順調ぶりの光った前回
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『Forex Flex EA』の検証とレビュー
『Forex Flex EA』評価 『Forex Flex EA』 収益性:(4.5) 安定性:(5.0) 信頼性:(4.0) 総合評価 (4.5)☆ ...
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『Forex Flex EA』経過観察 その1 | 堅調な成長を維持
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『Forex Flex EA』経過観察 その6 |揺らがぬ安定感と続く好成長
堅調な成長を再開した前回 前々回の経過観察において、初めて若干の後退を見せた『Forex Flex EA』だったが、それも結果的には次なる成長への “助走” のような ...
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『Forex Flex EA』経過観察 その7 |長期的なポジション管理能力の高さを実証
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『Forex Flex EA』経過観察 その9 |歴代屈指の目覚ましい飛躍
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それぞれの特性が発揮された前回 前回の経過観察においては、「良好な成績の伸びを見せた」という点は共通しつつも、「安定性」という観点では観察対象ごとに明暗の大きく分かれ ...
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全体的に利益を大きく積み上げることに成功し、中でもサブ観察対象の一つ「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+(新)」が目覚ましい急成長を果たすに至った前回の『Forex Flex EA』。
その成長ぶりについては、まだまだ大きな成長の余地が感じられるものだっただけに、今回の成長にも期待されるが、はたして。
全体的に「ブレーキ」の掛かった期間に
かなり安定したペースで着実な成長を続けるメイン観察対象「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」だが、蓋を開けてみれば今回も、直近の数ヶ月間と概ね同じ調子を維持し続け、安定感のある成長ぶりを見せてくれている。
資産曲線についても、ごくなだらかな右肩上がりの稜線を描き続けており、相変わらず赤色と橙色の線はかなりぴったりとくっついたままで、直近において含み損が大きく膨れ上がったような形跡は一切見当たらない。
「通算利益」の数字は今回、「含む」方の成績で見れば前回比で「26.26」ポイント増、「含まない」方については「4.09」ポイント増をそれぞれ達成。
その差はごく僅かではあるものの、初レビュー以降に記録してきた通算利益の「伸び幅」で言えば、どちらも過去最高記録を更新するものとなっている。
各回毎にデータの集計期間に若干のばらつきがあるため、その点を差し引いて考える必要はあるだろうが、少なくとも成長のペースがほぼ一定水準に保たれている、あるいは若干の加速傾向にあることは間違いなさそうだ。
『H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts』の実績
▷「最初の取引」を【含む】総合成績(2019年10月~)
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第16回 | 673.56% | 17.91% | 35.03% | 75% | 12.40 |
第17回 | 691.56% | 17.91% | 30.39% | 75% | 5.31 |
第18回 | 709.21% | 17.91% | 26.60% | 74% | 5.44 |
第19回 | 734.79% | 17.91% | 24.85% | 75% | 5.64 |
第20回 | 751.04% | 17.91% | 20.52% | 75% | 4.86 |
第21回 | 777.30% | 17.91% | 19.85% | 76% | 5.03 |
前回比 | +26.26% | ±0.00% | -0.67% | +1.0% | +0.17 |
累計 | +103.74% | ±0.00% | -15.18% | +1.0% | -7.37 |
▷「最初の取引」を【含まない】総合成績(2019年12月~)
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第16回 | 47.11% | 5.53% | 7.00% | 75% | 5.75 |
第17回 | 50.54% | 10.32% | 6.26% | 74% | 2.87 |
第18回 | 53.89% | 10.32% | 5.67% | 73% | 3.01 |
第19回 | 58.76% | 10.32% | 5.22% | 75% | 3.20 |
第20回 | 61.85% | 10.32% | 4.75% | 75% | 2.89 |
第21回 | 66.84% | 10.32% | 4.46% | 76% | 3.05 |
前回比 | +4.99% | ±0.00% | -0.29% | +1.0% | +0.16 |
累計 | +19.73% | -4.79% | -2.54% | +1.0% | -2.70 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第16回 | ー | ー |
第17回 | -24.8 pips | +117.10 ドル |
第18回 | +89.2 pips | +114.86 ドル |
第19回 | +127.3 pips | +166.42 ドル |
第20回 | +2.6 pips | +105.66 ドル |
第21回 | +72.1 pips | +170.88 ドル |
前回比 | +69.5 pips | -65.22 ドル |
累計 | +266.4 pips | +674.92 ドル |
なお、「損益」の成績を確認すると、今回は「72.1pips」または「170.88ドル」の黒字を計上していることが分かる。
その取引頻度の低さ故に、「損益」の数字と「月度別成績」の数字とは完全に合致する傾向が直近の何ヶ月間にもわたって続いていたが、両者の表を見比べる限りでは、今月に関しても同様の結果となったようだ。
ちなみに、「170.88ドル」という数字は、経過観察の開始以降での成績で言えば、過去最高を更新する記録となっている。
『H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts』の月度別成績
2020年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | +0.01 | +0.2 | +0.15 |
2月 | +4.44 | +142.1 | +118.86 |
3月 | +21.95 | +120.7 | +767.79 |
4月 | +7.95 | +235.4 | +362.68 |
5月 | +2.17 | +96.0 | +106.95 |
6月 | +2.31 | -25.3 | +116.45 |
7月 | +2.23 | +89.2 | +114.86 |
8月 | +3.16 | +127.3 | +166.42 |
9月 | +1.95 | +2.6 | +105.66 |
10月 | +3.09 | +72.1 | +170.88 |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +49.26 % | +860.3 pips | +2,030.70 USD |
※USD = アメリカドル
加えて今回、「プロフィットファクター(PF)」や「通算勝率」においても、着実な数字の改善を実現。
また、そもそもの話として、「プロフィットファクター」の値を「5.03」あるいは「3.05」という高い水準に保っている点は、素直に高く評価に値するものであり、その点からも直近の好調ぶりが窺い知れるというものだろう。
そして、「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」が成長のペースを維持または若干の加速させることに成功した一方で、サブ観察対象の一つである「New EMA Far Apart v3 2020」については、その勢いを明らかに失速させた感が否めない。
実際、直近における「通算利益」の成績を見てみると、前回比で「9.77」ポイント増となっており、過去数ヶ月間と比べると控えめな “伸び” を見せるにとどまっている。
『New EMA Far Apart v3 2020』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第16回 | 102.85% | 9.78% | 87.37% | 79% | 6.63 |
第17回 | 137.61% | 20.95% | 47.95% | 72% | 3.75 |
第18回 | 162.01% | 30.07% | 45.68% | 70% | 3.81 |
第19回 | 185.82% | 59.20% | 28.12% | 71% | 4.11 |
第20回 | 210.32% | 59.20% | 21.13% | 68% | 3.21 |
第21回 | 220.09% | 59.20% | 20.90% | 68% | 3.31 |
前回比 | +9.77% | ±0.00% | -0.23% | ±0.0% | +0.10 |
累計 | +117.24% | -49.42% | -66.47% | -11.0% | -3.32 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第16回 | ー | ー |
第17回 | +442.9 pips | +1,776.15 ドル |
第18回 | +103.1 pips | +1,246.53 ドル |
第19回 | +399.5 pips | +1,216.55 ドル |
第20回 | -4.7 pips | +1,251.17 ドル |
第21回 | +241.7 pips | +499.27 ドル |
前回比 | +246.4 pips | -751.90 ドル |
累計 | +1,182.5 pips | +5,986.67 ドル |
また「損益」の成績を見ても分かるように、今回「pips」についてはそうでもないものの、「金額」については、直近数ヶ月間の平均値と比べて半分以下にまで急落。
しかしながら、この “表面上” の「不調」は、実は「成績不振の結果」によるものというよりかは、単純に「取引回数の少なさ」によるものだと言える。
取引履歴を見てみると、前回から今回までの期間で実施された取引は、僅かに「5回」のみ。
一方で、これまで多い時には月に「30回」以上も取引が実行されてきたことを思えば、今回の “急ブレーキ” ぶりについても「然もありなん」と言ったところだろう。
『New EMA Far Apart v3 2020』の月度別成績
2019年 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | ― | ― | ― |
2月 | ― | ― | ― |
3月 | ― | ― | ― |
4月 | +37.03 | +1,246.3 | +1,891.79 |
5月 | +67.26 | +1,814.5 | +4,708.94 |
6月 | +14.32 | +230.5 | +1,676.85 |
7月 | ― | ― | ― |
8月 | +9.09 | +399.5 | +1,216.55 |
9月 | +8.57 | -4.7 | +1,251.17 |
10月 | +3.15 | +241.7 | +499.27 |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +139.42 % | +3,927.8 pips | +11,194.57 USD |
※USD = アメリカドル
ただし、成長の勢いが大きく落ち込みを見せたとは言え、一ヶ月間で「250.0pips」または「500ドル」近い成長を果たしていることは、紛れもない事実だと言える。
また、「プロフィットファクター」の数字についても改善が見られるため、やはり直近における調子は決してそう悪いものではなかったと考えて良さそうだ。
そして前回、他を圧倒するような目覚ましい成長ぶりを発揮し、大きく数字を伸ばすことに成功した「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+(新)」だったが、今回は打って変わって非常に控えめな伸びを見せるにとどまっている。
資産曲線が推移する様子にも、前回から今回にかけての “急発進” からの “急停止” ぶりがありありと見て取れることだろう。
『RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+(新)』の実績
回数 | 通算利益 | 最大DD | 平均月利 | 通算勝率 | PF |
---|---|---|---|---|---|
初レビュー時 | ー | ー | ー | ー | ー |
第18回 | 3.03% | 1.90% | 3.03% | 71% | 4.05 |
第19回 | 9.29% | 2.62% | 3.14% | 64% | 3.00 |
第20回 | 39.87% | 9.80% | 9.03% | 61% | 2.90 |
第21回 | 41.70% | 12.36% | 7.11% | 60% | 2.63 |
前回比 | +1.83% | -2.56% | +1.92% | -1.0% | -0.27 |
累計 | +38.67% | -10.73% | +4.08% | -11.0% | -1.42 |
回数 | 損益(pips) | 損益(金額) |
---|---|---|
初レビュ―時 | ー | ー |
第18回 | ー | ー |
第19回 | +99.9 pips | +314.86 USC |
第20回 | +128.5 pips | +1,539.11 USC |
第21回 | -76.6 pips | +91.87 USC |
前回比 | -205.1 pips | -1,447.24 USC |
累計 | +151.8 pips | +1,945.84 USC |
実際、数字の面から見ても、「通算利益」の数字は前回比で「1.83」ポイント増と、やはりかなり控え目。
さらに、「損益」の成績を見ても、「76.6pips」の赤字または「91.87セント」の黒字を計上するにとどまっており、「絶好調」だった前回や「好調」だった前々回には遠く及ばない成績となっていることが分かる。
『RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+(新)』の月度別成績
2020 | |||
---|---|---|---|
成長率(%) | pips | 金額(USD) | |
1月 | ― | ― | ― |
2月 | ― | ― | ― |
3月 | ― | ― | ― |
4月 | ― | ― | ― |
5月 | ― | ― | ― |
6月 | +3.03 | +162.8 | +152.62 |
7月 | +0.86 | +15.4 | +44.66 |
8月 | +7.80 | +126.0 | +407.88 |
9月 | +24.86 | +87.0 | +1,401.42 |
10月 | +1.31 | -76.6 | +91.87 |
11月 | ― | ― | ― |
12月 | ― | ― | ― |
累計 | +37.86 % | +314.6 pips | +2,098.45 USC |
※USC = アメリカセント
なお、この「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+(新)」に関しても「New EMA Far Apart v3 2020」と同様、直近の期間における取引回数は、それまでの平均と比較すると明らかに少ない。
無論、「前回や前々回ほどに調子が振るわなかった」という単純な理由もあるだろうが、今回の “急ブレーキ” ぶりに関しては、やはり「取引頻度の低下」による影響が大きいと言えそうだ。
旧メイン観察対象:「Default + TDI + TDI Slope + Dynamic」
旧メイン観察対象②:「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+(旧)」
旧サブ観察対象:「Flex Ea SRV1/SRV2/SRV3」
旧サブ観察対象②:「EMA Far Apart Retrace H4(旧)」
今回の総評
繰り返しとなってしまう部分も多いのだが、今回の『Forex Flex EA』の成長ぶりに関しては、前回および前々回と比べると、やはりどうしても全体的に物足りなさの目立つものとなったと言える。
取り立てて大きな問題点や粗があったりした訳ではないものの、サブ観察対象に共通する現象として、「成長の速度が前回までと比べて大なり小なり鈍化している」点を挙げることができるだろう
実際、先に「New EMA Far Apart v3 2020」や「RSix3 CandleSize 75 H4 v4.76+(新)」の項目でも述べたように、直近の期間において実行された取引の回数は、それまでの平均的な水準と比べても明らかに少なくなっている。
元々かなり取引頻度が低いため影響が分かりづらいのだが、先月中には僅か「3回」、今月に至ってはまだ一度も取引が実行されていないというのだから、唯一今回も安定していた「H1 DefaultTDI + Dynamic allCharts」も決して例外ではない。
なお、取引頻度が著しく低下したことの原因については、幾つかの可能性が考えられるだろうが、やはり最も一般的で最もあり得そうな可能性としては、一時的に「市場の動きとロジックが噛み合わなくなった」ことが挙げられるだろう。
元々『Forex Flex EA』が、搭載された「バーチャルトレード」機能により基本的に慎重にエントリーのタイミングを選別するEAであるため、市場の動きが不安定さを増すと、途端にエントリー条件が満たされなくなってしまうことは十分に起こり得ることだと言える。
事実、直近の期間は、米国の大統領選挙が最も加熱していた時期であり、世界的に相場が乱れがちだったことを思うと、むしろ今回の『Forex Flex EA』に関しては、「危険な状況を冷静に見極めて切り抜けてみせた」とも言えそうだ。
いずれにせよその原因や理由が何であれ、「ロジックが陳腐化して勝てなくなってしまった」訳ではない以上、取引頻度が回復しさえすれば、徐々にあるいは一気に調子を取り戻してもおかしくはないだろう。
一日も早い立て直しに熱いエールを送りつつ、まだまだ経過を見守っていくことにしたい。
ランキングに参加しています。応援よろしくお願いします。