はっきりと明暗の分かれた前回
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前回、「コロナ禍」の影響で大きく揺れる市場を前に、メイン観察対象とサブ観察対象とで大きく明暗の分かれることとなった『Forex Flex EA』。
奇しくも「明」の道を進むこととなったメイン観察対象だったが、はたして今回も道から外れることなく歩み続けられたのだろうか。
久方ぶりの大型アップデート実施
実に喜ばしいことに、メイン観察対象の「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」は今回、調子を崩してしまうどころかなかなかの好調ぶりを発揮し、再び大きく成績を伸ばすことに成功した。
今年三月、「コロナ禍」を “震源” として市場が最も揺れ動くこととなった一ヶ月間を、完全に沈黙を貫くことで無事にやり過ごしてみせた後、再び始動してから現在に至るまで、以前までと同等以上の調子で成長を続けてみせている。
比較的に美しい右肩上がりの稜線を描く資産曲線を見ても分かるように、「通算利益」の数字は過去最高水準の伸びを見せているほか、「平均月利」と「プロフィットファクター(PF)」についても、相応のプラス成長を遂げることとなった。
前回は、丸一ヶ月間も成績が微動だにしなかった事実が足を引っ張り、好成長の割に数字が悪化することになってしまったものの、往々にして時間の経過につれて低下しがちな「平均月利」の成績が、大きな流れとして増加傾向にある点は素直に評価に値するだろう。
そして、今回の急成長ぶりの程に関しては、「損益」の成績を見ると、より強く実感することが可能だ。
『RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第12回 | 133.23% | 19.56% | 5.37% | 56% | 2.36 |
第13回 | 152.95% | 19.56% | 5.35% | 57% | 2.36 |
第14回 | 199.97% | 19.56% | 6.10% | 57% | 2.47 |
第15回 | 222.74% | 19.56% | 6.01% | 57% | 2.46 |
第16回 | 277.65% | 19.56% | 6.45% | 57% | 2.52 |
前回比 | +54.91% | ±0.00% | +0.44% | ±0.0% | +0.06 |
累計 | +144.42% | ±0.00% | +1.08% | +1.0% | +0.16 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第12回 | +4.9 pips | +406.12 セント |
第13回 | +73.3 pips | +591.51 セント |
第14回 | +35.8 pips | +1,410.48 セント |
第15回 | +59.3 pips | +683.26 セント |
第16回 | +297.7 pips | +1,647.08 セント |
前回比 | +238.4 pips | +963.82 セント |
累計 | +471.0 pips | +4,738.45 セント |
「金額」に関して言えば、かなり目覚ましい成長を果たした前々回をもさらに上回る成績を叩き出しているほか、「pips」に至っては、文字通り “桁違い” の好成長を果たしてみせている。
「月度別成績」についても同様で、先月は三項目すべてにおいて過去最高水準、特に「金額」に関しては名実ともに過去最高の成績を記録。休眠に費やした先々月分の遅れを取り戻すかの如き勢いを見せた。
また今回、「最大ドローダウン」の数字に改善が見られているが、原則的に同一フォワードテスト上においてこの数字は “不可逆” のため、悪化することはあっても改善されることはあり得ない。
勿論、「Myfxbook側のドローダウン計算アルゴリズムに変更が加えられた」といったように前提条件が覆されることがあればその限りではないが、競合製品のフォワードテスト成績を見る限りでは、その可能性は低そうだ。
『RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+』の月度別成績
2020年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USC) | |
1月 | +2.66 | +58.3 | +186.01 |
2月 | +25.28 | +50.8 | +1,815.89 |
3月 | ― | ― | ― |
4月 | +20.75 | +181.9 | +1,867.72 |
5月 | ― | ― | ― |
6月 | ― | ― | ― |
7月 | ― | ― | ― |
8月 | ― | ― | ― |
9月 | ― | ― | ― |
10月 | ― | ― | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +48.69 % | +291.0 pips | +3,869.62 USC |
※USC = アメリカセント
恐らくは、Myfxbookによる取引履歴データの二段階認証のうち一方の認証が、直近の期間において “Not Verified(未承認)” へと変更されてしまったことが何らかの影響を及ぼしているものと推察される。
なお、認証が外れてしまったことについては「問題あり」の一言だが、直近の期間には、『Forex Flex EA』を含む非常に多くのEAのフォワードテストにおいて同様の現象が確認されているため、『Forex Flex EA』に関してだけ殊更に問題視する必要もないように思われる。
また、意図的に認証が外される以外にも、一時的なシステムエラーによって認証が正常に実行されなくなってしまう場合もあるため、少なくとも現時点では、この問題に関しては静観しておくのが吉だろう。
そして今回の経過観察における最大の報告として、実に一年半ぶりとなる「大型アップデート」が、ついに『Forex Flex EA』にもたらされたことをお伝えしたい。
前回までは、一昨年の十一月頃にリリースされた「バージョン4.86(v4.86)」が「最新ベータ版」として提供され続けていたが、先月下旬になり待望の最新ベータ版「バージョン4.90(v4.90)」が登場。
リリース直後から公式フォーラム上で多くのユーザーからフィードバックが寄せられ、既に二度のマイナーアップデートにより不具合の修正などが図られており、現時点では「バージョン4.92(v4.92)」が最新版となっている。
今回のアップデートにより、およそ一年半の間に収集された意見やフィードバックを参考に数々の新機能が実装されたほか、様々な不具合の修正も図られたのだが、何よりも着目すべきは、やはり新たに幾つかの「カスタム設定」が公式に追加されたことだろう。
新たに追加された設定それぞれについて、公式フォワードテストの成績も公開されているので、以下にまとめて紹介したい。
『H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts』
その名称から察するに、昨年末頃までメイン観察対象としていた「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」に類似した設定だと推察される。
開発者によると、この「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」は、現在のメイン観察対象「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」と同様に、「取引頻度よりもエントリー精度を優先して調整されている」とのことで、中長期運用を前提とした設定ということのようだ。
なお、既に通算成績が「600%」越えを達成しているが、元々別の設定を運用していた口座を利用して、途中から「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」の運用が開始されていることを補足しておきたい。
『H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts』の実績(2019年10月~)
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第16回 | 673.56% | 17.91% | 35.03% | 75% | 12.40 |
前回比 | ー | ー | ー | ー | ー |
累計 | ー | ー | ー | ー | ー |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第16回 | ー | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | ー | ー |
常識的に考えれば、現在のフォワードテスト成績は「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」の運用が開始された以降のものと思われるが、数十日間にも及ぶ長期保有の末に莫大な利益を得た取引のデータから更新が開始されている。
今日までの取引履歴を見る限り、その取引は “例外中の例外” と言えるため、「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」の平均的な実力については、「2019年12月」以降の成績を参照した方がより精確な実情を確認できそうだ。
『H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts』の実績(2019年12月~)
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第16回 | 47.11% | 5.53% | 7.00% | 75% | 5.75 |
前回比 | ー | ー | ー | ー | ー |
累計 | ー | ー | ー | ー | ー |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第16回 | ー | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | ー | ー |
なお、上記の成績は、件の「最初の取引」の結果を含まない「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」のもの。
「通算利益」に対する「平均月利」と「最大ドローダウン」の成績などを見ても分かるように、少なくとも現時点では安定性と収益性とを高い次元で両立させており、今後にも期待が持てそうだと言えるだろう。
『New EMA Far Apart v3 2020』
この「New EMA Far Apart v3 2020」に関しては、ほとんど情報らしい情報は明らかにされていないのだが、先日ついに無念の破綻を迎えてしまった「EMA Far Apart Retrace H4」をベースに改良されたカスタム設定だということは間違いないらしい。
また、施された改良の詳細については明かされていない一方で、「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」と「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」よりは取引頻度が高くなるように調整されているとのことだ。
『New EMA Far Apart v3 2020』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第16回 | 102.85% | 9.78% | 87.37% | 79% | 6.63 |
前回比 | ー | ー | ー | ー | ー |
累計 | ー | ー | ー | ー | ー |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第16回 | ー | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | ー | ー |
「最大ドローダウン」の成績修正について(2020/06/19)
初出時に用いた「最大ドローダウン」の計測方法に誤りを発見したため、当該項目について正しい成績に修正。
なお、この「New EMA Far Apart v3 2020」も先ほどと同様、既に終了したフォワードテストで用いられていた口座をそのまま再利用しているのだが、実はその元になった口座は、かつてのメイン観察対象「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」のものだったりする。
また、「通算利益」の数字が「-99.9%」からスタートしている点が目に付くが、4月14日付けでの「5,000ドル」の入金によって完全に仕切り直しが図られているため、実質的には「0.0%」からの再スタートだと考えて良いだろう。
「通算利益」や「平均月利」をはじめ、全体的に非常に目覚ましい成績を収めているが、このフォワードテストが開始されてからは一ヶ月が経過したばかりに過ぎない点は、しっかりと差し引いて見るべきだと言える。
また、既に多くの含み損を抱えたポジションを保有しているところを見ても、設定としての基本的な性質については、「EMA Far Apart Retrace H4」と同様に「ハイリスク・ハイリターン系EA」と見て間違いなさそうだ。
『New EMA Far Apart v2 2020』
その名称を見れば一目瞭然なのだが、この「New EMA Far Apart v2 2020」は、一つ上で紹介した「New EMA Far Apart v3 2020」の “マイナーチェンジ版” にあたる設定だが、やはりこちらも別のフォワードテストで使用されていた口座が再利用されている。
肝心の「v3」と「v2」との違いに関しては、前者の方が「対応する通貨ペアが二種類多い」という点のみで、他のパラメーターには取り立てて差はないようだ。
『New EMA Far Apart v2 2020』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第16回 | 48.47% | 67.74% | 42.88% | 77% | 9.24 |
前回比 | ー | ー | ー | ー | ー |
累計 | ー | ー | ー | ー | ー |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第16回 | ー | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | ー | ー |
なお、開発者によると、「既に最大ドローダウンの数字がかなり大きな数字になってしまっているのは、本格運用前のテスト運用中に「1.00」ロットとやや大きめのポジションで “遊んでいた” ことが原因」とのこと。
実際、取引履歴を見てみると、かなり大きな含み損を抱えた「1.00」ロットのポジションを現在も二つ保有しており、何気ない “お遊び” の代償は思った以上に大きくついてしまったようだ。
『New RSi Scalper 2020』
開発者によると、「New RSi Scalper 2020」はオシレーター系指標の代表格である「RSI(相対力指数)」を利用し、「買われすぎ」あるいは「売られすぎ」の状況において短時間でのスキャルピング取引を実行し、利益の獲得を狙うカスタム設定とのことだ。
また、全部で四種類の通貨ペアの取引に対応しており、各通貨ペア毎に専用の設定ファイルが用意されている。
『New RSi Scalper 2020』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第16回 | -17.10% | 45.10% | -15.48% | 54% | 0.52 |
前回比 | ー | ー | ー | ー | ー |
累計 | ー | ー | ー | ー | ー |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第16回 | ー | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | ー | ー |
なお、ほんの数日ほど前までは、全体的に非の打ち所の見当たらない優秀な成績を収めていたのだが、ここ数日の間に状況は激変。結局、あれよあれよという間に、現在のようにかなり悲惨な成績にまで急落してしまうこととなった。
ちなみに、ここまで紹介してきたすべての設定と同じく、この「New RSi Scalper 2020」が運用されている口座も、かつて別のフォワードテストで利用されていたものの再利用だ。
『EMA Far Apart Retrace H4(新)』
そして今回、幾つものカスタム設定が新たに追加され、フォワードテストの成績も公開された裏側で、つい先日に終了を迎えたばかりの「EMA Far Apart Retrace H4」についても、仕切り直しからの再出発を果たしていた。
気になる成績についても、少なくとも現時点までの様子を見る限りでは、かなり順調だと言えるものの、運用開始からまだ一ヶ月が過ぎたばかりに過ぎないため、あくまで “参考記録” 程度に捉えておくべきだろう。
『EMA Far Apart Retrace H4(新)』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第16回 | 30.19% | 5.31% | 30.19% | 100% | ー |
前回比 | ー | ー | ー | ー | ー |
累計 | ー | ー | ー | ー | ー |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第16回 | ー | ー |
前回比 | ー | ー |
累計 | ー | ー |
なお、利益と損失の比率を示す指標である「プロフィットファクター(PF)」の成績が未記入となっているのは、現時点では勝率100%を維持しており、これまでに一切の損失を計上していないため、算出のしようがないからだ。
ちなみに、フォワードテストの名称が以前から変化していない点を見るに、あくまでフォワードテストの仕切り直しが図られただけで、運用されている設定の中身については以前と同じものだと推察される。
旧メイン観察対象:「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」
旧サブ観察対象:「Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3」
旧サブ観察対象②:「EMA Far Apart Retrace H4(旧)」
今回の総評
今回の経過観察について言えば、まずは何を差し置いても、メイン観察対象の「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」が、前回を上回る調子の良さを見せ、全体的に不足らしい不足の見当たらない好成長を遂げてくれたことを喜びたい。
色濃く残り続ける「コロナ禍」の影響で安定さを欠く市場の中でも、以前までと遜色ないペースをもって成長し続けており、その安定感の高さを改めて証明してみせた形となった。
そして今回、およそ一年半ぶりとなる大型アップデートにより、『Forex Flex EA』に新たな可能性がもたらされた点についても特筆しない訳にはいかないだろう。
実際、ここしばらくの間は公式フォーラム上においても、閉塞感や停滞感のようなものが蔓延しつつあったのだが、今回の大型アップデートによって巻き起こった風によって、そういった澱んだ雰囲気も一掃され、かつてのような活気を取り戻すに至っている。
なお、現時点では新しく開始されたフォワードテストはどれも運用期間が短いため、しばらくは様子見という形で観察を続けていくことにしたい。いずれはその中から特に成績の良いものを、新たにメインあるいはサブ観察対象として取り上げていくことになるだろう。
個人的には、密かに期待を寄せていた「New RSi Scalper 2020」が早々に “あんなこと” になってしまって残念な限りなのだが、「New RSi Scalper 2020」の劇的な復活劇も含め、新たなカスタム設定たちの奮闘には大いに期待したい。
発売から既に何年もの月日が経過しているにもかかわらず、未だ開発者とユーザーの双方において精力的な研究と開発が継続されていることこそが、『Forex Flex EA』における最大の強みだと言えるだろう。
ここからの更なる進化と躍進を祈念しつつ、引き続き経過の観察を続けていくことにしたい。
ランキングに参加しています。応援よろしくお願いします。