全方位に隙のない好成長を遂げた前回
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前回の経過観察において、メインとサブ両方の観察対象において、「盤石」という言葉が実にしっくり来るような好調ぶりの光る成長を見せた『Forex Flex EA』。
前回の時点では、まだまだ良好な成長が続きそうな気配も濃厚だったが、はたして直近の約一ヶ月間においても、調子を維持し続けることができたのだろうか。
歴代記録の更新も見られた好成長
まずは、いつも通りメイン観察対象としている「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」の成績から見ていくことにするが、実に喜ばしいことに今回、「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」は歴代でも屈指の好成長を遂げる結果となった。
原則的に不可逆な最大ドローダウンを除き、すべての評価項目において数字を大きく改善している様子を見てもらえれば、直近の期間における好調ぶりを理解してもらえることだろう。
今回、通算利益の数字においては「57.9%」もの伸びを見せることとなった訳だが、過去八回の経過観察を通じて積み上げられた数字が「81.39%」だったことを思うと、その急成長ぶりが余計に際立つ。
そして、その好調さに引き上げられるようにして、平均月利の数字も回復。継続的な減少の流れが続き、いよいよ「5.0%」の大台からも滑り落ちてしまうかと危惧された矢先に、僅か一ヶ月程度の間に「2.0%」近くも数字の改善が見られる格好となった。
また、通算勝率においては、一気に数字を「2.0%」も戻すことに成功しているほか、プロフィットファクター(PF)の値についても、レビュー当初の水準にまで一息に回復させることに成功している。
まさに、直近の「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」が、「正確なエントリーポイントの選定によって、“負け戦” になる確率を最小化すると同時に、一回の取引あたりの利益を最大化する」ことに成功してきたことの揺るぎない証左だと言えるだろう。
『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | 149.69% | 29.54% | 7.43% | 67% | 2.99 |
第1回 | 149.19% | 29.54% | 6.63% | 65% | 2.86 |
第2回 | 166.56% | 29.54% | 6.25% | 67% | 3.06 |
第3回 | 176.22% | 30.02% | 5.96% | 66% | 2.95 |
第4回 | 169.99% | 30.02% | 5.47% | 65% | 2.39 |
第5回 | 182.18% | 24.86% | 5.15% | 64% | 2.44 |
第6回 | 198.03% | 24.86% | 5.16% | 63% | 2.47 |
第7回 | 214.38% | 24.86% | 5.20% | 63% | 2.52 |
第8回 | 231.08% | 24.86% | 5.04% | 63% | 2.61 |
第9回 |
288.98% |
24.86% |
5.22% |
65% |
2.94 |
前回比 | +57.9% | ±0.00% | +0.18% | +2.0% | +0.33 |
累計 | +139.29% | +4.68% | -2.21% | -2.0% | -0.05 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第6回 | ー | ー |
第7回 | +627.0 pips | +817.58 ドル |
第8回 | +220.4 pips | +834.96 ドル |
第9回 |
+656.7 pips |
+2,895.06 ドル |
前回比 | +436.3 pips | +2,060.1 ドル |
累計 | +1,504.1 pips | +4,547.6 ドル |
さらに、前回から今回にかけての「損益」について言えば、もはや一切の申し分を挟み込む余地がない。
「pips」に関しても歴代最高水準の黒字を計上しており、間違いなく称賛に値する結果だと言えるのだが、今回については、やはり「金額」における成績の方に着目せざるを得ないだろう。
「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」は今回、僅か一ヶ月半ほどの期間で「3,000ドル」に迫る利益を得ることに成功。
月度別成績を見ても、先月は「1,596.0ドル」もの利益を得ることに成功しているが、この数字は、二年以上続くフォワードテストの歴史において文句なしの「最高記録」だ。
また、本稿の作成時点までに、既に「1,300ドル」近い利益を上げることに成功しており、来月度における再びの記録更新にも思わず期待したくなってしまう状況となっている。
なお今回、流石に「成長率」と「pips」においても、最高記録を更新するまでには至らなかった。
しかしながら、それでも「9.64%」と「458.8pips」という記録は、それぞれ歴代でも確実に上位に入る十分な好成績となっている。
『Default + TDI + TDI Slope + Dynamic』の月度別成績
2019年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | -3.62 | -332.6 | -507.41 |
2月 | +4.51 | +200.5 | +609.47 |
3月 | +2.84 | +71.8 | +401.3 |
4月 | +2.70 | +8.0 | +391.58 |
5月 | +1.47 | +79.3 | +219.65 |
6月 | +3.95 | +547.7 | +597.93 |
7月 | +5.31 | +220.4 | +834.96 |
8月 | +9.64 | +458.8 | +1,596.0 |
9月 | ― | ― | ― |
10月 | ― | ― | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +26.8 % | +1,253.9 pips | +4,143.48 USD |
※USD = アメリカドル
一方、サブ観察対象の「Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3」がどのような変貌を遂げたかと言うと、相変わらずすくすくと順調に成長し続けているので、安心してほしい。
ただし、資産曲線の形を見ても分かるように、その成長の勢いについては、前回よりも若干の落ち着きを見せる格好となっている。
通算利益の伸び率は「27.18%」となり、前回および前々回の記録に僅かに及ばない結果となってこそいるものの、「明らかに勢いが落ちた」と嘆くほどの変化だとは言えない。
また、損益における獲得した「pips」の量だけで見てしまうと、劇的に成績が悪化したように見えてしまうが、「金額」の観点から見ると、その落差から受ける印象ほどには成績に開きがないことにも気が付けることだろう。
そして、前回まで増加の一途を辿っていた平均月利は、今回初めて数字の悪化を見せることとなったが、これまでの “貯蓄” が大きかったことと、その下落幅が「0.08%」と小さかったこともあり、今回は事なきを得ている。
これについては、プロフィットファクター(PF)も同様だ。僅かに数字を悪化させているものの、累計成績で見ればまだ十分に黒字の領域に留まっているため、被害としては間違いなく “軽傷” だと言って良いはずだ。
あるいは、そもそも「EAの調子は、常に大なり小なり良い方向にも悪い方向にも変化するもの」という大原則に沿って考えるならば、今回の「Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3」が見せた調子の低下は十分に許容範囲内であり、またその成績にも及第点を与えられるだろう。
『Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ― | ― | ― | ― | ― |
第1回 | ― | ― | ― | ― | ― |
第2回 | ― | ― | ― | ― | ― |
第3回 | ― | ― | ― | ― | ― |
第4回 | 57.75% | 14.18% | 6.50% | 63% | 2.39 |
第5回 | 73.26% | 5.61% | 6.54% | 64% | 2.49 |
第6回 | 91.94% | 5.61% | 6.92% | 65% | 2.51 |
第7回 | 127.82% | 5.61% | 7.43% | 66% | 2.56 |
第8回 | 161.76% | 5.61% | 7.54% | 66% | 2.54 |
第9回 |
188.94% |
5.61% |
7.46% |
66% |
2.48 |
前回比 | +27.18% | ±0.00% | -0.08% | ±0.0% | -0.06 |
累計 | +131.19% | +8.57% | +0.96% | +3.0% | +0.09 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第6回 | ー | ー |
第7回 | +1,513.8 pips | +581.10 ドル |
第8回 | +807.4 pips | +570.37 ドル |
第9回 |
+362.4 pips |
+437.88 ドル |
前回比 | -445.0 pips | -132.49 ドル |
累計 | +2,683.6 pips | +1,589.35 ドル |
なお、サブ観察対象の名称が今回、前回までの「Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3」から「Flex SRV1/SRV2」へと変更されていることには、お気付きだっただろうか。
要するに「SRV3」の名が抹消される形となった訳だが、このフォワードテストを実施しているユーザーが公式フォーラム上で明かしたところによると、「現時点では、SRV3の運用はリスクが高いため、一時的に運用を停止することにした」とのこと。
ただし、「SRV3」の検証自体は継続して行われることとなり、将来的により最適な設定を発見することができた場合には、再び運用が開始される可能性も示唆されている。
事実、最近では公式フォーラム上に「SRV3」の潜在的なリスクを指摘する声が寄せられているところを見るに、現在「SRV3」を運用している人は、様子を見る意味でも一時的に運用を中止した方が賢明かもしれない。
一方、「SRV1」および「SRV2」については、相も変わらず好調な状態が続いているため、少なくとも現時点では特に心配する必要もないようだ。
ちなみに今回、名称が「Flex SRV1/SRV2」へと変更されることとなったが、当サイトにおいては、便宜上の理由から今後も「Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3」の名称を用い続ける予定なので、悪しからず。
今回の総評
既に前回の時点でかなり好調な様子だったため、流石にそろそろ落ち着きを見せるかと予想していたが、「良い意味で予想を裏切り、しかし期待は裏切らない」という最良の結果を見せてくれた「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」。
また今回、「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」を通じて、久々に「真に非の打ち所のない好成長」というものを見ることができたように思うが、それほどまでに今回の成績は素晴らしいものだった。
一方、「Flex SRV1/SRV2/SRV3」の成績を評価するならば、「及第点以上満点未満」と言ったところだろうか。
前回や前々回までと比較してやや物足りない部分はあるものの、最大ドローダウン値を低く抑え続けたまま、確実に一定以上の利益を素早く積み重ねて行く “手腕” は、相変わらず「見事」の一言。
前述の「及第点以上満点未満」というやや辛めの評価も、今回の「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」ありきの内容であるため、「Flex SRV1/SRV2/SRV3」単体の成績だけを見れば、「十分に満足の行く好成長」だと言えるだろう。
全体的に非常に満足度の高い成長を遂げた『Forex Flex EA』だが、何より喜ばしいのは、どちらの観察対象についても「現時点では、ここ最近の好調な流れが途切れそうな気配が見られない」ということだ。
まだ眠る “伸びしろ” の大きさに期待しつつ、今後もつぶさに経過を報告していきたいと思う。
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