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『Forex GOLD Investor』経過観察 その3 |リアル口座でフォワードテスト開始

前回の更新から一年半が経過

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長らく「デモ口座」上でしか公式フォワードテストを実施していなかったにもかかわらず、ここに来て今回、新たに「リアル口座」上での実施に踏み切ってみせた「Forex GOLD Investor」。

最後に経過観察を更新してから、はや一年と半年が過ぎ去ろうとするいま、満を持して経過観察の更新を再開していくこととしたい。

 

再始動は喜ばしくも、懸念は残る

今回、突然の再始動を果たした『Forex GOLD Investor』だが、直近の期間までの成績に関して言えば、「少々その評価が難しいものとなっている」というのが、率直な所感だと言える。

決して成績があまり芳しくない訳ではなく、むしろ随分と好調に成績を伸ばしている様子が資産曲線の推移にも見て取れることだろうが、この状態はいわば “化粧をした状態” のようなもので、“すっぴん” の状態ではない

 

 

それがどういう意味かということを説明する前に、まずは下の画像を見てほしい。

 

 

簡潔に結論から言うと、現在の公式フォワードテストは本来「2020年7月27日」から実施されているにもかかわらず、現在Myfxbook上において “デフォルト状態で” 表示されているのは、「2020年10月19日」以降のデータのみとなっているのだ。

言い換えれば、あまり調子の芳しくなかったごく初期の成績を隠し、調子が明確に上向き始めた時期からの成績だけを公開し、フォワードテストの成績を実態よりも良いように印象付けようとしている、とも言えるだろう。

 

そのことの是非や解釈については後述することとして、いずれにせよ取引履歴が実際に存在する以上、この経過観察においては「運用開始から現在までの全期間」の成績について取り扱っていくことにしたい。

 

『Forex GOLD Investor』の実績

回数 通算利益 最大DD 平均月利 通算勝率 PF
初レビュ―時 83.82% 38.17% 9.22% 69% 1.36
前回比
累計 ±0.00% ±0.00%
±0.00% ±0.0% ±0.00
回数 損益(pips) 損益(金額)
初レビュ―時
前回比
累計 ±0.0 pips ±0.0 ドル

 

何とも前置きが長くなってしまったが、「通算利益」の数字から見ていくと、運用期間およそ七ヶ月間で「83.82%」増となっており、一時期は「-18.61%」にまで落ち込んでいた事実を加味すれば、十分に好ましい成長ぶりだと言えるだろう。

「平均月利」の数字も「9.22%」と、「10%」の大台を射程圏に捉えた位置に付けているほか、可もなく不可もない「通算勝率」と、及第点を上回る「プロフィットファクター(PF)」の成績も確認できる。

 

そのほか、「通算利益」の数字がマイナスを割り込んだ時期に「最大ドローダウン」は「38.17%」にまで膨らんでしまっていた一方で、以降は着実に解消の流れを辿り続けており、特に今年に入ってからは「5.0%」にも届かない状態が維持されているようだ。

 

『Forex GOLD Investor』の月度別成績

2021年
 成長率(%) pips  金額(USD)
1月 +18.99 +7,144.0 +75.60
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
累計 +18.99 % +7,144.0 pips +75.60 USD

※USD = アメリカドル

『Forex GOLD Investor』の年度別成績(※クリックで展開)

2020年
 成長率(%) pips  金額(USD)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月 +2.29 -308.0 +6.88
8月 -5.65 -2,793.0 -17.34
9月 +30.73 +6,612.0 +88.98
10月 -30.15 -7,076.0 -114.11
11月 +19.62 +3,975.0 +51.87
12月 +25.87 +6,950.0 +81.82
累計 +42.71 % +7,360.0 pips +98.10 USD

また、「月度別成績」を見ると、「2020年10月」に直前までの三ヶ月間での利益をすべて帳消しにする損失を出した以降は、三項目すべてにおいて順調な成長ぶりを見せていることが分かる。

なお、「pips」の損益が異様に大きい数字となっているように思われるかもしれないが、「ゴールド/米ドル(XAUUSD)」は他の通貨ペアと「pips」の計算方法が異なるため、基本的に数字が大きくなりやすいことを補足しておきたい。

 

今回の総評

どういう風の吹き回しかは分からないものの、『Forex GOLD Investor』が今回、「リアル口座」上での公式フォワードテスト実施に踏み切ったことについては単純に喜ばしく、素直に評価して良いものだと言えるだろう。

一方で、現在の公式フォワードテストにおいては、「成績の悪かった期間のデータが表示されていない」、あるいは「成績の良い期間のデータだけが公開されている」ことについては、先にも述べた通りだ。

 

Forex GOLD Investorの成績データ

2021年2月18日時点での『Forex GOLD Investor』の成績

 

このことについては「少々その評価が難しい」と前述したが、それというのも、「特定期間のデータだけを表示する」という行為が、必ずしも批難されるべき行為だとは言い切れないからにほかならない。

 

例えば、運用を開始したもののあまり成績が良くなかったため、EAの設定を見直して仕切り直しを図った場合や、突発的な不慮の事故で口座が破綻してしまったため、証拠金を新たに投入して再始動させた場合などは、その分かりやすい事例だと言えるだろう。

要するに、「特定の期間におけるデータを表示させないことに対する正当な理由があるかどうか」が重要だと言えるのだが、こと『Forex GOLD Investor』に関して言えば、それが「ある」とも「ない」とも言い難い状況にあるからこそ「難しい」という訳だ。

 

なお、取引履歴をざっと確認した限りでは、運用開始の初期と現在との間で、EAの設定が変更されたようには見受けられないほか、口座破綻からの資金追加による仕切り直しの痕跡も見当たらない

 

 

しかしながら一方で、公式サイト上には「FOREX GOLD INVESTOR IS READY FOR 2021 MARKET CONDITIONS!(Forex GOLD Investorは、2021年の市況に対応済みです)」という宣伝文句が踊っていることが確認できる。

 

この文句がいつ頃からサイト上に登場したかは不明だが、その文言から察するに、少なくとも「2021年」を迎える前には追加されていたと見て良いはずだ。

いずれにせよ詳細な時期がどうであれ、数ヶ月前にEAとして大なり小なりの進化を果たしていた可能性は高く、またもしそれが「昨年10月」頃に起こっていたとするならば、フォワードテストの仕切り直しを図る “正当な理由” としては申し分ないと言えるだろう。

 

勿論、どれも憶測の域を出ない話ではあるのだが、そういった諸々の懸念を差し引いても、『Forex GOLD Investor』が新たに公開したフォワードテストの存在は、経過観察を再開させるに十分に値するように思われる。

再び “採掘” を開始した『Forex GOLD Investor』が、新たな “金脈” を掘り当ててくれることを大いに期待しつつ、改めて経過の観察に取り組んでいくことにしたい。

 

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