持ち味の粘り強さを発揮した前回
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』の検証とレビュー
『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』評価 『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』 収益性：（ ...
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』経過観察 その１｜揺らがぬ安定感
前回のレビューから、一ヶ月が経過 爆発力にこそ欠けるものの、非常に堅実で安定感のある成績を記録していた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evol ...
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』経過観察 その２｜変わらぬ安定感を発揮
早くも二度目の経過観察 第一回目の経過観察では、堅実な成長を維持していた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』だったが、あれから ...
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』経過観察 その３｜一時的な後退からの復調
観察開始から三か月目経過観察にして、初めての後退 第一回および第二回の経過観察では、非常に堅調な成長の様子を見せてくれた『WallStreet Forex Robot ...
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』経過観察 その４｜辛抱と忍耐の時
初めての「後退」から、およそ一ヶ月半 前回、経過観察を始めてから初めてのマイナス成長を見せた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution ...
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レビュー後初のバージョンアップデート 昨年の秋口から年末にかけて、長い停滞と緩やかな後退の続いていた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolu ...
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』経過観察 その６ ｜着実に歩む復活の道
二ヶ月連続のプラス成長なるか 前回、苦難の時を耐え抜き、久方振りのプラス成長を果たした『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』だっ ...
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』経過観察 その７ ｜ついに訪れた完全復活の時
復調の兆しを見せてから、一ヶ月 『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』は、昨年の秋頃から続く停滞期に長いこと苦しめられてきたが、 ...
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』経過観察 その８ ｜堅調に歩み続ける成長の道
破竹の快進撃を収めた前回 前回、長く囚われ続けていた停滞期から脱出し、それまでの遅れを一気に取り戻してなお余る勢いでの急成長を果たし、まさに “完全復活” と言った風 ...
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』経過観察 その９ ｜安定感の際立つ継続的な好成長
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『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』経過観察 その１０ ｜「七転び八起き系EA」の真骨頂
理想的な形で成長を遂げた前回 持ち前の安定感を発揮し、小さな「負け」を上回る数の「勝ち」を積み上げながら順調に成績を伸ばし続けていた前回の『WallStreet Fo ...
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前回、一時的に大きく成績を落とすも目覚ましい勢いで遅れを取り戻し、“七転び八起き” を地で行く成長ぶりを見せた『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』だったが、あれからおよそ一ヶ月。
そのまま起き続けることができていたのか、それとも再び転んでしまうこととなったのか、さっそく確認していきたい。
辛抱強く堪えて逆転の機会を窺う
多くの期待を裏切るようで心苦しいが、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』にとって、直近の期間は少々苦しい時期となったようだ。
実際、転倒から素晴らしい立て直しを見せた前回の直後に、再び足を滑らせてしまっていたようなのだが、その様子は資産曲線の推移にもしっかりと確認できる。
ただし、今回も『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』ご自慢の "命綱” が、とても良い仕事ぶりを見せた。幾度となく転ぼうとも、やはり決して一定以上まで損害を拡大させない安定感の高さは、流石と言えるだろう。
また、既に大小無数の勝敗を繰り返しながら着実に回復の道を歩み始めており、その傷も半ばまで癒えるに至っている。
とは言うものの、このEAが「相変わらず素晴らしい安定性を見せている」という事実と、「直近の二ヶ月間ほど、同じような位置で足踏みしている」というもう一つの事実とは、しっかりと切り分けて評価すべきだろう。
『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』の実績
| 回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
|---|---|---|---|---|---|
| 初レビュー時 | 71.59% | 18.19% | 7.67% | 81% | 1.32 |
| 第１回 | 83.87% | 18.19% | 7.55% | 80% | 1.34 |
| 第２回 | 95.86% | 18.19% | 7.36% | 81% | 1.35 |
| 第３回 | 80.84% | 18.19% | 5.68% | 80% | 1.25 |
| 第４回 | 65.75% | 18.25% | 4.25% | 80% | 1.18 |
| 第５回 | 73.92% | 18.25% | 4.11% | 80% | 1.17 |
| 第６回 | 79.75% | 18.25% | 4.03% | 79% | 1.18 |
| 第７回 | 110.95% | 18.25% | 4.81% | 79% | 1.25 |
| 第８回 | 124.21% | 18.25% | 4.50% | 79% | 1.24 |
| 第９回 | 139.15% | 18.25% | 4.55% | 79% | 1.25 |
| 第１０回 |
140.99% |
18.25% |
4.25% |
79% |
1.22 |
| 第１１回 | 132.58% | 18.25% | 3.86% | 78% | 1.19 |
| 前回比 | -8.41% | ±0.0% | -0.39% | -1.0% | -0.03 |
| 累計 | +60.99% | -0.06% | -3.81% | -3.0% | -0.13 |
▷ ゴールド/米ドル（XAUUSD）の取引結果を【含む】総合成績
| 回数 | 損益（pips） | 損益（金額） |
|---|---|---|
| 初レビュ―時 | ー | ー |
| 第７回 | ー | ー |
| 第８回 | +679.6 pips | +132.48 豪ドル |
| 第９回 | -185.9 pips | +115.61 豪ドル |
| 第１０回 |
-1,472.6 pips | +14.24 豪ドル |
| 第１１回 | +924.2 pips | -65.08 豪ドル |
| 前回比 | +2,396.8 pips | -79.32 豪ドル |
| 累計 | -54.7 pips | +197.25 豪ドル |
▷ ゴールド/米ドル（XAUUSD）の取引結果を【含まない】成績
| 回数 | 損益（pips） | 損益（金額） |
|---|---|---|
| 初レビュ―時 | ー | ー |
| 第７回 | ー | ー |
| 第８回 | +679.6 pips | +132.48 豪ドル |
| 第９回 | +211.1 pips | +140.26 豪ドル |
| 第１０回 |
+218.4 pips |
+140.72 豪ドル |
| 第１１回 | -68.8 pips | -93.45 豪ドル |
| 前回比 | -287.2 pips | -246.03 豪ドル |
| 累計 | +1,040.3 pips | +320.01 豪ドル |
「粘り強い堅実な成長ぶり」という特性は、「成長の速度はお世辞にも早いとは言い難い」という別の特性とも裏表の関係にあるため、その成長ペースに物足りなさを感じてしまうのも無理からぬことだと言えそうだ。
ちなみに、前回の経過観察では、「ゴールド/米ドル（XAUUSD）」の成績があまり振るわず、同通貨ペアを含む総合成績よりも、含まない成績の方が明確に良い結果となっていたが、今回は状況が逆転する結果となった。
しかしながら、その差はあまり大きいものではなく、今回の結果については、概ね「引き分け」と評価して良いだろう。
『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』の月度別成績
▷ ゴールド/米ドル（XAUUSD）の取引結果を【含む】総合成績
| 2019年 | |||
|---|---|---|---|
| 成長率（%） | pips | 金額（AUD） | |
| 1月 | +2.46 | +731.7 | +23.23 |
| 2月 | -3.53 | -338.5 | -46.8 |
| 3月 | +24.42 | +1,411.0 | +312.44 |
| 4月 | +9.08 | +766.8 | +144.6 |
| 5月 | -4.72 | +372.8 | -81.9 |
| 6月 | +9.63 | +218.4 | +159.39 |
| 7月 | +0.98 | -1,249.0 | +17.82 |
| 8月 | -6.38 | -2,046.0 | -116.91 |
| 9月 | +1.86 | +1,150.0 | +31.9 |
| 10月 | ― | ― | ― |
| 11月 | ― | ― | ― |
| 12月 | ― | ― | ― |
| 累計 | +33.80 % | +1,017.2 pips | +443.77 AUD |
▷ ゴールド/米ドル（XAUUSD）の取引結果を【含まない】成績
| 2019年 | |||
|---|---|---|---|
| 成長率（%） | pips | 金額（AUD） | |
| 1月 | -0.43 | +87.7 | -14.23 |
| 2月 | -1.02 | -20.5 | -13.09 |
| 3月 | +21.59 | +462.1 | +275.5 |
| 4月 | +7.44 | +213.8 | +115.47 |
| 5月 | -6.54 | -120.2 | -108.93 |
| 6月 | +10.58 | +277.4 | +164.89 |
| 7月 | +5.79 | +151.5 | +99.68 |
| 8月 | +0.48 | +36.5 | +8.75 |
| 9月 | +0.01 | +38.2 | +0.27 |
| 10月 | ― | ― | ― |
| 11月 | ― | ― | ― |
| 12月 | ― | ― | ― |
| 累計 | +37.90 % | +1,126.5 pips | +528.31 AUD |
※AUD = オーストラリアドル
一方で、通年成績で比較した場合、徐々に「引き分け」とは言い難くなるような差が生まれつつあることに気が付ける。
現時点では、まだ明らかに「差がある」とは言えないが、「成長率」と「pips」および「金額」すべての項目において、「ゴールド/米ドル」を含まない成績の方が良い数字を記録している点については、一つの事実として認識しておいた方が良いだろう。
今回の総評
以前、半年間近くにも及ぶ「停滞期」を辛抱強く乗り切った『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』だが、直近数ヶ月間の成績を見る限りでは、現在は一つの “山場” を再び迎えつつあるようにも見受けられる。
このまま順調な成長を再開し、足を取られかけている “停滞” の沼から完全に脱出することができたならば良し。それができなければ、遠からぬ将来に再び「停滞期」に突入してしまうことになるかもしれない。
現時点では、まだどちらに転ぶかは未知数だと言えるが、既に現在の状況に突入してから二ヶ月ほどが経過していることを考えると、近いうちに “答え” が出ることとなりそうだ。
2019年10月22日時点での『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』の成績
なお、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』の公式フォワードテストにおいては、今年に入ってから新たに「ゴールド/米ドル」の取引が開始されている。
「ゴールド/米ドル」は、数ある通貨ペアの中でも比較的に「ハイリスク・ハイリターン」な存在であり、上手く相場の流れを捉えることができれば、逆もまた然りだが、短期間で大きな利益を上げられる通貨ペアだ。
おそらく本来は、その最大の持ち味である非常に高い安定感を担保にして、「ゴールド/米ドル」の持つ潜在的なリスクを相殺しつつ、上手くリターンだけを得ようという魂胆だったと推察されるが、残念ながら現時点では、狙い通りに機能していない印象が否めない。
しかしながら、その状況も裏を返せば、型に嵌りさえすれば「安定感」と「収益性」を高い次元で両立させた理想的なシステムが実現する可能性があることを意味するとも言えるだろう。
ちなみに、通貨ペアにおけるpipsの計算方法についてだが、「ゴールド/米ドル」と「それ以外の通貨ペア」とで大きく異なるため、単純に両者の結果を比較することにあまり意味はないことを、念のため最後に補足しておきたい。
ここ数ヶ月間は、少々狙いが空回ってしまっている感も否めない『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』ではあるものの、如何なく本領を発揮した時の実力については、先日確かな実績を以て証明されたばかりだ。
「停滞期に突入するかもしれない」という懸念を吹き飛ばすような成長を遂げてくれることに期待しつつ、引き続き経過を見守っていくことにしたい。
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