非凡な成長ぶりを見せた前回
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理想的な形で成長を遂げた前回 持ち前の安定感を発揮し、小さな「負け」を上回る数の「勝ち」を積み上げながら順調に成績を伸ばし続けていた前回の『WallStreet Fo ...
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前回、一時的な成績悪化の遅れを取り戻すに余りある目覚ましい成長を果たし、大きく成績を伸ばすことに成功した『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』。
“快進撃” と言っても過言ではない勢いに乗って、更なる高みに至ることにも期待が寄せられていたが、はたして今回はどのような成長を見せたのだろうか。
遅
直近の期間においては、英国の総選挙に端を発する市場の荒れに巻き込まれ、多くのEAが成績を急激に悪化させていたが、残念ながら『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』も今回、その “荒波” に押し流されてしまう結果となった。
資産曲線を見ても分かるように、その急落ぶりはまさに “垂直落下” と呼ぶに相応しい。直前まで順調に右肩上がりの成長が続いていたこともあり、如何に突発的に “荒波” が発生したのかが窺い知れることだろう。
実際、直近の取引履歴を見て見ると、英国総選挙の前後において、「英ポンド/米ドル(GBPUSD)」の取引で短期的に大きな損失を被っていることが確認できる。
また、同期間においては、「英ポンド/米ドル」との相関性が高いとされる「ユーロ/米ドル(EURUSD)」の取引においても比較的に大きい損失を計上。そのこともまた、今回の成績悪化に拍車をかけている。
一方で、総選挙直前および直後の時期を除けば、前回から今回の経過観察までの期間における勝率は、前回のように非凡な成長を見せた時とほとんど遜色ない。
『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | 71.59% | 18.19% | 7.67% | 81% | 1.32 |
第1回 | 83.87% | 18.19% | 7.55% | 80% | 1.34 |
第2回 | 95.86% | 18.19% | 7.36% | 81% | 1.35 |
第3回 | 80.84% | 18.19% | 5.68% | 80% | 1.25 |
第4回 | 65.75% | 18.25% | 4.25% | 80% | 1.18 |
第5回 | 73.92% | 18.25% | 4.11% | 80% | 1.17 |
第6回 | 79.75% | 18.25% | 4.03% | 79% | 1.18 |
第7回 | 110.95% | 18.25% | 4.81% | 79% | 1.25 |
第8回 | 124.21% | 18.25% | 4.50% | 79% | 1.24 |
第9回 | 139.15% | 18.25% | 4.55% | 79% | 1.25 |
第10回 |
140.99% |
18.25% |
4.25% |
79% |
1.22 |
第11回 | 132.58% | 18.25% | 3.86% | 78% | 1.19 |
第12回 | 155.73% | 18.25% | 4.11% | 79% | 1.23 |
第13回 | 136.43% | 18.25% | 3.61% | 79% | 1.18 |
前回比 | -19.30% | ±0.0% | -0.50% | ±0.0% | -0.05 |
累計 | +64.84% | -0.06% | -4.06% | -2.0% | -0.14 |
▷ ゴールド/米ドル(XAUUSD)の取引結果を【含む】総合成績
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第7回 | ー | ー |
第8回 | +679.6 pips | +132.48 豪ドル |
第9回 | -185.9 pips | +115.61 豪ドル |
第10回 |
-1,472.6 pips | +14.24 豪ドル |
第11回 | +924.2 pips | -65.08 豪ドル |
第12回 | +1,077.1 pips | +179.20 豪ドル |
第13回 | +754.6 pips | -149.37 豪ドル |
前回比 | -322.5 pips | -328.57 豪ドル |
累計 | +1,777.0 pips | +227.08 豪ドル |
▷ ゴールド/米ドル(XAUUSD)の取引結果を【含まない】成績
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第7回 | ー | ー |
第8回 | +679.6 pips | +132.48 豪ドル |
第9回 | +211.1 pips | +140.26 豪ドル |
第10回 |
+218.4 pips |
+140.72 豪ドル |
第11回 | -68.8 pips | -93.45 豪ドル |
第12回 | +232.1 pips | +162.17 豪ドル |
第13回 | -170.4 pips | -162.53 豪ドル |
前回比 | -402.5 pips | -324.70 豪ドル |
累計 | +1,102.0 pips | +319.65 豪ドル |
また、総選挙の直後からそれまでと変わらぬ頻度で「英ポンド/米ドル」の取引も続けられているが、その勝率は非常に高く、既に同通貨ペアの取引についての立て直しにも成功していると言えるほどだ。
とは言え、改めて数字の面から見ると、やはり今回の成績を決して「良い」とは言えないだろう。
「通算利益」や「平均月利」、「プロフィットファクター(PF)」に「損益」と、ほぼすべての項目において満遍なく成績を悪化させており、その落ち込み具合についても、過去最大規模だと言える。
『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』の月度別成績
▷ ゴールド/米ドル(XAUUSD)の取引結果を【含む】総合成績
2019年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(AUD) | |
1月 | +2.46 | +731.7 | +23.23 |
2月 | -3.53 | -338.5 | -46.80 |
3月 | +24.42 | +1,411.0 | +312.44 |
4月 | +9.08 | +766.8 | +144.60 |
5月 | -4.72 | +372.8 | -81.90 |
6月 | +9.63 | +218.4 | +159.39 |
7月 | +0.98 | -1,249.0 | +17.82 |
8月 | -6.38 | -2,046.0 | -116.91 |
9月 | +1.86 | +1,150.0 | +31.90 |
10月 | +8.99 | +1,087.0 | +157.07 |
11月 | +6.12 | +1,223.0 | +116.59 |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +48.91 % | +3,327.2 pips | +717.43 AUD |
▷ ゴールド/米ドル(XAUUSD)の取引結果を【含まない】成績
2019年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(AUD) | |
1月 | -0.43 | +87.7 | -14.23 |
2月 | -1.02 | -20.5 | -13.09 |
3月 | +21.59 | +462.1 | +275.50 |
4月 | +7.44 | +213.8 | +115.47 |
5月 | -6.54 | -120.2 | -108.93 |
6月 | +10.58 | +277.4 | +164.89 |
7月 | +5.79 | +151.5 | +99.68 |
8月 | +0.48 | +36.5 | +8.75 |
9月 | +0.01 | +38.2 | +0.27 |
10月 | +7.18 | +197.4 | +131.42 |
11月 | +5.06 | +171.5 | +99.31 |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +50.14 % | +1,495.4 pips | +759.04 AUD |
※AUD = オーストラリアドル
そんな中でも「最大ドローダウン」については、今回も数字を更新させることなく乗り切ることに成功。
直近における資産曲線の様子を見る限りでは、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』は、酷い荒れ模様の市場とは裏腹に、ほとんど含み損を膨れ上がらせることはなかったようだ。
今回の総評
冒頭でも述べた通り、残念ながら『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』は今回、大きく成績を悪化させ、好成長ぶりの光った前回の期間を通じて積み上げた利益を、ほぼ同期間でほとんど失う格好となってしまった。
しかしながら、“敗戦処理” を上手く終え、既に立て直しにも成功しつつあることは、不幸中の幸いだと言えるだろう。
また、今回の一件を通じては、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』における最大の強みと言える「粘り強さ」が、改めて証明されたとも言える。
流石に「金融危機」と呼ぶほどの規模ではないものの、今回のような比較的に規模の大きい市場の荒れに見舞われても、そう易々と大崩れさせることなく乗り切った安定感の高さに関しては、素直に高く評価しても良いはずだ。
前述したように、既に「英ポンド/米ドル」の取引を含めて立て直しを図っているところを見ても、「上手く被害を最小限に抑えることに成功した」とも言えるだろう。
とは言え、『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』が今回、全体的に大きく成績を悪化させたこともまた紛れもない事実だ。そのことについては、純然たる事実としてフラットに評価すべきだろう。
ここ数ヶ月間においては、まさに「一進一退」あるいは「七転び八起き」と言うべき成長ぶりを見せる『WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution』だが、資産曲線を見ても分かるように、とても緩やかではあるものの着実に右肩上がりの成長を続けている。
「短気は損気」という格言もあることなので、想定外の “快進撃” が見られることに期待しつつ、引き続き気長に成長の様子を見守っていくことにしたい。
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