無念の破綻に泣いた前回
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遡ることおよそ八ヶ月、「コロナ禍」の余波で市場全体が大きく不安定さを増していた時期の真っ只中において、激しい “荒波” に飲み込まれる形で口座を破綻させてしまっていた『FXGoodway X2』。
今年も年の瀬を迎え、「さすがにもう更新されないか」と半ば諦めかけていたところ、つい先日、公式フォワードテストが仕切り直されていたことが判明したため、さっそく情報をお届けしていきたい。
仕切り直し後は、好調を維持
取引履歴を確認してみると、公式フォワードテストが再始動してからまだ半年と少しが過ぎたばかりのようだが、多くのEAがそうであるように、運用開始から間もない期間ということもあって、現時点での成績については「優秀」と評価できるように思われる。
資産曲線を見ても、赤色と橙色との二本の曲線は全期間を通じてあまり乖離することなく、かなり綺麗に右肩上がりに伸び続けていることが分かるだろう。
既に「通算利益」の数字は「183.03%」に達しており、直近の半年間における確定損益で言えば、現在までに「1,826.6pips」または「3,249.39ドル」の黒字を計上していることとなる。
どの程度までリスクを背負うかでも変わってくるため一概に評価を下すことはできないが、初期証拠金が「2,000ドル」であることを考えると、およそ半年間での成績としては、かなり目覚ましいものがあると言えるだろう。
『FXGoodway X2 EURUSD Set_1』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 183.03% | 31.18% | 20.33% | 78% | 3.09 |
前回比 | ー | ー | ー | ー | ー |
累計 | ±0.00% | ±0.00% |
±0.00% | ±0.0% | ±0.00 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | ±0.0 pips | ±0.0 ドル |
実際、まだ運用期間が短いとは言え、「平均月利」の成績は「20.33%」にも達しており、「プロフィットファクター(PF)」についても「3.09」という非常に好ましい数字を維持。
同時に、「最大ドローダウン」も「31.18%」とやや高めとも言える水準に達してはいるものの、「リスクとリターンとはトレードオフの関係にある」という原理原則に立てば、「リターン相応の数字」だとも言えそうだ。
『FXGoodway X2 EURUSD Set_1』の月度別成績
2020年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | ー | ー | ー |
2月 | ー | ー | ー |
3月 | ー | ー | ー |
4月 | ー | ー | ー |
5月 | ー | ー | ー |
6月 | +1.44 | +30.0 | +28.86 |
7月 | +36.55 | +736.8 | +741.63 |
8月 | +16.90 | +217.1 | +468.20 |
9月 | +16.86 | +48.8 | +546.15 |
10月 | +10.59 | +306.4 | +400.66 |
11月 | +25.42 | +487.5 | +1,063.89 |
12月 | ー | ー | ー |
累計 | +107.76 % | +1,826.6 pips | +3,249.39 USD |
※USD = 米ドル
なお、「月度別成績」に関してだが、運用が再開された今年六月から先月までの半年間で目覚ましい利益を積み上げてきたことは、既に先に述べた通りだ。
幸いなことに今月の成績についても、既に現時点で「pips」および「金額」の両方において、ここ半年間での平均水準を超える数字を記録しており、今のところ成長の勢いに陰りのようなものは見えない。
さて、ここで少し “おさらい” をしたいのだが、ここまで紹介してきた「Set_1」が「初期型のFXGoodway」だとするならば、今から紹介する「Set_2」は、「改良版のFXGoodway」だと言える。
両者の詳しい違いに関する解説については、過去の「経過観察」に譲るとして、要するに「Set_1」と「Set_2」とは、同じ『FXGoodway』というEAではあるものの、若干異なるロジックに基づいて稼働するということだ。
『FXGoodway X2 EURUSD Set_2』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 105.25% | 28.65% | 13.65% | 78% | 2.64 |
前回比 | ー | ー | ー | ー | ー |
累計 | ±0.00% | ±0.00% |
±0.00% | ±0.0% | ±0.00 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | ±0.0 pips | ±0.0 ドル |
実際、取引履歴を確認する限りでは、両者はまったく同じ条件でほぼ同時に運用が開始されているのだが、この半年間でその成績には明確な差が生じていることが分かる。
具体的な数字で言えば、「通算利益」の成績が「105.25%」に対し、直近半年間での確定損益は「1,185.9pips」または「2,040.62ドル」の黒字を計上。
どちらも「Set_1」に比べてしまうと、「いま一歩及んでいない」ような印象を覚えてしまうかもしれないが、運用期間の短さを考慮すると、十二分に「好成績」だと評価してよいものだと言えるだろう。
『FXGoodway X2 EURUSD Set_2』の月度別成績
2020年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | ー | ー | ー |
2月 | ー | ー | ー |
3月 | ー | ー | ー |
4月 | ー | ー | ー |
5月 | ー | ー | ー |
6月 | +1.50 | +30.0 | +30.00 |
7月 | +17.32 | +360.0 | +351.54 |
8月 | +24.15 | +409.8 | +575.20 |
9月 | +20.32 | +98.4 | +600.94 |
10月 | +4.92 | +180.0 | +175.05 |
11月 | +8.25 | +107.7 | +307.89 |
12月 | ー | ー | ー |
累計 | +76.46 % | +1,185.9 pips | +2,040.62 USD |
※USD = 米ドル
同様に、「平均月利」は「13.65%」、「プロフィットファクター」は「2.64」と、やはり「Set_1」に対して数字が及んでいないのだが、一方で「最大ドローダウン」は「28.65%」と、「Set_1」よりもやや低い数字を維持していることに気付く。
今年四月に破綻するまでの両者の成績も加味するに、やはり「Set_2」の方が、比較的に「ローリスク・ローリターン」寄りの設計思想に基づいて調整されているようだ。
そして今回、『FXGoodway X2』は大々的な仕切り直しを図るにあたって、新たな “姉妹品” として『FXGoodway USDCHF』を表舞台に送り込んできた。
上述した「Set_1」と「Set_2」はどちらも「ユーロ/米ドル(EURUSD)」の取引に特化したEAだったが、新たに登場した『FXGoodway USDCHF』は、その名の通り「米ドル/スイスフラン(USDCHF)」の取引に最適化されている。
『FXGoodway USDCHF』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 129.82% | 21.18% | 9.98% | 71% | 3.18 |
前回比 | ー | ー | ー | ー | ー |
累計 | ±0.00% | ±0.00% |
±0.00% | ±0.0% | ±0.00 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | ±0.0 pips | ±0.0 ドル |
正式名称が「FXGoodway X2 USDCHF」ではなく「FXGoodway USDCHF」とされているため、てっきり「Set_1」と同じロジックが搭載されているのかと思いきや、公式サイトの情報を見る限りでは、「Set_1」と「Set_2」ともまた少々異なっているようだ。
実際に現時点までの成績を見てみると、「通算利益」で「129.82%」、「平均月利」および「プロフィットファクター」ではそれぞれ「9.98%」または「3.18」と、全体的なバランスの良さを感じられる数字となっている。
また、「最大ドローダウン」に関しても「21.18%」と、三種類の中では最も低い水準を堅持している様子。
『FXGoodway USDCHF』の月度別成績
2020年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | ー | ー | ー |
2月 | ー | ー | ー |
3月 | ー | ー | ー |
4月 | +18.79 | +457.1 | +939.53 |
5月 | +12.64 | +513.1 | +750.53 |
6月 | +11.39 | +577.2 | +761.95 |
7月 | +8.51 | +523.1 | +634.49 |
8月 | +14.50 | +625.7 | +1,172.45 |
9月 | +5.59 | -161.0 | +517.23 |
10月 | +6.49 | +439.7 | +634.67 |
11月 | +7.01 | +352.9 | +729.42 |
12月 | ー | ー | ー |
累計 | +84.92 % | +3,327.8 pips | +6,140.27 USD |
※USD = 米ドル
さらには、この「USDCHF」の方が二ヶ月ほど運用期間が長いため、あまり単純に比較すべきでないのかもしれないが、運用開始から先月までの期間で計上した確定損益は、「3,327.8pips」または「6,140.27ドル」と、「Set_1」と「Set_2」のどちらよりも大きい。
流石に鳴り物入りで登場させただけあって、その潜在的な実力には強く光るものがあり、少なくとも現時点においては、かなり優秀な成績を維持できていると言えるだろう。
過去の成績データ(~2020年4月)
今回の総評
『FXGoodway X2』の公式サポートから「いずれ仕切り直しを図る」計画が仄めかされていたものの、以降は何の音沙汰もないままに年末を迎えてしまい、既に半ば諦めかけていたところに今回、思わぬ朗報が舞い込むこととなって、実に喜ばしい限りだ。
わざわざ半年以上ぶりに公式フォワードテストを刷新しただけあって、三種類の設定はどれも三者三様に優秀な成長ぶりを見せていることも、その喜びに拍車をかけるものだと言えるだろう。
ただし、こちらとしても朗報だけをお伝えできれば最良だったのだが、残念ながら今回、一点だけ「悲しいお知らせ」をお届けしなくてはならない。
その「悲しいお知らせ」とは、今回新たに公開された三種類の公式フォワードテストのすべてにおいて、「ロットサイズ」に関するデータが非公開とされてしまった点についてだ。
以前に公開されていた公式フォワードテストのデータにおいては、ロットサイズに関する情報も取引履歴上で確認できていたのだが、現在公開されているデータ上では、それらの情報が一切確認できないようになってしまっている。
ロットサイズという重要な情報が秘匿されてしまっているという事実は、成績データの「信頼性」や「透明性」という観点からすれば、確実に「減点」だと言えるだろう。
とは言うものの、先日破綻するまでの成績データと現在の成績データを比較しても、「pips」と「金額」における成績水準に劇的な差などは確認できない。
「ロットサイズの情報を秘匿しながら超ハイロット設定で運用し、成績を良く見せかける」というのは、“悪徳EA” の取りがちな常套手段だと言えるが、取引履歴を見比べる限りでは、どうやらその可能性はかなり低いと言えそうだ。
新たに強力な “武器” を引っ提げて表舞台に舞い戻ってきた『FXGoodway X2』が、無念の敗退を喫した悔しさをバネにどこまで高く跳ねてくれるかは、純粋に今から楽しみにしたいところだと言えるだろう。
新たな門出に祝杯を上げつつ、心機一転、経過の観察を再開することにしたい。
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