『Forex Gump EA』経過観察 その１１ ｜まだまだ続く文句なしの成長期

過去最高を塗り替える成長を見せた前回

半年ほど前に停滞期を脱してから維持している好調な流れそのままに、前回も引き続き好ましい成長を遂げてみせた『Forex Gump EA』。

調子の良い時ほど何かと足元を掬われがちなものだが、はたして今回も無事に直近の期間を乗り越えることができたのだろうか。

前回には及ばずも、好成長ぶりは変わらず

蓋を開けてみれば、『Forex Gump EA』は、前回までと同様に今回も全体的に高い水準にある成長ぶりを見せてくれる格好となった。

資産曲線の推移にも、直近の期間において安定した成長を維持していた様子が見て取れる。

なお、下の実績や月度別成績を見れば分かるように、前回の『Forex Gump EA』は過去最高とも言える水準の好成長を果たした訳だが、流石にそれと比べてしまうと、今回の成長内容は見劣りすると言わざるを得ないだだろう。

実際、「通算利益」や「損益」を始めとする成長の度合いを示す指標の多くで、前回を下回る成績を記録している。

とは言うものの、あくまで “前回の好成長ぶりには及んでいない” というだけであって、停滞期の終了以降の成績と照らし合わせてみれば、特に遜色のない水準にあることは間違いない。

「数字」という客観的な証拠に基づいて分析するならば、「今回になって成長が鈍化した」のではなく、「前回は突発的に成長が急加速した」と評価した方がより正確だと言えそうだ。

ちなみに、『Forex Gump EA』における最大の “不安の種” とも言える「含み損」についてだが、先にも軽く触れた通り今回も、直近の期間に大きく膨らむ様子は見せなかった。

本稿の作成時点においても証拠金残高の「10%」未満に抑えられており、少なくとも現状は十分に「安全圏にある」と言えるだろう。

今回の総評

幸いなことに、『Forex Gump EA』は今回も調子を大きく崩したりすることもなく、ここ数ヶ月間と同様のペースで健やかに成長を続ける結果となった。

直近の期間における安定ぶりを見ると、思わずこのEAが「ハイリスク・ハイリターン系EA」であることを忘れてしまいそうになるほどだ。

2020年2月19日時点での『Forex Gump EA』の成績

なお、『Forex Gump EA』のような「ハイリスク・ハイリターン系EA」に限った話ではないが、基本的には証拠金残高の金額が大きくなればなるほど、システムとしての安全性も高まると言える。

無論、証拠金残高の増額に応じてリスク設定を積極的に引き上げるような運用をしたならば話は別だが、公式フォワードテストの取引履歴を見る限り、『Forex Gump EA』にそういった運用の痕跡も見られない。

以前、含み損が “危険水域” にまで膨れ上がった際、『Forex Gump EA』は短期間で計二万ドル近い証拠金の追加を実施することで危機を乗り越えており、その意味では、現在の『Forex Gump EA』の安全性は大きく増していると言えるだろう。

とは言え、「多額の証拠金を断続的に追加して含み損の解消まで耐え抜く」という手法は、間違いなく効果的ではある一方でかなりの “力業” でもあり、そう易々と誰にでも出来ることではないはずだ。

そして、そもそも “力業” でやり過ごせる程度にも限界というものがある以上、やはり『Forex Gump EA』を運用する場合には、それ相応の配慮と警戒を欠かすべきではないだろう。

いずれにせよ、公式フォワードテストの成績は「適切に配慮と警戒を行った上で、力業も駆使した結果」であり、「Forex Gump EAの潜在能力を十全に引き出した結果」だとも言えるだろう。

潜在的な実力は一級品の『Forex Gump EA』の今後を、引き続き見守っていくことにしたい。

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