちろん、ことEAに関して言えば、一瞬の気の緩みが即座に命取りとなり得るため、油断などは言語道断ではあるものの、『Forex Flex EA』については、しばらくの間は、それなりに心安らかに経過の観察を続けることができそうで何よりだ。
一瞬で富を奪い去る “貧乏神” とも、堅実に懐を豊かにしてくれる “福の神” ともなり得る『Forex Flex EA』だが、どちらとなるかは「すべて運用する人の発想と工夫次第」だと言える。
現在の観察対象について言えば、少なくとも今のところは後者であるように見受けられるため、変に刺激して前者に変わってしまわぬよう、引き続き静かに見守り続けることにしたい。
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