堅実な成長ぶりを見せた前回
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『Forex Diamond』の検証とレビュー
『Forex Diamond』評価 『Forex Diamond』 収益性:(4.0) 安定性:(4.0) 信頼性:(4.0) 総合評価 (4.0)☆ ...
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『Forex Diamond』経過観察 その1 |設計思想通りの堅実な成長
まだ未知数の「原石」だった前回 前回のレビューにおいては、運用期間は僅か三ヶ月間とまだ短かったものの、中々に好調な滑り出しを見せていた『Forex Diamond』。 ...
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前回の経過観察においては、粘り強い成長ぶりを見せ、設計思想通りの堅実さを証明してみせた『Forex Diamond』。
しかし一方では、成長率自体についてはやや物足りなさの残る結果ともなっていたのだが、はたして今回は、どのような成長を見せることとなったのだろうか。
過去最高の素晴らしい成長ぶり
一進一退の攻防の末に辛くも勝利を収めた前回とは裏腹に、今回の経過観察における『Forex Diamond』は、かなり目覚ましい成長ぶりを見せ、大きく成績を伸ばす格好となった。
前回から今回までの間に描かれた資産曲線の形にも、その好調ぶりは一目瞭然だろう。
実際、通算利益の数字は前回から大きな伸びを見せており、他の評価項目についても軒並み十分なプラス成長を実現。
最大ドローダウンについても、相変わらず一桁パーセント台という「安全圏」を維持している。
また通算勝率と、リスクとリターンのバランスを示す指標の一つであるプロフィットファクター(PF)との両方が揃って数字を好転させている点にも、直近の期間における調子の良さを窺い知ることができるというものだろう。
『Forex Diamond』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 34.45% | 5.33% | 8.52% | 73% | 1.66 |
第1回 | 39.84% | 8.81% | 6.13% | 71% | 1.35 |
第2回 | 63.30% | 8.81% | 7.13% | 72% | 1,41 |
前回比 | +23.46% | ±0.0% | +1.00% | +1.0% | +0.06 |
累計 | +28.85% | -3.48% | -1.39% | -1.0% | -0.25 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第1回 | +347.5 pips | +22.64 豪ドル |
第2回 | +784.9 pips | +98.49 豪ドル |
前回比 | +437.4 pips | +75.85 豪ドル |
累計 | +1,132.4 pips | +121.13 豪ドル |
そして、『Forex Diamond』は今回、損益に関しても「pips」と「金額」の両方において、前回よりも大きく数字を伸ばすことに成功。
前者については、相対値としても絶対値としても立派な成績だと言えると思われるが、後者については、人によってはそれでもなお物足りなさを感じてしまうかもしれない。
しかしながら、「約420豪ドル」の初期証拠金で運用が開始されてから今月で八ヶ月目、これまでの通算利益が「265.79豪ドル」であることを考えれば、きっと感じ方も大きく異なってくることだろう。
『Forex Diamond』の月度別成績
2019年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(AUD) | |
1月 | ― | ― | ― |
2月 | ― | ― | ― |
3月 | ― | ― | ― |
4月 | +9.97 | +351.6 | +41.87 |
5月 | +4.71 | +244.5 | +21.73 |
6月 | +10.1 | +425.2 | +48.84 |
7月 | +2.51 | +163.6 | +13.34 |
8月 | +3.16 | +233.7 | +17.26 |
9月 | +4.41 | +255.4 | +24.85 |
10月 | +12.28 | +574.9 | +72.17 |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +47.14 % | +2,248.9 pips | +240.06 AUD |
※AUD = オーストラリアドル
なお、月度別成績を見ても、先月における成績の良さが際立つ。「成長率」、「pips」および「金額」のすべてにおいて過去最高値を更新しており、文句なしの三冠を達成するに至っている。
喜ばしいことに、今月に入ってからも少なくとも現時点までは調子の良さが続いており、更なる成長にも期待できそうだ。
今回の総評
前回の経過観察においては、「堅実さ」や「安定性」といったEAとしての “防御力” の高さを示した『Forex Diamond』だったが、今回は打って変わって、EAとしての “攻撃力” の高さを見せつけたと言えるだろう。
前回までは、守りは堅いものの、いま一つ攻め手に欠ける印象もあったが、今回こうして型に嵌った時の収益性の高さが実証されたことで、その印象も大きく改める必要がありそうだ。
本当ならばここで懸念の一つでも指摘したいところなのだが、こと今回の『Forex Diamond』に限って言えば、取り立てて問題視すべき点が見当たらない。
無論、「一寸先は闇」を地で行く自動売買の世界において、迂闊な油断が厳禁なことは事実に違いないものの、今現在までにおいて、急激な成績の悪化を予期させるような徴候は見られていないことも、まだ事実だと言える。
むしろ、数ヶ月間ほど緩やかに続いていた “停滞” の流れから脱し、再び “成長” の流れに移行したような印象の方が強いくらいだ。
EAに「調子の悪い時期」と「調子の良い時期」というものは必ず存在する訳だが、現在の『Forex Diamond』について言えば、おそらく後者の時期にあると見て良さそうだ。
一分一秒でも長く、この好調の波に乗り続けてくれることを期待しつつ、引き続き経過を見守ることにしたい。
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