『Forex inControl Reborn』経過観察 その７｜堅実な対応で難局を突破

安定ぶりに磨きのかかった前回

長らく安定したペースでの成長を続ける『Forex inControl Reborn』は、前回の経過観察でもその実力を遺憾なく発揮。

前回の時点では、未だにその盤石の安定感に揺らぎは見えなかったが、はたして今回も無事に乗り切ることはできたのだろうか。

最小限の被害で難局を突破

2019年最後の一ヶ月は、多くのEAが調子を大きく崩すこととなったが、今回も『Forex inControl Reborn』は、そんな波乱などは露知らぬかのようにこれまでと変わらぬ安定感で成長を続ける格好となった。

含み損が一時的に膨らんでしまった様子なども特には見受けられないほか、資産曲線は相変わらず直線に近いなだらかな曲線を描き続けている。

とは言え、流石に全くの無傷で済んだという訳ではない。

実際、元々『Forex inControl Reborn』は取引頻度の高いEAではないが、一度もポジションを決済することなく先月を終え、今月に入って早々にようやく抱え続けていたポジションを黒字で決済するに至っている。

結果として「通算利益」の成長率は、これまでの成長ペースと比較しても明らかに鈍化。「プロフィットファクター（PF）」や「通算勝率」など、他の項目についても軒並み数字を悪化させている。

また、「損益」について言えば、『Forex inControl Reborn』は今回、経過観察を始めてから初めて「pips」の成績において赤字を刻むこととなった。

とは言うものの、あくまで “現時点での途中経過” に過ぎず、これまでの実績を考慮しても、最終的に今月を終えるまでに黒字に盛り返す可能性は十分に考えられるだろう。

なお、「前回から今回まで」という短期間での成績に関しては、お世辞にも良い成績だとは言えないかもしれないが、昨年一年間を通じての年間成績で見ると、話はだいぶ変わることとなる。

事実、運用の開始直後が最も成績が良くなる傾向のある中で、「pips」と「金額」の両方において一昨年の通算成績を上回ることに成功。

一昨年の運用期間は「約11ヶ月間」と昨年よりはやや短いものの、そのハンデを差し引いて考えたとしても、十分に優秀な成績を収めたと言えるだろう。

今回の総評

純粋に喜ばしいことに、『Forex inControl Reborn』は直近の期間をじっと身を潜めて耐え忍び、見事に難しい状況を最小限の損害で乗り切ることに成功した。

結果として、成長ペースは大きく落ち込むこととなってしまった訳だが、他の多くの競合製品が崖から転げ落ちるように成績を落としている状況を見れば、“小石につまづいた” 程度の被害だと言えるだろう。

2020年1月16日時点での『Forex inControl Reborn』の成績

なお、この好成績の背景には、『Forex inControl Reborn』に搭載されているロジックやアルゴリズムが今回の状況に上手く合致したという事実のほかに、「取引している通貨ペアが良かった」という別の要素も存在していると言える。

先月の為替市場を襲った大荒れは、「英ポンド（GBP）」を中心に巻き起こったものだったが、『Forex inControl Reborn』の公式フォワードテストにおいて、同期間中には「豪ドル/米ドル（AUDUSD）」しか取引されていない。

英ポンド絡みの通貨ペアの中でも、「英ポンド/米ドル（GBPUSD）」と「ユーロ/英ポンド（GBPUSD）」は特に大きな被害をもたらすこととなった訳だが、「豪ドル/米ドル」は、そのどちらとも逆相関または無相関に近い関係にある。

『Forex inControl Reborn』は「ユーロ/英ポンド」にも対応しているため、もし仮にそちらを取引していたならば、きっと今回もただでは済まなかったことだろう。

とは言え、現実はそうなってはおらず、『Forex inControl Reborn』は相変わらず高い安定感を維持しながら成長を続けている。

期せずして降り注いだ幸運に感謝しつつ、今後の更なる成長に期待したいところだ。

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