華麗な復活を果たした前回
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昨年四月に「コロナ禍」による影響で無念の破綻を喫した後、ついに前回、実に半年以上もの沈黙を破っての再始動を果たした『FXGoodway X2』。
前回の時点では、順調な出足を見せていたが、はたして直近の期間においても好調を維持することはできたのだろうか。
全体的に安定感のある成長ぶり
まずは、三つ存在する戦略のうち、最も基本となる「EURUSD Set_1」から見ていくことにするが、直近の期間における調子に関して言えば、「可もなく不可もなく」と言ったところだろう。
決して悪い成績ではないものの、成長の速度に若干の鈍化が見られており、右肩上がりを続けていた資産曲線の勾配が、直近にかけてやや平坦気味になっている点からも、その様子が窺い知れる。
とは言うものの、直近の期間においても着実に成長自体は続けており、「通算利益」においては、前回比で「27.92」ポイント増を記録。
「損益」に関しても、「pips」では「121.8pips」の赤字を出しつつも、「金額」ではきっちりと「528.70ドル」もの黒字を計上しており、「証拠金を増加させる」というEAの “本分” はしっかりと果たしていると言えるだろう。
『FXGoodway X2 EURUSD Set_1』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 183.03% | 31.18% | 20.33% | 78% | 3.09 |
第1回 | 210.95% | 31.18% | 16.01% | 76% | 2.69 |
前回比 | +27.92% | ±0.00% | -4.32% | -2.0% | -0.40 |
累計 | +27.92% | ±0.00% |
-4.32% | -2.0% | -0.40 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第1回 | -121.8 pips | +528.70 ドル |
前回比 | ー | ー |
累計 | -121.8 pips | +528.70 ドル |
また、「月度別成績」を見ると、先月に関して言えば、「pips」と「金額」のどちらについても昨年までの平均的な成績水準と比べて明らかに数字が伸び悩んでいるように見受けられる。
それでも、一ヶ月間で「300ドル」近い黒字を出している以上、そこまで問題視する必要も悲嘆する必要もないと言えるだろうが、純粋な事実として、「先月はやや調子を落としていた」ことを指摘しておきたい。
『FXGoodway X2 EURUSD Set_1』の月度別成績
2021年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | +4.82 | +28.2 | +274.17 |
2月 | ー | ー | ー |
3月 | ー | ー | ー |
4月 | ー | ー | ー |
5月 | ー | ー | ー |
6月 | ー | ー | ー |
7月 | ー | ー | ー |
8月 | ー | ー | ー |
9月 | ー | ー | ー |
10月 | ー | ー | ー |
11月 | ー | ー | ー |
12月 | ー | ー | ー |
累計 | +4.82 % | +28.2 pips | +274.17 USD |
※USD = 米ドル
なお今回、「平均月利」の数字に大きな減少が見られるが、まだ運用期間があまり長くない上に、かなり早いペースで証拠金が増大していることを差し引いて考えれば、Myfxbookのデータ集計アルゴリズム上「当然の結果」だと言えるだろう。
一方、直近の期間における「最大ドローダウン」は「3.57%」と非常に低い水準を維持することに成功しており、成長速度が低下した半面、安定して成長できる時期ともなっていたようだ。
続いて、「EURUSD Set_1」のフォワードテスト結果を基に生み出された “改良版” である「EURUSD Set_2」の成績を見ていくことにするが、両者はどちらも「ユーロ/米ドル」のみを取引している点で共通しており、純粋にロジックの差による成績の比較が可能だ。
その上で、今回の「Set_1」と比べると、全体的に「Set_2」の方がバランスの良い成長ぶりを見せていることが分かる。
『FXGoodway X2 EURUSD Set_2』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 105.25% | 28.65% | 13.65% | 78% | 2.64 |
第1回 | 130.28% | 28.65% | 11.18% | 76% | 2.55 |
前回比 | +25.03% | ±0.00% | -2.47% | -2.0% | -0.09 |
累計 | +25.03% | ±0.00% |
-2.47% | -2.0% | -0.09 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第1回 | +116.9 pips | +470.61 ドル |
前回比 | ー | ー |
累計 | +116.9 pips | +470.61 ドル |
「通算利益」は、前回比で「25.03」ポイント増を達成。「損益」における「金額」についても「470.61ドル」の黒字を計上する好成長を果たしているが、どちらの数字も「Set_1」が今回記録した数字には及んでいない。
同様に「月度別成績」の成績を比較しても、先月および先々月は「pips」と「金額」のどちらにおいても「Set_1」が「Set_2」の成績を上回っており、純粋な「収益性」という観点で言えば、今回は「Set_1」の快勝と言えるだろう。
『FXGoodway X2 EURUSD Set_2』の月度別成績
2021年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | +5.92 | +129.5 | +244.91 |
2月 | ー | ー | ー |
3月 | ー | ー | ー |
4月 | ー | ー | ー |
5月 | ー | ー | ー |
6月 | ー | ー | ー |
7月 | ー | ー | ー |
8月 | ー | ー | ー |
9月 | ー | ー | ー |
10月 | ー | ー | ー |
11月 | ー | ー | ー |
12月 | ー | ー | ー |
累計 | +5.92 % | +129.5 pips | +244.91 USD |
※USD = 米ドル
一方で、「Set_1」は「損益」における「pips」を “赤字” としていたが、「Set_2」は今回、「116.9pips」の “黒字” を達成。同様に、「平均月利」とプロフィットファクター(PF)」における数字の下落幅も、「Set_1」と比べると明確に小さく抑えることに成功している。
プラス成長した部分とマイナス成長した部分との “振れ幅” は「Set_2」の方がより小さいため、直近の期間においてはより安定的に成長できていたと言えるだろう。
そして最後に、前回新たに鳴り物入りで登場した “第三の戦略” である「USDCHF」の成績を見ていきたいのだが、結論から言えば、三つの戦略の中では今回、最もぱっとしない成長ぶりとなったようだ。
実際、直近における成績を見てみると、「通算利益」は前回比で「4.55」ポイント増にとどまっており、他二つの伸び幅と比べるとどうしても物足りない印象は拭い去り切れない。
『FXGoodway USDCHF』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュ―時 | 129.82% | 21.18% | 9.98% | 71% | 3.18 |
第1回 | 134.37% | 21.18% | 8.15% | 70% | 3.05 |
前回比 | +4.55% | ±0.00% | -1.83% | -1.0% | -0.13 |
累計 | +4.55% | ±0.00% |
-1.83% | -1.0% | -0.13 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第1回 | +29.3 pips | +199.78 ドル |
前回比 | ー | ー |
累計 | +29.3 pips | +199.78 ドル |
「損益」についても、「29.3pip」または「199.78ドル」の黒字を計上しており、どちらも決してそう悪い成績ではないものの、やはり他二つの戦略と比べてしまうと見劣りする感は否めないだろう。
なお、「月度別成績」を見ても、先月に入って成長のペースが著しく鈍化している様子を確認できるが、喜ばしいことに今月に入ってからは回復の兆しを見せている。
『FXGoodway USDCHF』の月度別成績
a
2021年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | +0.64 | +44.3 | +73.29 |
2月 | ー | ー | ー |
3月 | ー | ー | ー |
4月 | ー | ー | ー |
5月 | ー | ー | ー |
6月 | ー | ー | ー |
7月 | ー | ー | ー |
8月 | ー | ー | ー |
9月 | ー | ー | ー |
10月 | ー | ー | ー |
11月 | ー | ー | ー |
12月 | ー | ー | ー |
累計 | +0.64 % | +44.3 pips | +73.29 USD |
※USD = 米ドル
一方、直近の期間における「最大ドローダウン」は、僅か「1.13%」と他二つの戦略よりも更に低い上に、「平均月利」および「通算勝率」における数字の減少幅も、三つの戦略の中では最も小さい。
また、「プロフィットファクター」の下落幅も「Set_2」に肉薄するほど小さいところを見るに、今回最も安定的に成長できていたのは「USDCHF」だと言えるのかもしれない。
過去の成績データ(~2020年4月)
今回の総評
今回、『FXGoodway X2』に用意された戦略のそれぞれについて色々と述べてはきたものの、最終的な結論としては、「直近の期間においては、全体的に安定感のある堅調な成長ぶりを見せた」と言える。
細かい部分では物足りなさや批判的になる要素も見受けられはしたものの、「含み損を大きく膨らませることなく、最終的に及第点以上の利益を積み上げてみせた」ことは、紛れもない事実として素直に評価されるべきだろう。
なお、前回の総評において、『新たに公開された三種類の公式フォワードテストのすべてにおいて、「ロットサイズ」に関するデータが非公開とされてしまった』とお伝えしたが、その点に関して、朗報をお届けしたい。
現在、三つすべての公式フォワードテストにおいて、前回まで秘匿されていた「ロットサイズ」の項目が公開されていることが、Myfxbook上で確認できるようになっている。
その上で改めて取引履歴を確認してみても、過去の取引はどれも “常識的” なロットサイズで取引が行われており、ロットサイズを秘匿することで何かしらの不正を働いていたような痕跡なども、特には見当たらない。
前回は単純に設定を間違えていただけだったのか、あるいは誰かに指摘されて設定を変更したのか、はたまた他に何らかの事情があったのかまでは分からないが、いずれにせよ情報としての「透明性」と「信頼性」が増したことは、素直に喜ばしいもののはずだ。
今回、「抜群」とまでは言わないまでも十分に順調な成長ぶりを見せつつ、更には懸念されていた問題点まで解消されたことで、今後の成長がより一層楽しみな存在となったと言える『FXGoodway X2』。
更なる飛躍に期待しつつ、改めて腰を据えて経過を見守っていくことにしたい。
ランキングに参加しています。応援よろしくお願いします。