「変幻自在」ゆえに疑問も尽きない『Forex Flex EA』
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『Forex Flex EA』の検証とレビュー
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『Forex Flex EA』のパラメーターの多彩さは、数あるEAの中でも他に類を見ないほどに突出していると言えるが、それ故に、その扱いに関しては多くの疑問が生じることとなってしまっているのも、致し方のないことだと言えるだろう。
そこで今回、雑多な問い合わせの中でも、特に多く寄せられる質問について、情報をまとめて提供したいと思う。
なお、これまでに公開してきた「よくある質問」シリーズと同じく、情報は随時更新していく予定なので、『Forex Flex EA』を運用している場合は、定期的に確認してみてほしい。
「よくある質問」一覧(更新:2021年1月22日)
Q.購入したEAのダウンロード方法を知りたい
A.会員ページ上からダウンロードが可能です。
公式サイトから自身の会員ページエリアにログインした後、一番最初に表示される「Main Page」ページ上からEAのファイルをダウンロードすることができます。
なお、明確な意図や目的などがある場合を除いて、「Latest Stable Version(最新安定版)」とされているバージョンのファイルをダウンロードしてご利用ください。
Q.登録した「口座番号」を変更する方法が知りたい
A.公式サイトの会員ページ上から変更が可能です。
会員ページエリアにログインした後、「Edit Profile/Add Account Number」のタブをクリックし、同ページ内下部にある「AccountNumber」の欄に入力されている口座番号を、
別の口座番号へと変更することで、ライセンスと紐づけさせる口座番号を変更することが可能です。
ただし、ライセンスに紐づけられる口座の数については、「一つのライセンスにつき、一つの口座まで」と規定されているため、二つ以上の口座で同時に運用したい場合には、追加でライセンスを購入していただく必要があります。
Q.EAのアップデートは、どのように提供される?
A.会員ページ上から手動で入手してください。
アップデートに関する情報は、基本的に公式フォーラム上にある「Announcements & Updates」スレッドにて提供されるため、興味のある方は、定期的にチェックしてみてください。
また、EAのアップデートが実施された場合には、「Main Page」ページ上の「Latest Stable Version(最新安定版)」のバージョン表記とダウンロードリンクが更新されるため、そちらから最新バージョンをダウンロードすることが可能となります。
Q.「推奨入金額」について知りたい
A.推奨入金額については、公開されていません。
残念ながら、「推奨」入金額については、公式サイト上にも公式ユーザーガイド上にも、一切の情報が公開されていません。
ただし、「最低」入金額については明らかにされており、マイクロ口座の場合は「10ドル」以上、スタンダード口座の場合は「1,000ドル」以上とされています。
Q.「円建て口座」で運用しても大丈夫?
A.「ドル建て口座」での運用が推奨されます。
『Forex Flex EA』には、「円建て口座」上で「変動ロット」設定で運用した際に、リスク管理機能が正常に動作せず、異常に大きなロットサイズでポジションが建てられてしまう不具合の発生が確認されています。
そのため、「変動ロット」設定で運用する場合には、必ず「ドル建て口座」で運用するようにしてください。
なお、「固定ロット」設定で運用する場合には、「円建て口座」を利用しても特に問題はありません。
Q.おすすめの「設定」について教えてほしい
A.以下を参照してください。
「Forex Flex EA」の運用においては、以下二つの「カスタム設定」のご利用を推奨しています。
- Default + TDI + TDI Slope + Dynamic
- SRV1/SRV2/SRV3
「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」は、スイングトレード系の戦略であるため、
短期的な収益性はあまり高くないものの、反面で、長期的な安定感のある増益力に優れています。
一方で、「SRV1/SRV2/SRV3」は、スキャルピング寄りのデイトレード系戦略を採用しており、現時点では、収益性と安定感の両方で優秀な実力を示し続けています。
Q.「カスタム設定」ファイルのダウンロード方法を知りたい
A.公式フォーラム上からダウンロードが可能です
有志ユーザーによって開発されたすべてのカスタム設定ファイルは、会員ページからアクセスできる「公式フォーラム(Forum)」上かからダウンロードすることが可能です。
同フォーラム上には幾つかのメイントピックが用意されていますが、その中の「Strategies & Settings」にアクセスすれば、様々なカスタム設定ファイルに関する情報をご覧いただけます。
なお、上述した二つのカスタム設定についても、公式フォーラム上からダウンロードすることができますが、上手く見つけることができない場合は、「お問い合わせ」から別途ご請求ください。
Q.「カスタム設定」の設定方法を教えてほしい
A.以下の手順を参照してください。
以下、カスタム設定ファイルの設定方法です。
1.入手した設定ファイル(.setファイル)を、MT4の「Presets」フォルダ内に保存する
2.新しいチャートを開き、そのチャートに新しく「Forex Flex EA」を張り付ける
3.設定ウィンドウの右下にある「LOAD(読み込み)」ボタンをクリックする
4.「Presets」フォルダ内に保存した設定ファイルを選択し、読み込みを実行する
5.最後に、設定ウインドウ下部にある「OK」を押して、設定を完了する
上記の手順を踏んでいただければ、『Forex Flex EA』へのカスタム設定ファイルの適用が完了します。
なお、「presets」フォルダは、MT4のメニューから「ファイル」⇒「データフォルダを開く」⇒「MQL4」⇒「presets」の順にクリックすることで、開くことが可能です。
Q.「SRV1/SRV2/SRV3」について教えてほしい
A.以下を参照してください。
カスタム設定「SRV1/V2/V3」は、それぞれ以下の異なる設定ファイルのことを指しています。
【SRV1】 = SR 0.1 $3000.set
【SRV2】 = Mackieben SR TP 2018 EURUSD.set
【SRV3】 = Mackieben SR Breakout Ver1.set
このうち「SRV1」および「SRV2」については、「サポートライン(支持線)とレジスタンスライン(抵抗線)」によるテクニカル分析を用いてエントリーを行い、設定された「EquityTP」または「TP」の値に基づいてポジションを決済します。
そして、残る「SRV3」に関しては、サポートラインまたはレジスタンスラインに達する「30pips」手前でエントリーを行い、その後のブレイクアウトによる利確(決済)を狙う仕様とのことです。
なお、三つの設定すべてに共通する仕様として、エントリー後の相場の変動によっては、設定された「pipstep」の値に基づいて、追加でポジションが建てられることがあります。
ちなみに、2019年11月現在、「SRV3」については潜在的なリスクの高さが懸念されるため、一時的に公式フォワードテスト上での運用が停止されています。
十分な再検証の後に、再び運用が開始される可能性が示唆されていますが、現時点では未定です。
Q.「SRV1/SRV2/SRV3」の推奨設定を知りたい
A.以下を参考にしてください。
公式フォーラム上においては、三枚の「EURUSD(ユーロ/米ドル)」チャート上に『Forex Flex EA』を設置し、それぞれのチャートに「SRV1」から「SRV3」までを一つずつ適用し、三枚のチャートを同時に運用することが推奨されています。
なお、すべてのチャートについて、時間足は「1時間足(H1)」、「Risk」の値は「0.1」に設定し、各チャート毎に異なるマジックナンバーを設定することが推奨されています。
また、現時点では、「EURUSD(ユーロ/米ドル)」以外の通貨ペアでの運用は推奨されていません。
そのほか、証拠金については「500ドル」以上あれば運用は可能とのことですが、例えば「証拠金が「1,000ドル」を超えるまでは「SRV2」だけを運用し、「1,000ドル」を超えた時点から、残り二つの「カスタム設定」の運用も開始する」といった運用方法も、一つの案として提示されています。
Q.「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」の推奨設定は?
A.「4時間足(H4)」または「1時間足(H1)」での運用が推奨されています。
公式フォーラム上に共有されている情報によると、上記時間足の項目以外については特に推奨値などの指定はないようです。
そのため、カスタム設定ファイルの初期設定値のまま運用されることをおすすめいたします。
Q.「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」について教えてほしい
A.以下を参照してください。
エントリーロジックに従って適切なタイミングで最初のポジションを建てた後、「数十分から数時間」という比較的に短い間隔で立て続けに同じ方向にポジションを追加。
幾つかポジションを追加した後、決済ロジックの条件を満たしたら一斉に全ポジションを決済します。
また、ポジションが追加される毎にロットサイズも「1.7倍」に増大するものの、取引履歴を見る限りでは、ハイリスク・ハイリターンな戦略の代名詞とも言える「マーチンゲール法」とは無縁の存在のようです。
なお、残念ながら現時点では、エントリーや決済などのロジックに関する詳細は判明していませんが、設定ファイルの名称から察するに、「RSI」がエントリーロジックの主軸になっているとみて間違いないと思われます。
Q.「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」の推奨設定は?
A.「4時間足(H4)」での運用が推奨されています。
また、『Forex Flex EA』のバージョンについても、「v4.86」を利用しての運用が推奨されていますが、その他のパラメーターについては、設定ファイルそのままの設定値の利用が推奨されています。
なお、本設定ファイル利用時の推奨取引通貨ペアは、以下の通りです。
- ユーロ/米ドル(EURUSD)
- ユーロ/スイスフラン(EURCHF)
- ユーロ/英ポンド(EURGBP)
- ユーロ/円(EURJPY)
- 米ドル/円(USDJPY)
- 米ドル/カナダドル(USDCAD)
- 米ドル/スイスフラン(USDCHF)
- 英ポンド/米ドル(GBPUSD)
- 英ポンド/スイスフラン(GBPCHF)
- 豪ドル/米ドル(AUDUSD)
- 豪ドル/カナダドル(AUDCAD)
- NZドル/米ドル(NZDUSD)
Q.「EMA Far Apart Retrace H4」の推奨設定について知りたい
A.「4時間足(H4)」での運用が推奨されています。
『Forex Flex EA』のバージョンについては「v4.66」が推奨されているほかは、設定ファイルそのままの設定値での運用が推奨されています。
また、本設定ファイル利用時の推奨取引通貨ペアは、以下の通りです。
- ユーロ/米ドル(EURUSD)
- ユーロ/スイスフラン(EURCHF)
- ユーロ/英ポンド(EURGBP)
- ユーロ/円(EURJPY)
- 米ドル/円(USDJPY)
- 米ドル/カナダドル(USDCAD)
- 米ドル/スイスフラン(USDCHF)
- 英ポンド/米ドル(GBPUSD)
- 豪ドル/米ドル(AUDUSD)
- NZドル/米ドル(NZDUSD)
なお、本設定は「ハイリスク・ハイリターン」な仕様となっていますので、運用する際にはくれぐれもご注意ください。
Q.各カスタム設定毎の推奨EAバージョンを知りたい
A.以下を参照してください。
- RSix3 CandleSize 75 H4 v4.86+ :「v4.86」以降のバージョン
- SRV1/SRV2 : 「v4.86」以降のバージョン
- EMA Far Apart : 「v4.66」
- New EMA Far Apart Retrace v2 2020 : 「v4.90」以降のバージョン
- New EMA Far Apart Retrace v3 2020 : 「v4.90」以降のバージョン
- H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts : 「v4.90」以降のバージョン
なお、上記以外のカスタム設定ファイルについては、別途お問合せください。
Q.「安定版」と「ベータ版」のどちらを利用すればよいのか?
A.どの戦略(設定ファイル)を使用するかで変わります。
「ベータ版」と言えども、多くの『Forex Flex EA』ユーザーからのフィードバックを受けながら速いペースで不具合の修正やアップデートが図られています。
特に、取引の結果に致命的な影響を与えるような不具合は真っ先に修正されるため、リリースされた直後のバージョンでもない限りは、「ベータ版」とは銘打たれていても、その基本的な信頼度は高いと言えるでしょう。
また、ほとんどの「カスタム戦略」には、基本的に「推奨バージョン」が指定されていますので、最終的にはそちらを参考にして「安定版」と「ベータ版」とのどちらを利用するかを決定するのが良いものと思われます。
一部のカスタム戦略の推奨バージョンについては、本稿内にも記してありますので、そちらをご参照いただき、もしご利用したい戦略の推奨バージョンが不明の場合は、お気軽にお問合せください。
Q.EAがなかなか取引を始めないが、不具合では?
A.取引開始までに時間がかかるのは仕様です。
『Forex Flex EA』には、「バーチャルトレード」と呼ばれる機能が搭載されており、EAのプログラム上で取引のシミュレーションを行った上で、最も適切と思われるタイミングでエントリーするよう設計されています。
そのため、EAをチャートに設定してから取引を開始するまでに数日前後ほどの時間がかかることはよくあり、相場の動きによっては、数週間以上もの時間を要することになる場合もあります。
実際には正常に設定・動作しているにもかかわらず、不具合かと勘違いしてEAを設定しなおしてしまうと、シミュレーションが最初から再度実行され、取引開始までに余計に時間がかかってしまいかねないため、ご注意ください。
Q.「バーチャルトレード」機能について教えてほしい
A.以下を参照してください。
EAに用意されている各種パラメーターのうち、「Virtual Trades」の設定値を変更することで、「バーチャルトレード」機能の挙動について制御することが可能になり、取引の「頻度」と「精度」とのバランスを調整することができます。
また、このパラメーターの値を低くすればするほど、EAの取引頻度は高くなりますが、一方で取引の精度は低くなっていくため、実際に設定値を変更する際には、くれぐれも慎重に実行するようご注意ください。
なお、EAが正常に動作している場合、このパラメーターの値を「0」に設定することで、即座に取引が開始されることになるはずです。
Q.「Spread = xxx is too high」という警告が表示される
A.利用している口座のスプレッド幅が広すぎます。
この警告文は、EAに設定されている「最大許容スプレッド幅」に対して、現在のスプレッド幅が大きすぎる場合に表示されるものであり、上記のアラートが表示されている状態では、新規ポジションが立てられることはなくなります。
この場合には、「MaxSpread」の設定値を変更するか、よりスプレッド幅の狭い口座で運用することで、エラーが解消されるはずです。
なお、既にポジションを保有している状態で上記の警告文が表示される場合もありますが、その場合でも仕様上、「追加ポジション」は立てられることになります。
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