『Forex Real Profit EA』経過観察 その１｜押し寄せる停滞と下落の波

レビューから約三ヶ月が経過

およそ五年半以上もの間、一度も口座を破綻させることなくフォワードテストを実施し続け、緩やかな成長を重ねてきた実績を持つ『Forex Real Profit EA』。

前回のレビューから間が開いてしまったが、はたして成績はどのように推移したのだろうか。

過去最大級の停滞と下落を経験

残念ながら、直近の数ヶ月間は、『Forex Real Profit EA』にとってかなり苦しい期間だったようだ。

これまでも短期的かつ小規模な停滞と衰退は幾度となく繰り返してきた『Forex Real Profit EA』だが、ここ数ヶ月の間に、過去最大級の下落幅で通算利益の数字を悪化させている。

上に貼り付けてあるウィジェットでは横幅が圧縮されて表示されるため、資産曲線の形から受ける急落の印象はかなり強いかと思われるが、myfxbook上にて圧縮率の小さい資産曲線を確認すれば分かるように、過去にも同程度の落ち込みを経験している。

とは言うものの、数字の面から率直に評価した場合、直近の成績が非常に芳しくないものだということは、否定しようがないはずだ。

ちなみに、前回レビューで取り上げた三つの「サブ口座」に関しても、直近の数ヶ月間で軒並み成績を悪化させる結果となったことを補足しておきたい。

通算利益の数字を大幅に下落させたこともそうだが、やはり特筆すべきは、最大ドローダウンの数字を更新させてしまったことについてだろう。ただし、「5.0」ポイント以上も数字を悪化させてしまったことは事実だが、「13.50%」という更新後の数字も、まだ十分に高く評価するに値する水準にあると言える。

また、平均月利とプロフィットファクター（PF）の数字についても順当に数字を低下させてはいるものの、フォワードテストの実施期間の長さに救われる形で、通算利益の下落幅ほどには数字を悪化させていない印象だ。

なお、2018年9月から11月にかけて、月間獲得利益は連続してマイナス成長を見せているが、三ヶ月連続で成長率がマイナスを記録するのは、2013年11月から2014年1月までの三ヶ月間以来、実に約四年半ぶりのこととなる。

一方で、両期間における成長率を比較すると、2013年末からの三ヶ月間の方が下落幅は大きく、過去最低記録を更新せずに済んだことは、不幸中の幸いだと言えるだろう。

今回の総評

前回のレビューからの成績の推移や、それ以外の様々な数字や事実が示しているように、『Forex Real Profit EA』にとって、2018年という年は非常に苦しい一年となってしまったようだ。

通年での累計獲得利益についても、ぎりぎりプラスの値で終われてこそいるが、一年間EAを運用して得られた利益としては、何とも物悲しいものだと言える。

2019年1月15日時点での『Forex Real Profit EA』の成績

ただし、前述した通り『Forex Real Profit EA』は、過去にも今回と同様の苦しい期間を切り抜けているほか、それ以外にも停滞と衰退の時期を何度となく潜り抜けてきており、最終的には五年半以上もの時間をかけて、着実に一歩ずつ成長を続けてきた実績も持ち合わせている。

その事実を考慮すれば、ここからの巻き返しにも十分に期待できることだろう。

決して楽観視できるような状況にないことは確かだが、『Forex Real Profit EA』がこれまでに長い時間をかけて積み重ねてきた実績と信頼は、そう易々と崩れ去るようなものではないはずだ。

再びの復活に期待しつつ、引き続きこのEAの行く末を見守っていきたいと思う。

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