堅実だがやや控えめな成長を見せた前回
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前回、堅実に黒字の流れを維持し続けて “連勝記録” を更新しながらも、反面では、やや成長のペースを鈍化させつつある様子も見せていた『FXGoodway』。
あれから早くも二ヶ月近くの時が流れたが、はたして状況は好転と悪化のどちらの道を辿ることとなったのだろうか。
一度は停滞するも、即座に息を吹き返す
結論から言えば、『FXGoodway』は先々月、その成長の勢いを著しく落としたものの、翌月にはすぐに息を吹き返し、一時的な停滞による遅れを取り戻すような成長を果たすこととなった。
今年四月に始まった停滞の流れは翌々月の六月にピークを迎えたが、さらにその翌月の七月には今年に入ってからでは屈指の好成長を達成。その一連の様子は、月度別成績を見れば明らかだ。
また、直近における『FXGoodway』の好調ぶりは、様々な数字の面にも顕著に表れていると言えるだろう。
平均月利こそ数字を悪化させているものの、それ以外の評価項目においては、軒並み数字を改善。
とりわけ、「一定期間内における損失に対する利益の大きさ」を表す指標のプロフィットファクター(PF)が顕著な値の伸びを示していることからは、直近の『FXGoodway』が、「リスクを低く抑えながら上手く利益を積み上げることに成功した」ことが読み取れる。
『FXGoodway』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 232.06% | 36.33% | 26.13% | 71% | 2.25 |
第1回 | 288.70% | 36.33% | 24.50% | 71% | 2.28 |
第2回 | 324.43% | 36.33% | 21.23% | 72% | 2.33 |
第3回 | 345.45% | 36.33% | 19.29% | 72% | 2.36 |
第4回 | 395.90% | 36.33% | 18.06% | 70% | 2.21 |
第5回 | 441.76% | 36.33% | 15.53% | 71% | 2.29 |
第6回 | 490.52% | 36.33% | 14.14% | 72% | 2.38 |
前回比 | +48.76% | ±0.0% | -1.39% | +1.0% | +0.09 |
累計 | +258.46% | ±0.0% | -11.99% | +1.0% | +0.13 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第4回 | ー | ー |
第5回 | +509.2 pips | +917.23 ドル |
第6回 | +543.0 pips | +975.10 ドル |
前回比 | +33.8 pips | +57.87 ドル |
累計 | +1,052.2 pips | +1,892.33 ドル |
事実、損益という観点から見た場合でも、「pips」と「金額」の両面において前回比でのプラス成長を果たしており、各月ごとの月度別成績で見た場合でも、それは同様だ。
なお、上述したように平均月利の数字は継続的に減少し続けているため、既にEAの収益性も大きく低下しているように思われるかもしれないが、月度別成績を見ると、実際はそうでないことが分かることだろう。
『FXGoodway』の月度別成績
2019年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | +15.19 | +424.9 | +1,075.0 |
2月 | +4.51 | +98.6 | +367.7 |
3月 | +12.33 | -348.7 | +1,050.0 |
4月 | +5.28 | +288.6 | +505.0 |
5月 | +4.66 | +302.5 | +469.21 |
6月 | +2.77 | +56.7 | +292.5 |
7月 | +7.07 | +481.3 | +766.27 |
8月 | ― | ― | ― |
9月 | ― | ― | ― |
10月 | ― | ― | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +51.81 % | +1,303.9 pips | +4,525.68 USD |
※USD = アメリカドル
一方で、昨年に比べると勢いがやや落ちていることについては客観的な事実であり、確かにそのことを否定することはできない。
とは言うものの、運用開始直後の成績が最も良くなりやすいというEAの性質を思えば、現在の成績は十分に「最初期における成長ペースを維持し続けている」と評価できる水準にあると言えるだろう。
今回の総評
今回も最終的には各月の成績を黒字に終え、通算および連続黒字記録を「十三」にまで伸ばすことに成功した『FXGoodway』。その盤石な成長ぶりは、資産曲線の形にもはっきりと見て取れる。
資産曲線について言えば、時折やや含み損を膨らませている様子も見られるが、直近の取引履歴を確認してみても、全体としては、上手くリスク管理が実行されている印象だ。
ただし、現時点でどれだけ巧みにリスク管理が実行されていたとしても、『FXGoodway』が「グリッドトレード」を主軸にした戦略を採用している以上、決して油断は禁物だ。
グリッドトレードには、「しっかりと取引の流れに乗れれば、一気に大きな利益を獲得し得る」という “正” の側面があると言えるが、当然その反面には、「流れを掴み損ねると、短期間で巨大な損失を被ることになりやすい」という “負” の側面も存在している。
現時点までに関して言えば、『FXGoodway』は上手く “正” の側面の方ばかりを引き出し、あまり “負” の側面を表出させないことに成功しているようだが、いつ抑え込まれていたものが爆発し、牙を剥かないとも限らない。
その潜在的かつ不可避と言えるリスクの存在を考慮すれば、定期的に証拠金を出金したり、完全なる余剰金で運用するなど、常に適切なリスク管理は怠らないように心掛けてほしい。
とは言うものの、流れを上手く捉えられている内は、安定感と収益性を両立させることができているということも、また事実。EAの特性を理解した上で割り切って運用できれば、非常に心強い存在となってくれることだろう。
運用が開始されて以来、着実に伸ばし続けている「連続黒字記録」が永遠に途切れないことを期待しつつ、引き続き経過の観察を続けることにしたい。
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