目覚ましい成長ぶりを見せた前回
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前回、メインおよびサブ観察対象ともに、全体的に非の打ち所の見当たらない好成長を遂げてみせた『Forex Flex EA』。
更なる成長を予感させる成長ぶりだったが、はたして今回も、良い流れを手繰り寄せることができたのだろうか。
前回をも上回る勢いで急成長
まずは、メイン観察対象の方から成績を見ていくことにするが、結論から先に言うと、「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」は今回、前回以上に文句の付けようもない好成長を果たすこととなった。
直近の期間において資産曲線が右上に跳ね上がっている様子を見れば、その好調ぶりは一目瞭然だろう。
実際、「通算利益」は前回を大きく上回る伸び幅を見せているほか、Myfxbookのデータ集計における仕様上、下がることはあっても上がることは珍しいと言える「平均月利」までもが、有意に数字が改善。
また、「損益」の項目を見てみると、「pips」の成績こそ前回に及ばなかったものの、「金額」については、前回および前々回とは文字通り "桁違い” の成績を記録するに至っている。
『RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第12回 | 133.23% | 19.56% | 5.37% | 56% | 2.36 |
第13回 | 152.95% | 19.56% | 5.35% | 57% | 2.36 |
第14回 | 199.97% | 19.56% | 6.10% | 57% | 2.47 |
前回比 | +47.02% | ±0.00% | +0.75% | ±0.0% | +0.11% |
累計 | +66.74% | ±0.00% | +0.73% | +1.0% | +0.11% |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第12回 | +4.9 pips | +406.12 セント |
第13回 | +73.3 pips | +591.51 セント |
第14回 | +35.8 pips | +1,410.48 セント |
前回比 | -37.5 pips | +818.97 セント |
累計 | +114.0 pips | +2,408.11 セント |
さらに、「月度別成績」を見ると、直近における「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」の好調さ加減が、より一層際立つ。
やはり「pips」の項目については控えめな数字が刻まれているものの、「成長率」と「金額」の項目において目覚ましい数字を叩き出していることが分かる。
特に後者の成績は、過去最高記録を大きく塗り替えるものであり、前者についても “過去最高” に肉薄するほどだ。
『RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+』の月度別成績
2020年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USC) | |
1月 | +2.66 | +58.3 | +186.01 |
2月 | +25.28 | +50.8 | +1,815.89 |
3月 | ― | ― | ― |
4月 | ― | ― | ― |
5月 | ― | ― | ― |
6月 | ― | ― | ― |
7月 | ― | ― | ― |
8月 | ― | ― | ― |
9月 | ― | ― | ― |
10月 | ― | ― | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +27.94 % | +109.1 pips | +2,001.90 USC |
※USC = アメリカセント
その上で「プロフィットファクター(PF)」の数字までも顕著に増加させているというのだから、いよいよ文句の付けようもない。
今回、これだけの成長を果たしながらも、如何に低くリスクを抑え続け、上手くリターンを獲得してきたかが理解できることだろう。
一方、サブ観察対象の「EMA Far Apart Retrace H4」についてだが、喜ばしいことにこちらも今回、前回をかなり大きく上回る成長を果たす格好となった。
とは言うものの、その内容については、非常に「ハイリスク・ハイリターン」な設定らしいものだったと言える。
まず、「通算利益」の項目では、凄まじい伸びを見せた前回以上の成長率を記録。その勢いに引っ張り上げられるような形で、減少傾向にあった「平均月利」までもが今回、僅かながら増加に転じることとなった。
『EMA Far Apart Retrace H4』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第11回 | 964.26% | 52.88% | 27.03% | 64% | 2.75 |
第12回 | 1,178.23% | 52.88% | 26.29% | 63% | 2.68 |
第13回 | 1,544.70% | 54.30% | 24.96% | 64% | 2.80 |
第14回 | 1,948.31% | 54.30% | 25.11% | 63% | 2.54 |
前回比 | +403.61% | ±0.00% | +0.15% | -1.0% | -0.26 |
累計 | +984.05% | -1.42% | -1.92% | -1.0% | -0.21 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第11回 | +637.3 pips | +17,270.27 ドル |
第12回 | +413.2 pips | +17,534.56 ドル |
第13回 | +586.0 pips | +17,283.14 ドル |
第14回 | -46.1 pips | +27,544.72 ドル |
前回比 | -632.1 pips | +10,261.42 ドル |
累計 | +1,593.1 pips | +79,632.69 ドル |
また、「損益」においては、「pips」こそ前回比で劇的な成績の悪化を見せたものの、「金額」に関しては、過去三回の成績とは一線を画していると言えるだろう。
そして、「月度別成績」については「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」と全く同じ傾向を見せており、「成長率」および「金額」の項目において過去最高記録を更新、またはそれに準じる好成績を記録するに至っている。
ただし、「プロフィットファクター」の数字が大きく悪化していることを見ても分かるように、直近の期間においては、過去最大とも言えるほどのリターンを得るために、それ相応以上のリスクに身を晒すこととなったようだ。
『EMA Far Apart Retrace H4』の月度別成績
2020年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | +15.50 | +487.6 | +14,714.00 |
2月 | +24.15 | +160.8 | +26,490.76 |
3月 | ― | ― | ― |
4月 | ― | ― | ― |
5月 | ― | ― | ― |
6月 | ― | ― | ― |
7月 | ― | ― | ― |
8月 | ― | ― | ― |
9月 | ― | ― | ― |
10月 | ― | ― | ― |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +39.65 % | +648.4 pips | +41,204.76 USD |
※USD = アメリカドル
実際、直近の取引履歴には、含み損を解消するために、最大で初回エントリーの「6.5倍」以上までロットサイズを増加させながら、次々とポジションが追加されていたことが確認できる。
また、本稿の作成時点においても、証拠金の「20%」近い大きさの含み損を持つポジション群を抱えており、正しく「ハイリスク・ハイリターン系EA」らしい振る舞いだと言えるだろう。
旧メイン観察対象:「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」
旧サブ観察対象:「Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3」
今回の総評
方や、リスクを低く抑える中で可能な限り大きなリターンを勝ち得てみせた「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」と、方やより大きなリスクと引き換えに劇的なリターンを掴んでみせた「EMA Far Apart Retrace H4」。
実に喜ばしいことに『Forex Flex EA』は今回、メインおよびサブ観察対象の両方において随一の好成長を遂げることとなった訳だが、ある意味で両者は今回、対照的な成長を果たしたとも言えるだろう。
なお、『Forex Flex EA』が今回、短期間でこれほどまでに大きく成長できた理由の一つには、いわゆる「コロナショック」によって、ここ最近の市場が大きく荒れていたことが挙げられる。
直近の期間においては、乱高下しがちな相場の煽りを受けて大なり小なりの被害を被るEAが続出していたが、こと『Forex Flex EA』に関しては、実に上手いこと “ピンチをチャンスに変えてみせた” と言えるだろう。
事実、今回あれだけの好成長を遂げた「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+」も、「コロナショック」によって特に相場の荒れた通貨の一つである「日本円」絡みの通貨ペアを取引していた。
取引履歴を見る限りでは、同期間中に二度ほど、含み損を解消するために初回エントリー比でかなり大きなポジションを持ったようなのだが、蓋を開けてみれば、含み損の何倍もの大きさの利益を得て取引を終えることに成功している。
なお、「EMA Far Apart Retrace H4」は「ハイリスク・ハイリターン系EA」ならではの強みを発揮し、市場が不安定になりリスクも増した分だけ、大きなリターンを得ることに成功したと言えるだろう。
先日、「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」が英国総選挙の余波で荒れ狂った「英ポンド」相場に飲み込まれ、ついには “沈没” してしまった時にはどうなることかと思ったが、確実に次代の芽は大きく育ちつつあるようだ。
まだ今は若い新芽がいずれ大輪の花を咲かせてくれることを願いつつ、今後も経過を見守っていくことにしたい。
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