悲しい「別れ」のあった前回
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一方で、残り二つの観察対象については順調に成績を伸ばしていたが、はたして今回は、「成長」と「停滞」、どちらの展開に転ぶことになったのだろうか。
安心感さえ覚える堅調ぶり
幸いなことに今回、『FXGoodway X2 EURUSD Set_1』は、全体的に前回を上回る調子の良さを維持してみせ、前回に引き続き大きく成績を伸ばす結果となった。
資産曲線を見ても、右肩上がりにまっすぐと伸び続けており、直近の期間において含み損が大きく膨れ上がっていた様子も見受けられない。
「通算利益」の数字を見ると、前回から今回にかけては「59.98」ポイント増の急成長。前回の更新からはおよそ二ヶ月ほどの間が空くこととなったが、その集計期間の長さを差し引いて考えても、十分な好成長ぶりと言えるだろう。
「損益」の数字についても、直近の期間においては「421.1pips」または「1,260.67ドル」もの黒字を計上しており、「pips」と「金額」の双方において、前回とは文字通り “桁違い” の数字となっている。
『FXGoodway EURUSD Set_1』の実績
| 回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
|---|---|---|---|---|---|
| 初レビュ―時 | 183.03% | 31.18% | 20.33% | 78% | 3.09 |
| 第１回 | 210.95% | 31.18% | 16.01% | 76% | 2.69 |
| 第２回 | 232.59% | 31.18% | 14.52% | 75% | 2.55 |
| 第３回 | 292.57% | 31.18% | 12.52% | 75% | 2.46 |
| 前回比 | +59.98% | ±0.00% | -2.00% | ±0.0% | -0.09 |
| 累計 | +109.54% | ±0.00% |
-7.81% | -2.0% | -0.49 |
| 回数 | 損益（pips） | 損益（金額） |
|---|---|---|
| 初レビュ―時 | ー | ー |
| 第１回 | -121.8 pips | +528.70 ドル |
| 第２回 | +47.8 pips | +371.79 ドル |
| 第３回 | +421.1 pips | +1,260.67 ドル |
| 前回比 | +373.3 pips | +888.88 ドル |
| 累計 | +347.1 pips | +2,161.16 ドル |
なお、直近の好調ぶりについては、「月度別成績」における数字の推移を見ると、より実感できることだろう。
直近の二ヶ月間における数字は、三つすべての項目において明確な増加傾向を見せており、特に “転換期” となった先々月については、およそ五ヶ月ぶりに「成長率」で「10%」超えのプラス成長を達成していることが分かる。
『FXGoodway EURUSD Set_1』の月度別成績
| 2021年 | |||
|---|---|---|---|
| 成長率（%） | pips | 金額（USD） | |
| 1月 | +4.82 | +28.2 | +274.17 |
| 2月 | +6.23 | -30.0 | +371.76 |
| 3月 | +4.00 | -72.2 | +254.56 |
| 4月 | +10.57 | +145.2 | +696.95 |
| 5月 | +6.12 | +238.4 | +445.98 |
| 6月 | ー | ー | ー |
| 7月 | ー | ー | ー |
| 8月 | ー | ー | ー |
| 9月 | ー | ー | ー |
| 10月 | ー | ー | ー |
| 11月 | ー | ー | ー |
| 12月 | ー | ー | ー |
| 累計 | +31.74 % | +693.2 pips | +2,043.42 USD |
※USD = 米ドル
また、単純に「pips」と「金額」の数字が、『FXGoodway EURUSD Set_1』が最も調子の良かった時期の水準にまで戻ってきているという事実も見逃せない。
さらには、これだけの成長を果たしつつも、期間中の「最大ドローダウン」は「10%」にも満たなかったことを見るに、直近の好調ぶりは疑いようもなさそうだ。
そして今回、「Set_1」を基にロジックやアルゴリズムに改良の施された『FXGoodway EURUSD Set_2』は、直近における「好調ぶり」という点に関して言えば、「Set_1」以上だったと言えるだろう。
「Set_1」と同様、資産曲線は前回から引き続き、美しい直線を右斜め上方向に伸ばし続けており、赤色と橙色の線が大きく乖離している様子もまったく見受けられない。
『FXGoodway EURUSD Set_2』の実績
| 回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
|---|---|---|---|---|---|
| 初レビュ―時 | 105.25% | 28.65% | 13.65% | 78% | 2.64 |
| 第１回 | 130.28% | 28.65% | 11.18% | 76% | 2.55 |
| 第２回 | 152.82% | 32.48% | 10.83% | 74% | 2.27 |
| 第３回 | 195.87% | 32.48% | 9.81% | 75% | 2.32 |
| 前回比 | +43.05% | ±0.00% | -1.02% | +1.0% | +0.05 |
| 累計 | +90.62% | -3.83% |
-3.84% | -3.0% | -0.32 |
| 回数 | 損益（pips） | 損益（金額） |
|---|---|---|
| 初レビュ―時 | ー | ー |
| 第１回 | +116.9 pips | +470.61 ドル |
| 第２回 | -15.5 pips | +423.50 ドル |
| 第３回 | +525.3 pips | +861.11 ドル |
| 前回比 | +540.8 pips | +437.61 ドル |
| 累計 | +642.2 pips | +1,755.22 ドル |
「通算利益」の成績を見ると、前回から今回にかけては「43.05」ポイント増を達成しており、純粋な数字の大小で言えば「Set_1」には及ばないものの、それでも十分に「好成長」と評価できるものだろう。
実際、「損益」の数字を見ても、「525.3pips」または「861.11ドル」の黒字を計上しており、特に「pips」においては、「Set_1」を上回る成績を記録している。
なお、「Set_1」においては、「月度別成績」での数字の推移に直近における成長の加速傾向が見て取れたが、「Set_2」に関しては、むしろ今年に入ってからは安定した成長ペースを維持しており、これはこれでまた違う意味で「好調」だと言えるだろう。
『FXGoodway EURUSD Set_2』の月度別成績
| 2021年 | |||
|---|---|---|---|
| 成長率（%） | pips | 金額（USD） | |
| 1月 | +5.92 | +129.5 | +244.91 |
| 2月 | +9.94 | +173.3 | +435.19 |
| 3月 | +5.01 | -171.4 | +241.28 |
| 4月 | +5.48 | +77.6 | +276.91 |
| 5月 | +9.00 | +405.9 | +479.92 |
| 6月 | ー | ー | ー |
| 7月 | ー | ー | ー |
| 8月 | ー | ー | ー |
| 9月 | ー | ー | ー |
| 10月 | ー | ー | ー |
| 11月 | ー | ー | ー |
| 12月 | ー | ー | ー |
| 累計 | +35.35 % | +614.9 pips | +1,678.21 USD |
※USD = 米ドル
また、「Set_1」との大きな違いとして、「Set_2」は今回、「プロフィットファクター（PF）」の数字もしっかりと改善させている。
直近における「最大ドローダウン」についても「6.87%」と、「Set_1」よりもさらに低く抑えることに成功しており、全体的な成長内容のバランスの良さで言えば、「Set_2」に軍配が上がると言えそうだ。
旧観察対象①：『FXGoodway X2（旧）』
旧観察対象②：『FXGoodway USDCHF』
今回の総評
前回の悲しい “別れ” による後味の悪さを払拭するかの如く、「Set_1」と「Set_2」ともに、非常に安定した調子で危なげを見せることなく、淡々と利益を大きく積み上げることに成功する格好となったことは、今回の何よりの収穫と言えそうだ。
直近の期間における好調ぶりに関しても、「それぞれがそれぞれの強みを発揮して、本来の実力通りの働きを見せた結果」と言えるだろう。
2021年6月8日時点での『FXGoodway EURUSD Set_1』の成績
なお改めて経過観察を振り返ってみると、今回は「Set_1」と「Set_2」の特性あるいは方向性とでも言うべき部分の違いが、改めて顕著に数字に表れていたように思われる。
元々からして「Set_2」は、「Set_1」を運用して蓄積されたデータを基に、より「安定性」を高めるような改良を施した設定であり、「リスク」と「リターン」とのバランスの話で言えば、より前者に重きを置いた設定だと言えるだろう。
実際、その「月度別成績」の推移を見ても、特に「成長率」と「金額」に項目において、それぞれ一定水準の数字が、まるで何かの周期があるかのように繰り返されている様子が確認できる。
一方、「Set_1」の「月度別成績」を見ると、各月毎の振れ幅がより大きく、「安定感」という意味では「Set_2」に及んでいないことは一目瞭然だ。
しかしながら、その「不安定性」の分だけ「爆発力」や「収益性」は高められており、先の「リスク」と「リターン」とのバランスの話で言えば、「後者」側により重点が置かれていると言えるだろう。
自分の目的や嗜好に合わせて「リスクとリターンのバランス」を調整することが可能な『FXGoodway X2』は、いわば「一粒で二度おいしい」ような存在だと言えるかもしれない。
直近の好調が末永く続いてくれることを期待しつつ、引き続き経過を見守っていくことにしたい。
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