『Forex GOLD Investor』の検証とレビュー

『Forex GOLD Investor』評価

『Forex GOLD Investor』

『Forex GOLD Investor』基本情報

『Forex GOLD Investor』は、「ゴールド/米ドル（XAUUSD）」の取引のみに特化したEAとして開発されており、その特異性によって他の競合製品と一線を画す存在となっていると言える。

取引履歴を見る限りでは、時折「二日間」以上の間、ポジションを保持することもあるが、基本的には「数時間～十数時間」の間でポジションを決済しており、また一日当たりの取引回数もあまり多くはないようだ。

最低入金額は「100ドル」と、かなり少額の資金から運用することが可能。とは言え、運用効率や一時的な損失への耐性などの観点から見ても、証拠金があまりに少ないのも不利に働く場面が多く、ある程度の余裕は持たせておいた方が賢明かもしれない。

推奨金額については、かなり振れ幅が大きく設定されているが、必ずしも「5,000ドル」以上を用意しようとするよりは、あくまで自身にとって「余剰金」の範囲に収まる金額までを運用に回すようにした方が無難だろう。

また、メンバーシップは一種類のみを用意。価格は「397ドル」とやや割高な印象を覚えるが、基本的に常に何かしらのキャンペーン等で「100～200ドル」程度の値引きが実施されているため、実際にはだいぶお求めやすくなっている。

そのほか、公式ユーザーガイドによると、同時に利用可能なリアル口座の数は「最大一つまで」、利用可能なデモ口座の数に関しては「最大3つまで」とのことだ。

なお、開発元を共にする『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』や『Volatility Factor 2.0 Pro』と同様に、この『Forex GOLD Investor』もまた、「最大60日間の無条件返金保証」を掲げており、他と比較してもひと際ユーザーフレンドリーな仕様となっている。

『Forex GOLD Investor』の特徴

世の中には、「公式サイトが充実しているEA」と「公式サイトが空白だらけのEA」の両方が存在しているが、喜ばしいことに『Forex GOLD Investor』は、前者に属するタイプのEAだと言える。

反面で、その情報量の多さに比して、核心的な仕様の詳細に関する情報はあまり多く開示されていない印象を覚えるが、EAの世界において “重要な情報の秘匿” は、ごく一般的な習わしであるため、そこまで問題視する必要もないだろう。

「ゴールド/米ドル（XAUUSD）」の取引に特化

前述の通り、また製品名も強く示唆する通り、『Forex GOLD Investor』は、「ゴールド/米ドル（XAUUSD）」の取引のみの特化した戦略を搭載している点を、最大の特徴としている。

「ゴールド/米ドル（XAUUSD）」の取引 “にも対応している” というEAは、時折見かけないこともないが、それだけに特化しているEAというのは極めて珍しく、その点にこそ、このEAにおける最大の魅力があると言っても差支えない。

一方で、公式フォワードテストの成績を見ても、『Forex GOLD Investor』をメインEAとして単体で運用することには厳しいものがあると言える。

ただし、「他の多くのEAが対応していない通貨ペアに特化している」という特異性の高い強みから、「EAポートフォリオを構築するサブEAとしては、大きな可能性を秘めている」と言えるだろう。

「ロング（買い）」重視のデイトレード系戦略

公式フォワードテストの取引履歴を見れば一目瞭然だが、このEAは、「ロング（買い）」ポジション偏重の戦略が実装されており、これまでの全取引における「ロング」の占める割合は、実に「85%」を超えているほどだ。

また、必然的に「ショート（売り）」の占める割合は低くなる訳だが、実行頻度が低い分だけ取引の精度が高いのか、通算勝率に関しては、「ロング（買い）」よりもかなり高い値を示している。

なお、平均取引時間は「19時間」程度、平均損益は「±280 pips」前後となっており、敢えて『Forex GOLD Investor』をカテゴライズするならば、「スキャルピングの要素を薄く兼ね備えたデイトレード系EA」と言ったところだろう。

適切なタイミングで実行されるエントリーと決済

公式サイトによると、開発元による調査の結果、「ゴールド/米ドル（XAUUSD）取引においては、それぞれ「買い」または「売り」に適した特定の時間帯がある」ことを突き止めたとのこと。

『Forex GOLD Investor』に搭載されている取引ロジックは、その時間帯や相場の状況に応じて、適切なタイミングでエントリーを実行するとされている。

また、決済に関するロジックについては、「利益の確保」と「ドローダウン低減」に効果的なアルゴリズムを幾つか組み合わせて構築されており、適切な時を見極めてポジションを決済することで、利益の最大化と損失の最小化を実現するとのことだ。

ただし、残念ながら、各ロジックの詳細については、あまり核心的な部分にまで言及されておらず、他の多くの競合製品と同様に、具体的な仕様については不透明な部分が多く残されている。

FX会社による不正を監視

実に業腹なことだと言わざるを得ないが、恣意的なスプレッド幅の操作、意図的な約定拒否やグレーアウト、それらに付随する不利な方向へのスリッページの発生など、悪質なFX会社の魔手に掛かれば、トレーダーは簡単に “食い物” にされてしまう。

そういった悪意による被害を未然に防ぐべく開発されたのが「Broker SPY Module」である訳だが、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』や『Volatility Factor 2.0 Pro』と同様に、この『Forex GOLD Investor』にも搭載されている。

スプレッド幅やスリッページ、約定スピードや約定拒否の頻度など、様々な要素を常に監視し続け、FX会社による不正な操作が検出されると警告が表示されるという仕様だ。

底が抜けると分かり切った舞台の上で踊り続けるほど馬鹿らしいこともないので、トレーダーの代わりに監視してもらえるのは、実にありがたい。

『Forex GOLD Investor』の成績

運用開始から順調に成績を伸ばし続けていたものの、昨年末を境に状況は急変。今年に入ってからは停滞期に突入してしまっており、資産曲線の形にも、その調子の変動ぶりがはっきりと見て取れる。

それに伴い、昨年末の時点では「50%」を超えていた通算利益も、周期的な後退と前進とを繰り返す中で緩やかに数字を落としてしまっているが、裏を返せば、一方的に負け続けることを許さない粘り強さがあるとも言えるだろう。

平均月利の数字についても、他の競合製品と比して決して高いとは言えないが、その分だけ最大ドローダウンの値も小さく収まっているため、全体的なリスクとリターンのバランスは釣り合いが取れているように思われる。

なお、停滞期に突入する直前までの成績を見てみると、平均月利の約「10%」という数字に対して、最大ドローダウンは約「3.0%」と、かなり優秀な成績を収めていたことが分かり、どうやら潜在的な実力は高いようだ。

月間獲得利益の推移を見ても、年初の二ヶ月間で大きく成績を落としてしまっており、続く二ヶ月間で着実に数字を回復させているものの、差し引きでは未だ損失分の方が大きい。

なお、現時点では、今月の成績についても赤字を計上しており、停滞期はもうしばらく続くことになりそうな印象だ。

なお、公開されている公式フォワードテストは、デモ口座上で実施されているため、実際にリアル口座上で運用した場合とは、大なり小なりの差が生じる可能性がある点に注意してほしい。

また、同テストにおいては、「変動ロット」ではなく「固定ロット」での運用が行われているのだが、初期状態では「固定ロット」に設定されており、そもそもこのEAに関しては、デフォルト設定での運用が公式に推奨されている。

もちろんパラメーターを変更しさえすれば、「変動ロット」での運用も可能なのだが、『Forex GOLD Investor』は、「固定ロット」での運用が前提とされていると考えた方が良さそうだ。

『Forex GOLD Investor』の信頼性

一見どれほど成績の優れているEAだったとしても、新たにEAを購入するのに際しては、その製品や販売会社が「SCAM（詐欺商材）」かどうかを慎重に見極めることを、決して疎かにすべきではないだろう。

EAという製品の特性上、完全に白か黒かを判じることは難しいとは思うが、以下では、普遍的かつ一般的な観点から、可能な限り正確に見極めていくことにしたい。

公式フォワードテストが、「デモ口座」上で実施されている

『Forex GOLD Investor』の信頼性を評価する上では、やはり「公開されている公式フォワードテストが、リアル口座上ではなくデモ口座上で実施されている」という点について、大きく減点せざるを得ないだろう。

開発元を同じくする『Volatility Factor 2.0 Pro』の例を見るに、おそらく、当初はリアル口座上で実施されるフォワードテストの成績を公開していたものの、成績の悪化に伴い、“デモ口座版フォワードテスト” の公開へと切り替えたものと推察される。

「リーマンショック」や「サブプライムローン問題」などは極例だが、大小様々な経済危機や相場の変動の煽りを受けてしまえば、フォワードテストの成績が極端に悪化してしまうことや、最悪の場合には破綻にまで追い込まれてしまうこともあるだろう。

EAという製品の性質上、また為替取引が水物である以上、大なり小なり成績が悪化することはままあることだし、それ自体はそう強い非難の対象とはなり得ないだろうが、そのことと “デモ口座版フォワードテスト” の公開とは、切り離して考えるべきだったと指摘したい。

商業的な理由から難しいことも理解はできるし、最悪「フォワードテストの仕切り直し」は許容するとして、真に顧客のことを思うのならば、成績の良し悪しを度外視してでも「リアル口座上で実施されるフォワードテスト」の成績を公開し続けるべきだっただろう。

他に瑕らしい瑕が見当たらないため、この “手落ち” が余計に残念に思えてならない。

公式サイト上に多くの情報が公開されている

一方で、『Forex GOLD Investor』の公式サイトからは、「顧客になるべく多くの情報を提供しよう」という意志や気概のようなものを感じることができる。

前述した通り、情報の量はともかく、情報の “深度” に若干の物足りなさを覚えない訳ではないものの、それでも世に溢れ返る「公式サイトからほぼ何の情報も得られない」競合製品と比べれば、遥かに誠実であることは間違いない。

もちろん、必ずしも「公開されている情報が多ければ多いほど良い」とは言い切れないが、『Forex GOLD Investor』の開発元が手掛ける別のEA製品群の公式サイトを見回してみても、情報の「量」と「質」の両面において、どれも一様に相対的に高い水準にあると言えるだろう。

この点に関しては、素直にプラス評価を与えることにしたい。

60日間の「無条件返金保証」が提供されている

「30日間の返金保証」や「条件付きの返金保証」を謳う製品は世に数多く存在すれど、「60日間」しかも「無条件返金保証」を掲げるEAは、未だに非常に稀有な存在となっている。

海外のフォーラムや口コミサイトなどを見ても、返金対応に対する評価は基本的に高く、看板が偽りとならぬよう誠実に対応が行われているようだ。

販売元と購入者側のどちらに原因があるかはさておき、返金対応によるトラブルの報告が絶えないEAの世界。

それだけに、「60日間の無条件返金保証という “無類の好条件” が、かなり誠実に順守され続けている」という一点だけを以てしても、十分に高く評価するに値することだろう。

開発元の素性がはっきりしている

「エキスパートアドバイザー（EA）」という存在が世に生み落とされて以来、実に多くの製品が入れ代わり立ち代わり登場し続けてきた事実に対して、その素性までを明らかにしている開発元の数は、驚くべき程に少ないと言えるだろう。

そのような状況の中で、『Forex GOLD Investor』の開発元であるFXAutomater社は、製品とは別に会社の公式サイトを運営し、同社に関する情報を公開しているほか、幾つかのSNS上においても、公式アカウントを運用している。

また、当サイトの運営開始よりこちら、同社の公式サポートチームには幾度となく、問い合わせやサポートの依頼を行ってきたが、その対応は常に安定して迅速で丁寧、かつ誠実なもので在り続けている点も、高く評価したい。

FXAutomater社は、海外製EAの世界においては “老舗” 的な存在だと言えるが、そういった製品とは直接的には関係のない部分にも、同社が老舗たり続けている所以があるようだ。

『Forex GOLD Investor』の総評

ここまで、様々な観点から『Forex GOLD Investor』を分析してきたが、同EAに対する最終的な評価としては、「あらゆる主役を支える形で輝きを放ち得る名脇役」といったところだろうか。

先にも述べたが、このEA一本だけを主軸に据えて運用するには、現状の成績では少々厳しいものがあると言わざるを得ない。

2019年5月15日時点での『Forex GOLD Investor』の成績

しかしながら、「ゴールド/米ドル（XAUUSD）の取引に特化している」という稀有な特徴のおかげで、無数に存在する競合製品の中でも、ひと際輝きを放つ異質な存在だと言える。

また、そもそも「ゴールド/米ドル（XAUUSD）」の取引に対応しているEAは希少であるため、既存のEAポートフォリオに『Forex GOLD Investor』を追加することで、“EAポートフォリオとしての幅” を広げられる可能性は高い。

新たに組み込むことで、必ずしもEAポートフォリオの成績が良くなるかは未知数だが、少なくとも、対応する取引通貨ペアの幅を広げることで、さらなるリスク分散による「リスク耐性」の向上を図ることは可能なはずだ。

なお、「単独での運用は厳しい」と述べた舌の根も乾かぬうちに言っては何だが、『Forex GOLD Investor』は、「ゴールド/米ドル（XAUUSD）のみを取引したい」という限定的な状況においては、「メインEA」ともなり得ることだろう。

あるいは、同じくFXAutomater社の手掛ける『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』も、「ゴールド/米ドル（XAUUSD）」の取引に対応しているため、この二つのEAを組み合わせて金取引に特化したポートフォリオを構築してみるのも面白いかもしれない。

まさに『Forex GOLD Investor』は、海外製EAの老舗が産み落とした “金の卵” と言えるだろう。

可能性に満ちた卵をふ化させ、再び金の卵を産む雌鶏に育て上げられるのか、はたまた金の卵を錆び付かせて終わらせてしまうのかは、トレーダーとしての腕が問われることとなりそうだ。

『Forex GOLD Investor』の購入方法

公式サイトの最下部にある「Order Now」と書かれたボタンをクリックする

自動的に購入ページに移動するので、各項目それぞれに必要な情報を記入する

• Email Address : メールアドレスを入力する
• Payment Method :「クレジットカード払い」か「PayPal払い」を選択する
• Cardholder Name : クレジットカードに記載されている名前を入力する
• Card Number : クレジットカード番号を入力する
• Expiration Date : クレジットカードの有効期限を入力する
• Security Code : カード裏面に記載されている番号の下3桁を入力する
• Country : 自分の国籍を選択する
• Zip Code : 郵便番号を入力する
• coupon : クーポンコードを入力する

上記を参考にしながら、各項目に必要な情報を正確に入力する。なお、クーポンコードの欄については、所持していなければ空欄のままにしておいて問題ない。

ちなみに、上の画像内で赤枠で囲われた箇所をクリックすることで、支払いに利用する通貨の変更が可能。

「日本円」か「米ドル」のどちらかを選択できるので、都合の良い方を選ぶようにしてほしい。

すべての情報を入力し終えたら、「Pay Now」と書かれたボタンをクリックする

すべての項目に情報を入力し終えた後、「Pay Now」と書かれたボタンをクリックすれば、購入手続きは完了。

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